「あまちゃん」第28回~南部もぐりと春子の交換日記 | 日々のダダ漏れ

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「あまちゃん」 第28回(完全版)
第5週 「おら、先輩が好きだ!」
南部もぐりと春子の交換日記


<高校>
アキ) よし決めた! ゆいちゃん、
 おら、普通科やめで、

 潜水土木科に編入する!
ユイ) え!?
アキ) 種市先輩に教わって、

 潜水士の資格取る。
ユイ) 種市先輩。
アキ) じぇじぇじぇ!
種市) 何か用か?
アキ) えっと、あの…。
ユイ) あ…あの、この子、南部もぐり

 に興味あるんです。ヘルメット潜水

 やってみたいんですって。そうでしょ?
アキ) (頷く)
種市) いいよ。
アキ) じぇ!
種市) 体験実習用のセットあるから、
 ついてこい! ほら!


**********

 

<実習プール>

 

ヘルメット式潜水

体験実習

(学生が3人がかりでアキに

 潜水服を着せている)


磯野) できたな。OK! せーの!
 こっちゃ来(こ)! こっちゃ来!
アキ) え? え?
磯野) こっちゃ来! なっ。

 はいはい。入れ入れ入れ。

(アキにホースを巻きつける磯野)
ユイ) いきなり素人がやって

 危なくないんですか?
磯野) 危ねえから、これ巻いてんの。何
 かあったらこれ引っ張っから大丈夫だ。
種市) 心配すんな。体験実習は、

 浅いプールで潜るから。

(微笑むアキ)
磯野) このホースを伝って、カップに

 空気が入ってくるから。な! これ見て

 こっちこっち。これを頭でこうやって、

 うまく、自分で、空気を抜くように。

 わかった?
アキ) ああ…。
磯野) あのさ、ほかに何か質問ねえか?
アキ) ああ…ああ。
磯野) OK!
アキ) え~と…?


ヘルメットだけで20kg。
潜水服を合わせた総重量が、

なんと70kg。陸上では、

1人じゃ歩けないほどです。

磯野) 空気抜けって。
ユイ) ちょっと、大丈夫なんですか?
磯野) うん。大丈夫だ。

(種市と一緒に潜るアキ)
ユイ) え~? 

 ちょっと大丈夫なんですか?

磯野) うん、大丈夫だ。


でも水中では、
その重さのおかげで、深く潜れるのです。
地上から空気を絶えず送り込んでもらい、
ヘルメットの横に付いた穴から吐き出す。
だから苦しくはありません。


(表の窓から心配そうに見ている

 ユイに、OKと合図を出すアキ)

(水底を歩こうとしてよろけた

 アキに手を差し出す種市)

(笑顔になるアキ)

種市) (ボード) 「くるしくないか?」
アキ) (OKと合図を出すアキ)

ただ、種市先輩と目が合う度に、
ドキドキして、胸が苦しくなります。


(アキが一人浮かんでいく)
磯野) おい! 何だ? 

 おい、おい何だ? 大丈夫か!
 大丈夫か、おい! おい落ち着け。

 落ち着けよ! おい、おい、どうした?
アキ) すいません、

 何か、胸が苦しくて…。
磯野) あたりめえだこの野郎。
 空気抜いてねえべ!
アキ) 空気?
磯野) 自分で抜かねえと、空気が

 たまって体が浮いてくんだよ。

 そしたらおめえ何かあったと思うべ!
アキ) すいません。
磯野) はい。


**********

 

<準備室>
種市) 珍しいな、女子で南部もぐり

 さ興味持つなんて。海好きか?
アキ) はい! ばあちゃんが、海女

 クラブの会長で、海さ潜りたくて、

 東京から転校してきたんです。
種市) じぇじぇっ! 東京から? 

 えれえなまってんな。
アキ) はい、海女のおばちゃん

 たちとばっかりしゃってっから。
種市) ああ、

 袖が浜はなまりきついもんな。
アキ) 先輩は、

 なして潜ろうと思ったんですか?
種市) ずぶんは、先祖が南部もぐりの家

 系で、じいちゃんまだ現役で、真冬でも

 潜ってんだ。親は大学さ行けって反対

 したけど、ずぶんは勉強好きでねえし、

 海で育ったからな。
アキ) 東京さ、就職するんですか?
種市) んだ。羽田空港新滑走路

 拡張工事さやるんだ。
アキ) 羽田の?
種市) 国際線が入るから、滑走路

 延ばすんだと。その土台造りだ。
アキ) へえ~!
種市) 潜水士が潜って、石積み上げん

 のさ。なんぼ技術が進歩しても、基礎

 工事は人間が潜ってやんねばなんね

 え。そういう仕事に、ずぶんは、誇りを

 感じてんだ。
アキ) かっけえ~!
種市) かっけえが?
アキ) 自分の事、

 「ずぶん」って言うんですね。
種市) あ?
アキ) ああ、すいません。
種市) で、ずぶん、そろそろ帰る。

 あ…。
アキ) エヘヘ!
種市) 気ぃ付けて帰れよ。

(微笑み、種市を見送るアキ)


**********

 

<駅舎>
アキ) あ、ユイちゃん!
 どうしたの? 怖い顔して。
ユイ) (ため息)

 これ、兄貴から渡せって頼まれた。

(回想)
ヒロシ) これ、アキちゃんに渡して。
ユイ) え?
ヒロシ) ほら、中見んなよ。
ユイ) 見なくてもわかるよ

 これどう見ても。え!?
ヒロシ) うるせえな。

 

(ユイの手にハートの

 シールがついた封筒)
アキ) 何で、

 そんなにはじっこ持ってるの?
ユイ) だって嫌じゃん。親友に

 兄貴からのラブレター渡すなんて。
アキ) ラブレター!?
ユイ) うん。久しぶりにメールしてきた

 と思ったら…。あ~嫌だ! 大丈夫! 
 こんなの読まなくていいから! 

(ごみ箱に手紙を投げ捨てるユイ)

アキ) ちょっと…。
ユイ) 行こう行こう行こう行こう。
アキ) え? え?
ユイ) あ~!

(立ち去るユイとアキ)

(盗み聞きをしていた吉田が、

 ゴミ箱をあさり、ユイが捨てた

 ラブレターを取り出す)
吉田) 読むよね~!

(ユイが戻ってくる)
ユイ) う~!
(手紙を奪うユイ)
吉田) すんません。
ユイ) ごめんね、
 兄貴には直接渡せって言っとくから。


**********

 

<スナック梨明日>
吉田) という訳で、

 中身は確認できませんでしたが、
 足立の野郎、諦めてないですね。
菅原) いや母親としては

 これ気が気じゃないでしょ。
春子) まあね、

 でもあの子いい子だからね。
大吉) ちょっと…

 この間は大反対してたべ。

(回想)
ヒロシ) アキちゃんと…。
春子) 駄目! 絶対駄目! ありえない、
 絶対駄目! 金輪際駄目~!


春子) え? そんな事言ったっけ?
大吉) 言ったよね? 弥生さん。
弥生) 言った言った! 

 ケチョンケチョンだったべ!
春子) 嘘嘘! 

 だって反対する理由ないじゃん。

(回想)
春子) ヒロシ君じゃ、

 アキを幸せにできないからよ。

春子) …あら? 

 ちょっと思い出してきた。

 言ったね、私ね。でももう気が変わ

 ったのよ。何か最近アキ、変に

 人気が出てきちゃったじゃない?
大吉) まあ、海女のアキちゃんと

 いえば北鉄のユイちゃんと並ん

 で観光二枚看板だからな。
春子) だから勘違いしたり、
 変な虫がつくぐらいだったらさ。
菅原) いやいや、

 足立君も相当変な虫だよ。
春子) 昨日あんなに褒めてたじゃん。
菅原) 昨日はほら、お父さんが

 いたから。ろくなもんでねえべ。

 女子高生にラブレターなんて。
大吉) うん。
春子) あっ、ラブレターで

 思い出しちゃった。
大吉) うん?
春子) 交換日記持ってきたの。
菅原) じぇ! ちょっとやめて! あ!
菅原) 先輩! 吉田! 

 何だこの連携プレーは?
吉田) 読んじゃって下さい、駅長!
春子) 高校時代にね、交換日記

 やってたの、菅原君と3日間だけ。
弥生) じぇじぇじぇ!
大吉) 「春ちゃんへ。今日から交換日記

 を始めます。付き合ってるわけでもな

 のにこんなのヘンだって思うかもし

 ないけど、僕は気にしない。男女の

 にだって友情は成立するよね」。
菅原) 先輩やめて!
大吉) 「なんでも好きなこと書いてね」

 だそうです!
弥生) で…それに対して春ちゃんは?
 「髪を切った私に、違う人みたいと…
 アナタは少し照れたよう…」。

 あ…あれ?
吉田) 歌詞ですね。
大吉) んだ、松田聖子の「夏の扉」だな。
春子) 「なんでも好きなこと書け」

 っていうからさ。
大吉) 「春ちゃんへ。僕も松田聖子

 大好きです。でも春ちゃんの方が

 かわいいと思います」。
菅原) もう死んでしまえばいいのに俺。
大吉) それに対して春ちゃんは?
弥生) どれどれ?
菅原) 何で弥生さんが読むの~?
弥生) 「紅茶のおいしい喫茶店」。
吉田) 柏原よしえだ!
大吉) よっぽど書く事ねがったんだな。
大吉) 春子ちゃんへ」。
菅原) 先輩。もうやめませんか!
 悲しくなるだけだから!
大吉) 「涙のリクエスト、

 最後のリクエスト」。
吉田) あ~あ、

 菅原さんも歌詞書いちゃった。
大吉) そしてついに、最後の日記です。
弥生) 「ラヴ・イズ・オーヴァー」!
春子) ごめんね、

 持ってこなきゃよかったね。
菅原) もう、遅いべ。
大吉) 菅原は、足立君の事とやかく言う

 資格ねえっていうのがよ~くわかった。
吉田) そうですね。
大吉) でもまあこの大事な時期にスキ

 ャンダルはちょっと困んるんでねえか?
春子) 何それ、芸能人じゃあるまいし。
吉田) いや、ネットユーザーにとって、

 アキちゃんユイちゃんは、

 芸能人と一緒ですよ。
春子) そっか、そうなるんだ。
大吉) だからまあ、できれば当分の間、
 恋愛のほうは控えてもらって。
菅原) 足立君には

 それとなく注意しとくか。
弥生) ♪「 ラヴ・イズ・オーヴァー」
春子) うるさいよ弥生さん。


**********

 

<天野家>

ラジカセ) ♪(「君に、胸キュン。」)
アキ) ずぶん…。エヘヘヘ! 自分…。

恋をしてからアキは、
春子の隠し部屋に入り浸っていました。


アキ) キュン。

(アキの妄想)

(プールの中で向かい合うアキと種市)



アキ) 好きです。
種市) 自分も。

(目を閉じ、顔を近づける2人)

(ヘルメットが」ぶつかり合う)




(浮かぶアキ)
磯野) 今度は何よ! いい加減慣れてよ!

アキ) ああ、うう…。
(ノック)
春子) 入るよ。
(ベッドに寝ているアキ)
春子) あれ? 

(うなされる声)

春子) 何うなされてんの?
(交換日記を机に戻そうとして、

 アキの転科願書を見つける) 
春子) 何? これ。アキ。

(アキの夢)
磯野) 何なのよ!


春子) 起きなさいアキ!
アキ) う~ん。
春子) アキほら! うなされてる場合

 じゃない! はい、はい! 起きて!
アキ) うん?


**********

 

<居間>
春子) ちょっとこれ、これ、

 何これ、どういう事?
夏) 何だよ~。

 こんな夜中におっきな声出して。
春子) いいからお母さん

 黙っててくんない! ほら早く!
アキ) あのね、普通科から、

 潜水土木科に編入しようと思うの。
春子) 潜水土木科?
アキ) そう。潜水服着て、海に潜って…。
春子) 南部もぐりでしょ、それ。
アキ) 知ってんだ。
春子) あったりまえじゃん。ママ

 だって北高の卒業生なんだから。
夏) 卒業してねえべ。
春子) ちょっとお母さん、黙ってて

 くんない? ちょっと。ちょっと、何

 これ? 本当わかんないんだけど。

 何で、潜水土木科に?
アキ) 潜りでえがら。
春子) はあ?
アキ) 温水プールがあるから、一年中

 潜れるんだって。あ…海女は海女で、

 続けるよ。夏場は海女やって、それ

 以外は、南部もぐりやりでえ。
春子) アキ、ねえ…。
アキ) …ていうかもう決めてきた。
 親御さんがOKなら、

 明日からでも来いって。
春子) 知ってたの?
夏) まあな。
春子) 「まあな」じゃなくて!
夏) ああ、もうもう。母ちゃんと相談

 して決めろって言っただけだ!
春子) 相談ってちょっと! あ~あ…
 逃げたよまた。本当にやりたいの? 

 南部もぐり。
アキ) (頷く)


アキの決意の固さは、
その目を見ればわかりました。
それにしても、海女の次は潜水士、
全く目が離せない子です。


**********

アキがわかりやすく恋してる感じが可愛く

て可愛くて。素直にまっすぐに、「好き」っ

て全身で言ってるようで、これが「一目惚

れ」ってことだと、思いっきりわかるところ

がすごくいい。ヒロシ・父の話から、ヒロシ

は22、23のはずなので、アキから見れば、

ヒロシはおじさんとは言わないものの、対

象外だと思うし、菅原の言ったとおり「女

子高生にラブレター」とか、「女子高生に

告白」だなんて、ロクでもない男だと思っ

ていたので、アキぐらいの対応で十分!

てか、もっとはっきり振らないと! 現に、

ヒロシは全然懲りてないし、まったくあき

らめてないし。ユイが気持ち悪そうな気

持ちもわかるし、眼中にない男の存在が、

ひたすら鬱陶しい気持ちもわかる。

まさか中身が明かされるとは思っていな

かった、交換日記。でも、女ってやっちゃ

うよね~こういうこと。「死んでしまえば

いいのに、オレ~」のセリフが今日の一

番のツボだった。いや~男女の友情うん

ぬんとか、言ってしまう年頃だってことも、

わかる、わかるよ菅原君と頭をポンポン

してあげたくなったもの。時代を表わす

歌の歌詞で、春子と菅原の短すぎる交

換日記の全てを語ってしまうなんて(爆)

アキと種市先輩の恋は実るのか…なん

てことより、恋に恋するアキのボケをず

っと見ていたいと思うのは、アキが「キ

ュン♪キュン♪」するたびに、つられて、

種市先輩がカッケー男に見えてきて、

観ているこちらもキュンキュンしてくるし、

恋するアキは、やることなすこと、ぜん

ぶが面白すぎるから~(*^。^*)


2015年の再放送時の感想はこちら↓
あまちゃん日記(28)~第5週「おら、先輩が好きだ!」
 

2023年の再放送時の感想はこちら↓
第28回~第5週「おら、先輩が好きだ!」

 

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