「べっぴんさん」第129回~嫁入り・・・だが同居は断るさくら、そして3年の巻 | 日々のダダ漏れ

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「べっぴんさん」 第129回
第23週 「あいを継ぐもの」
嫁に行き・・・だが同居は断るさくら、そして3年の巻


すみれ) あら、お義父様。
五郎) ハッハッハ…
   早く着いたから、歩いてきたよ。
すみれ) そうですか。ご無沙汰しております。
紀夫) 父さん。
五郎) お~。紀夫、元気そうじゃないか。
紀夫) ええ、父さんも元気そうで。どうぞ。
五郎) ああ。
紀夫) 迎えに行こうと思ってたのに…。
五郎) 年より扱いするな! ハッハッハ…。


**********

五郎) どうしたんだ? 急に話があるって。
   何があったんだ?
紀夫) ああ、いや…。まあ、そんな大した
   事やないんですけど。ちょっと、聞い
   ておきたい事があって。
五郎) 何だ?
紀夫) 僕を、婿に、出した時の事なんやが。
   その時の話をちょっと、
   聞かせてもらえたら思うて。
五郎) うん…。
紀夫) 覚えてますか?
五郎) わしらの事を、恨んでるのか?
紀夫) えっ…ま…まさか! 恨みなんてそんな、
   一つも…これっぽっちもありません。
   何言うてるんですか。僕は、これまでも
   幸せやったし、今も幸せです。
五郎) そうかそうか。いくつになっても、一番
   嬉しいのは、子供が幸せな事だからな。
   母さんとわしはなぁ、すみれさんと紀夫が、
   うまくいきますようにと祈っとったんだ。
紀夫) い…祈る…? どういう…?
五郎) 紀夫の初恋の人だろ? すみれさんは。
紀夫) えっ、な…な…何で知ってるんですか!
五郎) 何だ、知らなかったと思ってるのか?
   ハッハッハッハ…!
   すみれさん、すみれさん!
すみれ) は~い!
紀夫) 余計な事言わんといて下さい。

(席に座るすみれ)
五郎) 何でこんな話を、
   急にしたくなったんだ?
紀夫) ああ…いや~実は、さくらが、
   結婚したいと言うてるんです。
五郎) ああ…!
紀夫) ただ…。父さんにも、母さんにも、いろ
   んな思いがあって。坂東のお義父さんに
   も、僕は約束をしました。坂東の家を、継
   ぐという事を…。そやから、さくらには、
   婿を取ってもらわんと、困るんです。
五郎) ああ、なるほど…。わしは思うんだが、
   家を継ぐっていうのは、何だろうな?
紀夫) ん?
五郎) 名字が変わっても、紀夫という、大事
   な息子は今ここにいる。生きている。
   紀夫が生きているという事は、これまで、
   命をつないで下さったご先祖様がいるか
   らだ。長い長い歴史の中、何事も形を変
   えていく。それでも、思いだけは…。思い
   というのは、形を変えて引き継がれてい
   いくもんじゃないのか?


**********

(五十八やはなの写真を見ている紀夫)

紀夫) もう、坂東営業部という、名前はな
   いけど。お義父さんの信念や、思いは、
   オライオンにある。もちろん、僕らの
   中にも。
すみれ) そうね。

(お茶を飲むすみれと紀夫)

**********

君枝) 話というのは…?
紀夫) ええ。二人の、結婚の事なんですが…。
   さくら。嫁に行きなさい。
さくら) えっ?
君枝) ほんまに…?
紀夫) はい。ただ、知っておいてほしい。
   坂東の家の事や。
さくら) はい。
すみれ) お母さんが幼い頃に、
    トク子おばあ様から聞いたお話よ。


(回想)
トク子) すみれのお父さんはな、次男坊や
    っただけに、理不尽な思いしてな。
    一人で、大阪に出てきて、ここまで
    頑張ってきたんや。


すみれ) 晩年は、仲直りしたけれど。昔、おじ
    じい様と、近江の長太郎伯父様との間
    に、いろいろあって。おじい様は、たった
    一人で、家を飛び出したんやって。体の
    弱かったおばあ様も、そんなおじい様を
    一生懸命に支えてね…。おばあ様が、
    近江から送った品を、おじい様が、大阪
    で売る。そうやって、今のオライオンの
    前身の、坂東営業部という会社を作り上
    げたの。そんな、おじい様とおばあ様の
    頑張りが、坂東家の始まりなのよ。
紀夫) そんな中、お母さんと、ゆり伯母さんが
   生まれて、そして、さくらが生まれたんや。
すみれ) 戦争という、つらい経験をしたけれど、
    私たちは今、こうして、ここにいる。

(さくらの手を握るすみれ)
すみれ) おじい様とおばあ様の思いだけは、
    引き継いでね。さくら。
さくら) はい。
紀夫) さくらを、よろしくお願い致します。
すみれ) よろしくお願い致します。

(君枝たちに頭を下げる紀夫とすみれ)
君枝) はい。ありがとうございます。

**********

大島) ああ、それはそれは…。
   いや、おめでとうございます。
小山) おめでとうございます。
さくら・健太郎) ありがとうございます。
紀夫) ありがとうございます。
大島) まあ、座って。
紀夫) できましたら、大島会長に、
   仲人をお願いしたいのですが。
   いかがでしょうか?
大島) 喜んで! 家内も、喜ぶと思いますよ。
紀夫) ありがとうございます。
大島) 健太郎君。
健太郎) はい。
大島) さくらちゃんの
   名前の由来を聞いた事は?
健太郎) あ…いえ。
大島) 名前は、親が子供に最初に贈る、
   プレゼントなんだ。
健太郎) そうですね…。さくらの名前の
    由来、お聞きしてもいいですか?
紀夫) ああ。すみれの、お母さんの名前が、
   はなさんやったんや。
すみれ) そう。そやから、お姉ちゃんが
    ゆりで、私がすみれ。二人とも、
    花の名をつけてもろうたのよ。
紀夫) お母さんのように、そのまたお母さん
   のように、美しく花咲く人生を送ってほ
   しい。そんな思いを込めて、さくらと付
   けた。
健太郎) そうやったんですね。
大島) そんな、親御さんの思いを決して、忘
   れないように。そして、夫婦そろって、
   家族そろって、幸せという、大輪の花を
   咲かせて下さい。
健太郎・さくら) はい。


こうしてさくらは、
坂東さくらから、
村田さくらになりました。


**********

すみれ) よいしょ…。はぁ~。今夜は、
    お赤飯と鯛を食べましょうね。
紀夫) そうやな。
すみれ) うん。そしたら着替えて、
    お茶でも飲みましょか。
さくら) ただいま~。
紀夫・すみれ) え?
紀夫) どうした?
すみれ) さくら…健ちゃんも。どうしたの?
さくら) 私たち、今日からこっちで
    お世話になってもいい?
すみれ) えっ?
さくら) ほら、よく考えたら、村田の家に
    住むと、ほら…家と職場が一緒にな
    るでしょ?
健太郎) 僕も、家と製作所が一緒やったのが、
    ほんまに嫌で…。
すみれ) 昭一さんと君ちゃんには、
    ちゃんと話してるのよね?
健太郎) はい。
    きちんと納得してもらいました。
すみれ) そう。
紀夫) それやったら、ええぞ。
健太郎) ありがとうございます。
    お世話になります。
すみれ) はい。
さくら) そしたら荷物置きに行こか。
健太郎) ああ。
すみれ) お茶でもいれましょか。
紀夫) うん。


**********

昭和48年(1973)


そして…
さくらと健太郎君の結婚から
3年後の、昭和48年です。


足立) ♪あれは三年前 止める あなた
   ああ、おはよう。
健太郎) おはようございます。
足立) 健太郎君、ちょっと。
健太郎) はい。
足立) 君に、内示が出たんじゃ。
健太郎) えっ、内示ですか?
足立) そうじゃ。
   来月から、開発宣伝部の、部長じゃ。
健太郎) 僕が?
足立) うん。
健太郎) 足立部長は?
足立) いや…わしも1つ上がっち、
   取締役んなる。


健太郎君は、この春から、キアリスの
開発宣伝部長になりました。


**********

そして、さくらは…。


君枝) 少し目立ってきたねぇ。
さくら) はい。
良子) さくらちゃんも秋にはお母さんか。
さくら) まだ実感ないですけど…。
良子) すみれちゃんも君ちゃんも、
   おばあちゃんになるのね。
君枝) まだ実感ないわ。
すみれ) 大丈夫?
さくら) ありがとう。
すみれ) 無理しないでね。
さくら) うん。


**********

「べっぴんさん」を楽しくご覧になっている皆様
は、この先は、華麗にスルーでお願いします。


ドラマがドラマとして成り立っていれば…物語が
ちゃんとつながっていれば…紀夫の父のセリフ
も、それなりに心に響くものになっただろうけど。
何か、何かなぁ…。全てに違和感しか感じない。

家で話せば済むものを、わざわざみんなに坂東
家の昔話を聞かせるすみれ&紀夫も、何かなぁ。

大島社長が健太郎に、さくらの名前の由来を聞
くように促させるという展開も、何か、何かなぁ。

極めつけは、結婚式が終わったその日、実家で
暮らしたいと帰って来たさくらと健太郎に呆れす
ぎて、「はあ~!?」とアゴが外れそうになった。
いやいや…ないから! さすがにないから、それ。
学生の下宿じゃないんだから。結婚舐めすぎ!

てか…サプライズにもほどがあるだろ~が~!
さすがにもう我慢できないので…歌いま~すw

♪大事なことは サプラ~イズ
みんなの前で サプラ~イズ
相談なしで決定事項を サプラ~イズ
大事な事はいつだって サプラ~イズ
サプライズが坂東家の掟なのさ~
ウォウウォウ~イェイイェイ~

(ある日の龍一になったつもりw)

つまらないドラマを、どうしてやろうか? どういじ
って遊んでやろうか? と思うのだけれど、ツラい。
頑張れ、私。私は一体、何と戦っているんだ!?

今日は気持ちがプチミュージカル仕立てなので
(深く追求せず、軽くスルーしてね~w)、最後に
もう1曲。カルテット「おとなの掟」のメロディで…。

♪そう朝ドラは長い セットは狭い
台本手にした役者はブルー
セリフなくて キャラ変して 慌ただしい
好感度だけが下がる
視聴率だけを守る

どんなに不満があっても役者は秘密を守る…し
かないのよね。昨日、「鶴瓶の家族に乾杯」に出
ていた芳根ちゃんを見て可哀想で仕方なかった。
この時期にヒロイン自ら番宣に走り回って、ずっ
とおばさんを演じてたら心がおばちゃんになっち
ゃったから若い人たちと触れ合いたいと…(涙)。
一緒に朝ドラを見るも、ヒロインの出番は少なく、
何か、何か…本当に可哀想で泣けちゃったよ…。
「べっぴんさん」はつまらなくても、ヒロインの芳
根ちゃんは最後まで応援してあげようと思ったよ。
彼女が早くいいお仕事に巡り合えますように~!


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