磐城壽を手がける鈴木酒造店さんから、本日3月11日発売の『甦る』が届きました。
杜氏であられる鈴木大介さんをはじめ、お米を作られたのも福島県浪江町出身のかたがただそうです。
山形県長井市のNPO法人「レインボープラン市民農場」様と、福島県から長井市に避難した方々が恊働で「絆循環プロジェクト・福幸ファーム」を運営し、彼らが育てたレインボープラン認証米「さわのはな」を原料米に、酒の仕込もお手伝い頂き完成した酒です。いのちの循環を謳うレインボープランにちなみ『甦る』と冠し、被災地と飲み手の方々を繋ぐ酒となることを願い醸しました。
*レインボープラン:長井市内の一般家庭生ごみを回収し堆肥に換え、安心安全な農作物を作る循環型社会を目指した社会的事業
一滴の水 一粒の米が酒になるように
思いやりと心意気の輪は限りなく
「福幸ファーム」村田孝さんから福島県の方々へのメッセージ
2011.3.11の東日本大震災とそれに伴う原発事故により、世界史上類例を見ない複合災害に苦しむ福島県。しかし、そんな痛手を負った福島県人だからこそ、この日本に復興という名の転機をもたらし得るのだと思います。「再生」という意味の名を持つこの酒には「福島県人こそが再生可能エネルギーである」という想いと「とどまる人と離れた人が一つになって共に再生を果たしたい」との強い願いが込められています。前に進むために「甦る。」是非ご賞味下さい。
こちらの『甦る』の売り上げの一部は、各自治体の教育委員会を介し3.11震災により避難している児童生徒の教育活動に充てられるそうです。
横浜の海の上に鈴木酒造店『磐城壽』が登場してから3ヶ月。
(厳密にはメンテナンスや荒天含めお休みがあったので、約2ヶ月。)
羅針盤の描かれた蓋を100個近く開け、お客様にとてもとてもお喜びいただいてきました。
横浜の屋形船屋に届いたこの『甦る』。
私にできることをしていこうと思ってます。
今日が3月11日だからというわけではなく、今までも、これからも、365日。