おはようございます。

 

marbleです。

 

 

先日生活を変えようと思って、超朝型に変えようと思って、

5時に起きました。

 

新婚当初は5時起きしてたんですけど、いつの間にかまた

ダメダメになってしまいまして(笑

 

根っから夜型の私が「朝活」を始めようと。

 

 

そして、とりあえず読書をすることにしました。

 

その本が

 

  「羊と鋼の森」

 

 

 

です。映画化されて今ちょうど公開されたばっかりですね。

今日はちょこっとこの作品について紹介したいと思います。

 

あ。朝活の数時間で読み切ってしまいました。朝活最高。

 

「羊と鋼の森」のあらすじ

 

原作 宮下奈都

2016年 本屋大賞受賞した作品です。

 

主人公の戸村(とむら)は高校時代、体育館のグランドピアノを調律するために

来ていた調律師、板鳥がピアノを調律する姿を見て、「調律師」という職業があること、

そして、調律されたピアノの音がとても美しく、「森の匂い」を感じたことが忘れられず

調律師という職業に憧れを抱く。

 

高校卒業後、戸村は調律師になるための専門学校に2年間通い、卒業後に板鳥の所属する

楽器店に入ることができた。

 

楽器店のピアノを毎日調律するも、自分が調律したピアノからは、高校時代に感じた

「森の匂い」を感じることができず、どんな音作りをしていったらいいのか、誰のために

調律するのか、どうやったら「森を匂い」を感じることができるのかを模索しながら、

いろんな出会いの中で、新米調律師が成長していく姿を描いた物語です。

 

ちなみに、「羊と鋼の森」のタイトルは、ピアノのハンマーの羊毛フェルト部分、そして

鋼は弦、森は、主人公の戸村くんが初めてピアノの音色に感じた「森の匂い」から

きています。

 

すごく素敵なタイトルですよね。

 

 

調律師志望者が増えるかも!?

 

 

これまで音楽業界に非常に好影響を(笑)もたらした作品として思いつくのは

 

「ロング・バケーション」キムタクと山口智子の月9の大ヒットしたドラマ。

あの頃、楽譜売り場は瀬名くんが弾いた曲の楽譜があふれんばかりでしたし、

実際生徒さんもこれが弾きたい!とそのために習い始めた方もいました。

 

あとは、「のだめカンタービレ」ですね。ガーシュインの「ラプソディ・イン・ブルー」

を弾きたがる子続出。

 

最近では、星野源の「恋」かな。

 

吹奏楽では、「あまちゃんのテーマ」ですかね。

 

あと、もうちょいあったような…。なんだっけかな。

 

とまぁ、音楽系の作品のヒットは、意外とピアノ教室に恩恵をもたらしてくれる

こともありますよね(笑)教える現場にいると、ヒットの大きさを肌で感じます。

 

 

今回の「羊と鋼の森」でフィーチャーされているのは、「調律師」です。

私たちにとってはなくてはならない存在ですが、ピアノに携わらない人にとっては

謎の職業ですよね。そしてなんだかミステリアス。

 

きっと、この作品がヒットした暁には、「調律師」になりたい人が続出するんじゃ

ないでしょうか。

それは業界にとっていいことなのかな? ピアノをたくさん買ってもらわないと

いけないですね^^;

 

 

調律師さんのありがたさ

 

私は、年1で調律してもらっていますが、作品を読んで調律師さん側から見た風景という

のは、また違って面白いなと思いました。

作者の宮下奈都さんは、調律師さんにたくさん取材したそうです。

映画も実際の調律師さんたちが見ても大満足の作品になっているようです。

 

私などは、調律をしている間はまったく見ていないので、映画で調律の仕事というのを

見ることができるのは楽しいなぁと思います。

 

そして、もっと自分のピアノの音色にこだわって「こういう音にできますか?」

なんてリクエストしてもいいのかな、って思いました。

 

というより、置いてある環境と湿度、気温もすごく関係すると思うので、

ピアノだけの問題でもないんですよね。

 

なんか、調律師さんにうんちく語ってもらおうとする先生たちも増えるかも(笑

 

 

私のピアノは441hzで調律してもらっています。

調律後に音を出す瞬間て、新雪のゲレンデを滑るかのようなわくわく感が

ありますよね。

 

あの瞬間がたまらなく大好きです。