プレミアムよるドラマ「ふれなばおちん」第8回(最終回)~ 恋と愛とは違う | 日々のダダ漏れ

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プレミアムよるドラマ
「ふれなばおちん」



第8回~「
恋と愛とは違う
 
龍(成田凌)から一緒に福岡へ行こうと言われ
る夏(長谷川京子)。家族をとるか、龍との愛
をとるか。決断を迫られた夏は、龍のオーディ
ション会場へと向かう。オーディションが進み、
龍の番になる。すると龍は、夏に目を向け、芝
居のせりふに託して、自分の夏への思いを告
げた。そして、オーディションが終わり、二人き
りになった夏と龍。しばし沈黙が続き、夏は龍
に自分の決意を語ろうと顔を向けた…。2人が
選んだこの純愛の行方とは――。

**********
 
龍) 俺、来月、福岡に行くんです。
夏) 福岡?
龍) 一緒に行こう。気持ち決めてきて。
  オーディションが終わったあと、
  返事聞かせて下さい。


**********

夏) お父さん、もう出るの?
義行) ああ。朝いちで客来るの忘れてた。
    行ってくる。
夏) お父さん。
義行) ん?
夏) ありがとね。
義行) え?
夏) この間。助けてくれて。
義行) ハハハ、何だよ、今頃。じゃあね。
夏) うん。行ってらっしゃい。
義行) 行ってきます。
優美香) 何よ、ありがとうって。
夏) お父さんね、こないだすっごく
  かっこよかったのよ。
優美香) ああ、パート辞めた時?
夏) うん。
優美香) え~? 想像つかないな。
真樹夫) 普段ぬぼ~っとしてるもんね。
優美香) あんたに言われたくないと思うよ。
     早く食べなさいよ。
夏) ねえ、優美香。
優美香) ん?
夏) 日曜日…ちょっと出かけてもいいかな。
優美香) 日曜?
夏) うん。どうしても行かなきゃいけないの。
優美香) うん。いいよ。


恋愛ってひとくくりに言うの、
間違ってる気がする。

恋と愛は、違う。


**********

加山) オーディションといっても、ふだんの
    キャラクターを見たいんで、芝居はし
    てもらいません。
信田) 話した感じとか、空気感で選びますか
    ら。申し訳ないけど、そこは、相性なん
    で。ダメでも、恨まないで下さいね。
シゲ) 大丈夫。
    劇団の公演は向こうでもやるから。
    テレビはほら、
    向き不向きがあるじゃない。なっ。


**********

加山) じゃあ、俳優を始めた頃は、割とすぐ、
    チャンスをつかんだんですね。
龍) そうですね。でもそのあとすぐ、自滅し
  ちゃいまして。主演女優好きになって。
シゲ) なに、その面白そうな話。
龍) 俺19で、若い取り立て屋の役をやって。
   青柳っていう。
信田) 旅館の若女将の話でね。青柳は、取り
    立て屋のくせに、その若女将にベタぼれ
    な訳ですよ。10歳も年上の、優しくて頑
    張り屋の、若女将にね。
龍) その女優さん本人も、甘えないし、ブレ
  ないし、すてきな人で。本当に好きになっ
  ちゃって。…で、ある回で、ついに青柳が
  若女将に告白するシーンがあって。
  もらった本にあって。
加山) マジですか?
龍) す~げえいいセリフがあって。勘違いし
  た青柳が、かっこつけて言う、バカだけど、
  本気のやつ。…で俺「うわ、青柳回来た」
  つってテンション上がって、めちゃくちゃ練
  習して。もう下手になるぐらい練習して。
信田) いやいや、
    もともと下手だったんだってば。
龍) 分かってますよ。だから…言えなくなっ
  ちゃって。本気で好きになった人の前で、
  NG20回…30回ぐらいやりましたっけ?
信田) あれ、あのセリフ何て言ったっけな。
    30回も現場で聞いてたのに、
    忘れちゃった。

(客席にいる夏に視線を向ける龍)
龍) 俺はあなたを幸せにできないけど、
  あなたは俺を幸せにする。
  あなたのいない人生なんか…いらない。
夏) (涙)
龍) …とまあ、こういう感じ。
加山) こりゃきついわ。言えないわ。
龍) 青柳バカっすからね。
加山) アハハハ、きっついな。

(会場を後にする夏)

**********

龍) 夏さん。気持ち、決まりました?
夏) はい。
龍) うん。
夏) 私…。
龍) 売れるって。今の俺なら逆に売れる。
  地方で知名度上げて、東京でブレーク
  する可能性もあるって。
夏) そうね。きっとうまくいくと思う。
龍) うん。だから、夏さん…。これでおしまい。
  いや、考えてみたら、これからって時にワケ
  ありの女連れていく事なくない? ねえ。
夏) そうよね。
  人気商売だし、大事よ、そういうの。
龍) すいませんね、いい加減で。
夏) ううん。
  お芝居に専念するって事だから。
龍) あっ、そう言えばいいんですね。
  じゃあ、そういう事にします。
夏) 本当、調子がいいんだか…。

(夏を抱き寄せる龍)
龍) 全部忘れる。あなたの…。全部。
(去って行く龍)
夏) (泣) 嘘がつけないって言ったじゃない。
  私といると嘘がつけないって。(泣)
  泣くな。バカね。


**********

義行) あれ…あれどこいった?
    佐伯君ちの鍵。引っ越しのあと、
    預かってた。明日会社に返すんだよ。
夏) そこ。そこのボードに掛かってる。
義行) あ~。あれ? これ3つなかったっけ?
    最初っから2つだった?
夏) ……。


**********

みどり) あっ、課長。すいません。
     来週、有給もらいたいんですけど。
義行) 有給? 珍しいね、若林さんが休むの。
みどり) 見送りに行きたくて。
義行) あ~佐伯君? 彼まだこっちにいるの?
    何か急に引っ越したからさ。
みどり) 劇団の仲間のとこにいます。壮行会
     もこれからだし。奥さんと優美香ちゃ
     んたちにもお願いしてます。課長も来
     て下さいよ。
義行) 若林さんは一緒に行ったりしないの?
みどり) 福岡に? 仕事辞めて? まさか。
義行) 劇団の手伝い楽しそうにしてたじゃない。
みどり) 「俺と一緒に行ってくれ」って言われた
     ら、行ってましたけどね。残念ながら、
     私じゃなかった。だったら行けませんよ。


**********

女性) すみません、上条課長。
義行) はいはい。
女性) えっと…先日返却された社宅の鍵なん
    ですけど。やはりもともと3本お渡しして
    たみたいなんですよ。
義行) えっ? じゃあ1本まだ…。


**********

(佐伯の部屋から出てきて、鍵
を閉める夏を見かける義行)

**********

優美香) ねえ、これお父さんは行かないの?
義行) ああ…真樹夫も行くの?
真樹夫) うん、行くよ。何かいろんなもの
     食べられるんだって。
義行) お父さん、
    その日仕事入っちゃったんだよな。
優美香) 頂きます。
義行) よろしく伝えといて。
夏) うん。


**********

龍) 大丈夫? 退屈してない?
優美香) はい、楽しいです。
     皆さん、おもしろいですね。
龍) お酒入ってるからね。
  真樹夫君、食べてる?
真樹夫) はい。
優美香) すいません。
     急に母、来られなくなって。
龍) あっ。
真樹夫) 熱出ちゃったんだって。
龍) そっか。じゃあ、しょうがないね。


**********

(龍のいた部屋の床に仰向けになる夏)
夏) (ため息)
  ダメだ、こんなんじゃ。行かなきゃ。

(ドアを開けると目の前に立っている龍)
夏) 何で?
龍) そっちこそ空っぽの部屋で何してんの?
夏) ……。
龍) どうしたの?
夏) おかしいでしょ? ずっとなのよ。
  あなたがいなくなってから。
  部屋に入り込んで、ただ座ってるの、毎日。
  私、鍵まで盗んで。
龍) たまらない。そういう事できんじゃん。
夏) 女だから。
龍) そう言ったでしょ。最初に。

(キスしようとする龍を払いのける夏)
夏) ちょっと! 違う。
  違う、そういうんじゃないの。
  違うんだってば。やめてよ。
龍) あのさ、本当怒るよ。
夏) 好きになったから…。
  ちゃんと言えばよかったって。
  あなたのように、気持ちちゃんと
  伝えればよかったって。
  だって言わないのはずるい。
  私…。あなたの事が好きになりました。
  でも私の好きっていう気持ちの、その先
  にある事は、どんな事があってもダメで。
  だったら、私は、この気持ちを胸の中に
  押し込んで…。絶対にしまっておかなき
  ゃいけなかった。でもできませんでした。
  離れてしまう前に、伝えたい事がいっぱ
  いあるんです。あの橋の下で、何も言え
  ずに別れてから、あなたに話したい事が、
  泡みたいにどんどん膨らんで。
  頭ん中パンパンになって…。
  芝居、頑張って下さいね。
  もう一度チャンスが来て本当によかった。
  あなたなら、きっとたくさんの人に
  好かれて、認められます。
  ず~っと応援してます。
  あと…体には気を付けて。
  若いっていっても、
  役者さんは体が資本だから。
  年を取るのは早いよ。
  福岡は、お酒がおいしいだろうけど
  飲み過ぎないで。
  女の人とは、ちゃんと付き合って。
  すてきな人を見つけてね。あと…。
龍) まだあんの?
夏) 青柳のセリフ…最高だった。
  あなたの口から聞けてうれしかった。
  ありがとう。
  いろんな思いさせてくれて。
  苦しかったけど…
  でも、やっぱり好きっていう気持ちは、
  胸の中にほんの小さくあるだけで、
  信じられないくらい熱くって…。
  あなたは私を…。幸せにしてくれました。

(夏を抱きしめる龍)
夏) どうかお元気で。
龍) (泣)

(携帯の呼び出し音)
電・龍) はい。
電・みどり) 佐伯君? 今社宅?
       奥さんと一緒?
電・龍) えっ? そうですけど。何で?
電・みどり) 課長がそっちに行く。
       多分もう行ってる。
電・龍) えっ?
電・みどり) 優美香ちゃんに電話があったの。
       お母さんは来てないって言ったら、
       あなたの事聞かれて。いないって
       言ったら急に電話が切れたって。


**********

龍) 課長が来る。
夏) 何で?
龍) 早く。

(チャイム)
(ベランダに夏を追いやる龍)
龍) 出てくんなよ、何があっても。
(チャイム)

**********

龍) えっ…どうしたんですか、課長。
義行) どこに隠した!
龍) 何をですか?
義行) うちのをどこに隠した?
龍) ちょっと勘弁して下さいよ。何を…。
義行) 甘く見るんじゃないよ!
龍) 何をですか!
義行) 俺たちをだよ!

(龍を殴る義行)
義行) たとえお前とどうこうなってもな、
    絶対あいつはお前を選ばないし、
    俺はあいつを渡さない!
龍) フフッ。
義行) 何がおかしいんだ!
    陰でコソコソやってて楽しいのか!
龍) 何か勘違いしてますよ、課長。
  課長言ったじゃないですか。
  奥さんの事そんな事できる人じゃないって。
  何もないですよ! いや、俺の方はありまし
  たよ、正直言うと。でも奥さんの方は全然。
  あの人の頭の中にはいつでもあなたが
  いて、子どもたちがいて、絶対消えない!
  あの人は家族のもので、俺にはどうする
  事もできない。悔しかったっすよ。
  何で信じてやんないんすか?
  俺には渡さないって自信あるんでしょ?
  だったら信じろよ! 1本、ポストの中に
  入れっ放しだったの思い出したんすよ。
  後でお宅のポストに入れておきます。
  いろいろお世話になりました。
義行) 顔、大丈夫かな。
龍) いえ、こんなの。
義行) 本当に…悪かった。すまん。元気で。
龍) はい。


**********

(携帯の呼び出し音)
龍) 出て。精一杯嘘ついて…。
  最後まで守れ!
電・夏) もしもし。お父さん? どうしたの?
    今? うん。体調よくなったから、優美
    香たち迎えに行くついでに、ご挨拶に
    行こうかと思って向かってるとこ。うん。

(鍵を床に置いて出て行く龍)
(ドアの開閉音)
電・夏) お土産買ってたら遅くなっちゃって。
    お父さんは? まだ会社?
    今日は遅いの?


**********

夏) 離婚…するの?
莉絵) 良の親権を争ってるから、
    まだ調停中だけど…多分負ける。
夏) いいの?
莉絵) よくはないけど、私が選んだ事だから。
    そっちは? 平穏無事なんでしょ?
    なのに元気ないね。
夏) どうしてだろうね。
莉絵) 泣いてないからよ。
    思いっきり、泣いてないから。
夏) でも、私に泣く権利なんてないよ。
莉絵) そんな事ないよ。恋をしたんだから。
    恋をして、それをなくしたんだから。
    泣いていいのよ、思いっきり。
    …っていうか泣かなきゃダメよ。
夏) (泣)

(夏を抱きしめる莉絵)

**********

やっぱり、恋と愛は違う。

私の短い恋は、
2人だけで会った夜が2回。
キスが、2回。
数を数えると、たったそれだけ。
たとえどこかでまた巡り会ったとしても、
その時はもう、
お互いを思う事はないんだろう。
でもきっと、甘い記憶や、
小さな熱の痛みは消える事なく、
体に残る。恋って、そういうものだ。


**********

電・夏) もしもし? 若林さん、どうしたの?
電・みどり) 今、福岡の病院から連絡が
       あって、佐伯君…。

(崩れ落ちる夏)
電・みどり) もしもし。
       夏さん? 大丈夫ですか?
       夏さん? もしもし。


(回想)
龍) あなたのいない人生なんか…。
  いらない。


**********

まずはドラマ単体として原作と比較せずに見た、
ドラマ版「ふれなばおちん」最終回の感想を…。

最後の電話のシーンを除けば、このドラマ設定
としては上手にまとめたと思う。十分、胸キュン
できたし、義行も、龍も、どちらもいい男にとして
描かれていた。龍も、夏も、ひたすら絵になるし。
原作を踏まえた駄目出しは後にするとして…よ
かったセリフと感じたことをつらつら書いてみる。
 
俺はあなたを幸せにできないけど、
あなたは俺を幸せにする。
あなたのいない人生なんか…いらない。

こんなセリフ、惚れた男に見つめられながら言
われたら、そこからヒロイン妄想にどっぷりつ
かって、夢の世界から帰れなくなってしまう…。
これ、夏の中の人がハセキョーだから、こんな
セリフを言われても似合うというか…平気でい
られるのねと思うけど…普通の主婦なら瞬殺。
ちょっと大人になった龍の突き放し、下手な嘘
がなかったら、夏も、かなりヤバかったはず…。
 
泣くな。バカね。
 
そう、強く自分に言い聞かせた夏に…泣けた。
そうすべき事、そうした方がいい事なんて、最
初から分かっている事。それでも揺らぐ。分か
っていても、心が勝手に望んでしまう事はある。
龍の方は、言いたい事をセリフに乗せて言え
たし、夏を抱きしめてカッコよく終わらせたけど、
あの状態で置いていかれる方は、つら過ぎる。
自分だけズルいよ龍! 夏だって伝えたい事は
たくさんあるのに…。という、消化不良だった夏
の気持ちを、龍にちゃんと伝えられてよかった。
 
私…。あなたの事が好きになりました。
でも私の好きっていう気持ちの、その先
にある事は、どんな事があってもダメで。
だったら、私は、この気持ちを胸の中に
押し込んで…。絶対にしまっておかなき
ゃいけなかった。でもできませんでした。
 
この、好きっていう気持ちの先にいくのが簡単
すぎる今、どんな事があってもダメと思える夏
の真面目さこそが、このお話の肝。大人の恋
は、身体の関係になるよりも、ならないほうが、
するより、しないほうがずっと難しい。できない
というよりは、できるのにしない、というほうが。

プラトニックのほうが偉いとか、そういう事では
なくて、恋よりも大事な愛が…絶対に傷つけた
くない人がいるという、人生における優先順位
が、はっきりしているという事なんだろうと思う。
夫はともかく、子供たちは絶対に守りたいと…。

ありがとう。
いろんな思いさせてくれて。
苦しかったけど…
でも、やっぱり好きっていう気持ちは、
胸の中にほんの小さくあるだけで、
信じられないくらい熱くって…。
あなたは私を…。幸せにしてくれました。

もう恋なんて、自分の人生には無縁だと思って
いて、自分が異性として見られる可能性もない
と思っていたのに、思いがけず、誰かを好きに
なってしまったら…。誰かに好きになってもらえ
たら…。忘れていた恋の痛みに苦しみながらも、
切なさを思い出せた幸せに泣いてしまいそうだ。
思いがけない恋の思い出は、きっと宝物になる。
 
たとえお前とどうこうなってもな、
絶対あいつはお前を選ばないし、
俺はあいつを渡さない!

義行のこのセリフは、何も無かったことを信じる
というより、
何かがあったとしても、家族を選ぶ、
自分を選ぶ事を信じるという事はできる、という
事なのかもしれないと思った。間違いや、揺らぐ
事は誰にでも起こり得ること。それでも、優先順
位を間違える事はないと、信じられるのだろうと。

恋と愛は、違う。

そう、恋と愛は…違う。夏の、龍への思いは恋。
龍の夏への思いも、恋。恋は熱病のようなもの。
熱いし、苦しいし、狂おしいもの。だから切ない。
けれども、それが愛ではなくても、想いは…恋
は、本物だから。想う気持ちは誰にも止められ
ない。恋した記憶は、誰にも消せはしないのだ。

そして愛は時間をかけて育てるもの。育つもの。
恋には一瞬で落ちる。一瞬で燃え上がる。恋と
愛は違う。でも…恋も、続けばいずれ、愛になる。

最後の別れの後、原作での龍のセリフはこう。

恋だった。んで愛に負けた。

龍との恋も、続いていけば、愛になったかもしれ
ない。だから…そうならないように、終わりはもう、
二度と会えない2人にしなければならなかった。
もし恋が愛になったら…2人はもう離れられない。

ドラマが原作どおりの終わりにするのか、そこが
一番気になるところだった。ヒロイン夏が、綺麗
すぎる、お相手の龍が若すぎるという、設定とし
てとても重要な要素が原作とは違っていたので、
これは別もののドラマだと、そう思うようにしてき
たのだけれど…。最後の最後に、半端に、原作
通りにしてしまったのが本当に残念。ドラマのテ
イストでは、最後はないほうがよかった。なぜな
ら、原作よりずっと、ドラマの二人の関係は浅か
ったから。あのひと夏の恋のような関係なら、龍
が沖縄に行く事で離れ離れになった、というだけ
でもよかったと思う。しかも、あの電話がまた…
中途半端というか、視聴者の脳内補完に頼り過
ぎ。あれじゃ、余韻も何もあったもんじゃない…。
せっかくいい感じにまとめたのに…余計な事を。
…というのが、正直な感想。ドラマとしては、ラス
トは原作と変えて欲しかった。漫画のように深く
は描けていないんだから。別ものなんだから…。

最終回を見てから、原作を読み返したのだけれ
ど…。
やはり…11巻もあるお話を、1話30分、し
かも、たった8話で完結させるのは無理がある!
原作の良さをいかすには、やっぱり夏がきれい
すぎた。きれいじゃないから、普通の、パッとしな
い主婦の恋だからこそ…
切ない恋になったのに。
龍くんは原作とは違うけど、ドラマとしては合格!
若いのに頑張った!と思う。あの若さを利用して、
原作とは違う終わり方にすればよかったのに…。

本当に、あの最後がなければ、別ものドラマとし
て合格点をあげられたのに…。期待が大きかっ
ただけに、とても残念。DVD化する時に、あの最
後はなかった事にしてしまえばいいのにと思う。
ドラマに心惹かれて、原作を未読の方は、ぜひ、
漫画原作を読んでほしい。とても、切ないから…。


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