「ひよっこ」第66回~あかね荘住人情報漏えい問題の犯人は・・・ | 日々のダダ漏れ

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「ひよっこ」 第66回
第11週 「あかね荘にようこそ!」
あかね荘住人情報漏えい問題の犯人は・・・

 

 

省吾) ヒデ、ちょっと行くか?

秀俊) はい!

元治) 何だよヒデ。

    俺が誘っても来ないくせによ。

秀俊) 特に得るものがないんで。

元治) そっか。

 

お父さん…。今日も一日、

すずふり亭での仕事が終わりました。

 

仕事終わりは、

男の人たちは飲みに、

私たちは、銭湯に行ったりします。

すずふり亭の2階にある、

鈴子さんのうちには、

お風呂があるのですが、

みんなでワイワイ行くのが、

好きなんじゃないかと、

私は思っています。

 

男の人たちの中には、

福翠楼の五郎さんも、

和菓子屋の大将も一緒です。

 

でも、ヤスハルさんは、

お父さんと一緒は嫌なので、行きません。

めんどくさい人です。

 

**********

 

(裏の広場でギターを弾くヤスハル)

早苗) うるさい! 下手くそ。

(ショックを受け、走り去るヤスハル)

 

**********

 

そんなわけで、

今日も一日、よく働きました。

 

寝るのが一番、幸せな時間です。

眠る時は、いろんな人のことを考えます。

 

奥茨城のお母ちゃん、じいちゃん、

ちよ子、進、宗男さん、村の人たち。

三男に、時子。そして、幸子さん、

優子さん、澄子、豊子、愛子さん。

そして、もちろんお父さん。

 

東京に来て、もうすぐ1年。

みんなの夢を見ます。

 

 

でもなぜだか最近、夢は、紫色です。

 

 

みね子) あ…いげねえ…。

     目覚まし…。覚まし…。

 

あらあらみね子ちゃん。

目覚ましをかけずに寝てしまいました。

絶対起きられませんよね。

 

**********

 

早苗) 何で私は、あいつの目覚ましが鳴る

    のを待つ体になってしまったのだ…。

(時計は6時40分)

早苗) なぜ鳴らない? なぜだ?

 

**********

 

(熟睡中のみね子)

 

ほらやっぱり…。

遅刻ですかねえ。初めての。

 

**********

 

早苗) どうなってんだ…。

    大丈夫なのか? 起きなくて。

    いや、別に心配してるわけじゃない。

 

**********

 

みね子) (寝言で)フフフフ…。

 

**********

 

(部屋の中を歩き回る早苗)

早苗) 大丈夫なのか? 起きなくて…。

    いや、心配してるわけじゃない。

    そうじゃないけど…。

    あぁ、イライラする!

    限界だ。

 

**********

 

(みね子の部屋のドアを叩く早苗)

(起きないみね子)

(ドアを叩く音)

(6号室の島谷が顔を出す)

島谷) あ…。

(拳を振り上げた早苗)

島谷) あ…。

(笑って引っ込む島谷)

啓輔) ひっ!

(3号室の啓輔が顔を出し、慌てて引っ込む)

(やっと目を覚まし、廊下に顔を出すみね子)

(誰もいない廊下)

みね子) まっ、いいか。

 

よくないですよ。

 

みね子) 危ねえ、危ねえ…。

     遅刻すっとこだった。

(時計を見るみね子)

みね子) でも…。止めだのか? 私…。

     いづの間に?

 

**********

 

お父さん。

私、まだ遅刻はしていません。

自慢です。

高子さんと元治さんは、時々します。

 

みね子) あっ、おはようございます!

秀俊) おはよう。

    あれだね、朝結構強いの?

    寝坊しないね。

みね子) 農家育ちですから。

     朝は早いんです。

秀俊) へぇ。

みね子) 今日もいい天気ですね。

秀俊) そうだね。

みね子) 今日も、よろしくお願いします!

秀俊) うん。よろしく。

 

今日一日頑張ったら、

明日はなんと、お休みです。

 

**********

 

<休日>

 

(目覚まし時計の音)

早苗) 何で? 休みでしょう? 今日。

    何で鳴ってんの?

    何で昨日じゃなくて、今日鳴るの?

(目覚まし時計の音)

早苗) あ~早く止めろ!

 

あららら、やっちゃいましたね、

みね子ちゃん。

間違えて休みの日に、

目覚ましかけちゃったんですね。

 

**********

 

(目覚まし時計の音)

(みね子の部屋の前に立つ早苗)

早苗) あ…。

(目覚まし時計の音が止まる)

 

**********

 

<共同炊事場>

 

みね子) あ…。どうも…。

早苗) よく眠れた?

みね子) えっ? あっ、はい。

早苗) だろうね。

みね子) ん?

島谷) どうも。

みね子) あっ、どうも。

島谷) 仲いいんですね、お二人。

みね子) えっ?

早苗) 全くそんなことはありません。

みね子) え~。

島谷) そうなんですか。じゃ、随分優しい

    人なんだ、早苗さん。ね?

早苗) はい? 何か嫌な感じの男だねえ。

島谷) は? 僕がですか?

(啓輔が来る) 

早苗) そう。何だか上から下々の庶民

    を見下ろしてるみたいでさ。

    余裕のある顔しちゃって。

島谷) 何がですか?

みね子) あの…。

早苗) うるさい。だってそうなんでしょ?

    実家は佐賀の大金持ちで、代々

    製薬会社を経営する一家で、

    佐賀の人なら知らない人はいな

    いような家なのに、そこの後を継

    ぐことも決まってるのに、わざわ

    ざこんなアパートに住んでさ。

    あれでしょ? 若いうちに苦労を

    知っておいた方がいいとか。

    下々の暮らしも知っておいた方が

    いいだろうってそういうあれでしょ?

島谷) 何であなたにそんなこと言われ

    なきゃならないんですか?

啓輔) あの~。

早苗) 黙ってろ、貧乏神。

啓輔) ズ~ン…貧乏神…

早苗) いつまでもいつまでも売れもしない

    漫画なんていい加減あきらめたら

    どうなの? ずっとこのアパートには

    貧乏神のにおいがするのよ。

啓輔) ガ~ン!

早苗) 田舎のお母さん帰ってこいって言って

    るんでしょ? 就職口も探してあるって

    いうじゃないの。そうしなさい。

啓輔) そいがこと、言うたかって…。

早苗) 大体相棒はどうしたのよ、相棒は。

    年末に里帰りして以来戻ってこない

    んじゃないの? 捨てられたんだよ、

    あんたは。

啓輔) うう…。今いっちゃん気にしとっことを。

みね子) そうだったんですか?

啓輔) はい…連絡も、ないがです…。

早苗) はい、捨てられた、捨てられた。

啓輔) あぁ~!

島谷) なるほどね。

    そういう性格だからなんですねぇ。

早苗) 何が?

島谷) いえ。気が強くて我慢する事を知ら

    ず、あまりにズバズバ言うもんだから、

    見合いを40回も断られ続けてるって

    いうじゃないですか。無理もないなと、

    思っただけです。

みね子) 40回…。

早苗) 38!

啓輔) あと、女子高時代には、気に入らん

    男の先生を説教して、泣かしたこと

    があるがやとか。

みね子) え~!

早苗) それは相手が間違ってたからだ。

啓輔) 間違うとっても、泣かさんでもいいやろ。

早苗) 男のくせに泣く方が悪い。

啓輔) 男やって泣くがいちゃ!

みね子) あの…。皆さんに一つ

     質問してもいいですか?

早苗) 何よ?

島谷) どうぞ。

啓輔) どうぞ。

みね子) 何でそんなお互いのこど

     知ってんですか?

早苗) えっ?

啓輔) 確かに。

島谷) 僕は大家さんに聞きましたけど。

啓輔) 僕もです。

早苗) 私もよ。

みね子) え…? 何で大家さんは

     そんなこと知ってんですか?

啓輔) 確かに、ほかん人ん話は聞いたが

    やけど、僕自分のことちゃ話しとらん。

    何で知っとんがや?

島谷) 確かに僕のことを話すわけがない。

早苗) そうか。

みね子) ん? ん?

 

**********

 

電・富) アハハハ! アハハハ! はい。

    アハハハ!

啓輔) 電話しとんがいね。

電・富) そりゃ、東京と佐賀は違いますわよ。

島谷) あ…。

みね子) ん?

電・富) お坊ちゃんは、昨夜は7時に…。

島谷) 電話の相手、うちの母です。

みね子) えっ?

電・富) そうですねぇ。変な女に引っ掛かっ

    たり、とかという様子は、見受けられ

    ません、はい。あ? アパートには女

    性は2人おりますが、一人は、行き遅

    れの怖い女ですし、もう一人は、ただ

    の、田舎娘です。ご安心下さいませ。

    ええ、お任せ下さい。いつもいつもお

    いしいものを、まぁ、ありがとうござい

    ます。オホホホホ!

 

お父さん…。

どうやら大家さんは、

島谷さんだけでなく、

早苗さんや、漫画家さんの実家にも、

おいしいものを目当てに、

しょっちゅう電話をしているらしいです。

うぢは、電話がなくてよかったです。

 

電・富) そういえば、もうすぐ、竹崎かにの、 

    おいしい季節ですわねえ。

**********

みね子の紫色の夢の中で、懐かしい人たちの顔

が見られたのが一番嬉しかった。ちよ子、進~!

時子や乙女たちの情報も、そろそろ欲しいよね。

下手くそなギターを弾くヤスハルは、いつか宗男

おじさんとロックな絡みがあるんだろうなと予想。

 

みね子の目覚まし関係で早苗さんが動き出すと

は思ってたけど、目覚ましが鳴らないことで悶々

するという方向から攻めるとはね…。やられたw

別に心配してるわけじゃないと言いつつ、さすが

オフィスレディ。社会人として、遅刻しそうなみね

子を見過ごせない生真面目さが感じられる早苗

さん。アクが強く個性的ではあるけれど、基本悪

い人ではなさそう。まぁ、見た目や行動で分かり

にくい人はたくさんいるわけで…。わかりやすい

悪人を出さなくても、個性の違いだけで十分、人

は誤解しやすい生き物だってことが分かる脚本。

誤解や思い込みが解けて、その人らしさが見え

てくる面白さが「ひよっこ」の醍醐味かもしれない。

 

共同炊事場でのやり取りは、住人の背景紹介に

なりつつ、やけに詳しい個人情報の出どころは

どこなのか…に行きつくところが、「説明」だけで

終わらせない脚本の妙というか。上手いなあと。

 

さすが妖怪大家(勝手に命名w)! 子供の様子

が気になる親たちに情報提供する代わりに、お

いしいものをゲット。知りたい親、食べたい大家。

まさにwinwinな関係…とも言える。抗議したとこ

ろで、「プライバシーって何かしら? それってお

いしいの? フフフ…」と笑って煙に巻かれそうw

 

プライバシーがないのは田舎だけじゃなかった。

怖い怖い。やっぱり、場所じゃなくて人、なのね。

 

さ~て、来週のみね子ちゃんは…友達100人で

きるかな~がテーマのようですが…さすがにキ

ャラを作りすぎ、出し過ぎじゃね?と思うこの頃。


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