「ひよっこ」第148回~先走って…盆と正月がやって来た! | 日々のダダ漏れ

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日々想ったこと、感じたこと。日々、見たもの、聞いたもの、食べたものetc 日々のいろんな気持ちや体験を、ありあまる好奇心の赴くままに、自由に、ゆる~く、感じたままに、好き勝手に書いていこうかと思っています♪

「ひよっこ」 第148
第25週 「大好き」
先走って・・・

盆と正月が一緒にやって来た!

 

 

世津子) あっ、今日あれだよね。
   ヒデちゃんとデート。
早苗) へぇ~。
鈴子) えっ? そういうことになってるの?
みね子) いや、いやいや、
   いやいやいや! 違いますよ、もう! 
   デートなんてそんなもう…。
   勉強ですよ、勉強!

 

**********

 

(イチコの前に座っている秀俊)

おや?
何か思い詰めた顔してますね、
ヒデ君。

 

**********

 

実は、ゆうべ

こんなことがありました。

 

<月時計>

元治) いや、最近ね、俺、自分の

  気持ちに気付いてしまってさ。

秀俊) はぁ。

元治) 気付いたっていうのはな、

  俺の恋心なんだけどさ。

秀俊) えっ?

元治) いや、何て言うのかな…。

  う~ん…ず~っと近くにいたのに、

  いや、近すぎてかえって気付かな

  かったというか。妹みたいに思っ

  てたからさぁ。

秀俊) あぁ、分かります。

元治) そう? でね、「あっ、好きだな」

  って思ったんだけど、近すぎてさ、

  なかなか言えないんだよなぁ。

秀俊) 分かります!

元治) あっ、そう?

秀俊) はい。

元治) え…?

秀俊) えっ?

元治) 誰のことよ、ヒデ。

秀俊) えっ?

元治・秀俊) えっ?

元治) 誰?

秀俊) いやいや…えっ?

  先輩こそ誰なんですか?

元治) いや、俺はアパートの近所の

  ラーメン屋の子だけど。

秀俊) へぇ~あっ、そうなんですか?

  よかったじゃないですか~!

  えっ? どんな子なんですか?

元治) いいんだよ、俺のことは。

  えっ? ひょっとして…えっ?

  みね子?

秀俊) なっ、何言ってんですか!

元治) うわっ、分かりやすく

  うろたえてんな、お前。

秀俊) いやいやいやいやいや!

元治) へぇ、そうなんだ~。

  全然気付かなかったわ。

邦子) 私は気付いてた。

秀俊) えっ? 

  何で分かったんですか?

元治) 認めてんじゃないか。

秀俊) えっ?

元治) …で、何? 一生黙ってんの?

秀俊) いや、そういうわけじゃ…。

元治) じゃあ言えばいいじゃん。

  じゃなかったら俺言っちゃうよ。

  俺黙ってらんないから。

 

(秀俊の妄想)

元治) おはよう!

みね子・秀俊) おはようございます。

元治) そういえばみね子! ヒデが

  みね子のこと好きなんだって。

  ゆうべ言ってたぞ。な~!

みね子) え~!

秀俊) うわ~…。

元治) ひゅ~ひゅ~! ハハハハハ!

  ♪ヒデがみね子にあっちっち  

  ♪ヒデがみね子にあっちっち

秀俊) え~!

 

**********

 

(イチコに話しかける秀俊)

秀俊) どう思う? イチコ。

  元治先輩本当に言いそうだしな。

  まっ、それも置いておくとしても、

  ちゃんと気持ち伝えないとな。

  (イチコを頷かせ)そうだよな!

  (イチコを頷かせ)だよな~。

  今日は初めてさ、

  2人で出かけるわけで、

  間違いなく、いい機会だよな。

  (イチコを頷かせ)だよな!

  (イチコを頷かせ)なっ!

(イチコの顔を掴み頷かせる秀俊)

 

**********


みね子) 勉強! 

早苗) 分かりやすいうろたえ方だな、

  みね子。それ認めたようなもんだ

  ぞ、好きだって。

みね子) いやいやいやいや、

   いやいやいや。

愛子) あらかわいい。みね子さん。

みね子) いやいや、そんな…。

鈴子) そうなの?

みね子) いや、「そうなの?」って、

   鈴子さん。

鈴子) 違うの?

みね子) 「違うの?」って…。

鈴子) どっち?

みね子) 「どっち?」って…。

愛子) 好きなんでしょ? ヒデ君のこと。

  私はそうだと思ってたけど。

みね子) えっ?

世津子) うん。

   私も、お似合いだと思ってた。

みね子) えっ?

早苗) いいやつだよな、ヒデは。

富) いい子よね、あの子は。

 田舎は静岡の沼津。

 干物がおいしいの。

鈴子) ヒデはいい子よね、本当に。

  信用できる男だね。

みね子) それは…はい。

早苗) 認めちゃったらどうだ? この際。

みね子) この際って…。

愛子) そうよ、認めちゃいなさい。

みね子) そうですけど…。

   好きなんですけど…。

鈴子) へぇ。

愛子) ほぉ。けど?

みね子) 何ていうか、

   ちょと前に、恋があったわけで…。

 

(回想)

島谷) すてきな人を、

  好きになれてよかった。

 

みね子) やっぱり、

   怖いっていうか…恋は。

愛子) そっか。

みね子) ちょっと、

   過去がある女?っていうか。

早苗) は?

富) ブッ! ごめん。

みね子) 何がおかしいんですか、もう!

早苗) 過去があるって、演歌か。

みね子) 本気でちょっと、  

   気にしてたんですよ!

   だってその…島谷さんのこと。

   ヒデさん、友達だったし…。

   それなのに、今度は、

   ヒデさんが好きって…。

   どうなんだって思われる気もするし。

早苗) でも好きになっちゃったんだろ?

みね子) そうですけど。

愛子) けど?

みね子) 好きです。

鈴子) へぇ。

みね子) ヒデさんは優しいし、最近特に、

   いろいろ私に言ってくれて。厳しい

   ことも、それはやめた方がいいんじ

   ゃないかとが。でも、厳しいだけじゃ

   なくて、「俺は、みね子の仕事ぶり、

   好きだけどな」って。

 

(回想)

秀俊) 俺は、みね子の仕事ぶり

  好きだけどな。

 

みね子) 私が自信をなぐしてると、

   「自分のやってることに自信持て」。

 

(回想)

秀俊) 自信持てよ。

  自分のやってることに。

  

みね子) 「人と比べるな」って。

 

(回想)

秀俊) 人と比べるのはやめようよ。

 

みね子) それにずっと…。すずふり亭に

   来てから、私のこと励ましてくれて。

愛子) あらすてき。

世津子) すてき。

みね子) そうなんですよ。

   すてきなんですよ、とっても!

 

**********

 

(澄んだ目でイチコを見つめる秀俊)

秀俊) 行ってくるな、イチコ!

(イチコを頷かせる秀俊)

 

**********

 

みね子) 私、谷田部みね子はですね…

   ヒデさんのことが、大好きです。

   ずっと隣にいたいなって、思います。

   そうなれたらすてきだなって、

   思います。

(広場の入り口にやってくる秀俊)

みね子) 大好きです。ヒデさんのこと。

(足も呼吸も止まる秀俊)

(秀俊の姿に気付き、富に伝える早苗)

(富の驚いた顔で気付く世津子と鈴子)

(遅れて気付く愛子)

みね子) 好きなんです。

   大好きなんです。ヒデさんのこと。

(悲痛な顔の秀俊)

愛子) あ…みね子さん。

みね子) はい?

(秀俊の方を指さす愛子)

みね子) ん?

(ふりむくみね子)

みね子) え~っ!?

 

**********

 

祐二・英輔) 痛っ!

(みね子の声に驚いて立ち上がり、

 互いの頭がぶつかる祐二と英輔)

 

**********

 

みね子) え~っ!? え~っ!?

(頭を抱えるみね子)

みね子) うそだ! こんなの!

   おかしい、おかしい!

   絶対おかしい!

   神様、ひどい! やだ~!

   やだやだやだやだやだやだ!

鈴子) フフッ…。

世津子) アハハハ!

(お腹を抱えて笑う世津子)

世津子) ありえない! ドラマだって

   ありえないわ、こんなの。

秀俊) あの…。

(動けない秀俊)

愛子) みね子さん、行ってらっしゃい。

鈴子) ヒデ、迎えに来たんでしょ?

秀俊) ええ、まぁ…。

早苗) 行ってこい。

秀俊) みね子…。

みね子) はい。

秀俊) 行こうか。

みね子) はい…。

(ボ~っと立ち上がるみね子)

早苗) ちょっと、ジャケット、ジャケット。

  忘れてる。はい。

(早苗からジャケット、世津子から

 バッグを受け取るみね子)

(みんなに恨めし気な目を向け、

 秀俊と出かけていくみね子)

 

**********

 

<公園のベンチ>

 

秀俊) 食った食った~。

 

お父さん…。

今日は、横浜にある老舗のレストランに、

ランチを食べに行きました。

 

秀俊) うまかったね、ドリア。

みね子) はい。うまかったです。

秀俊) 特に、ソースがおいしかったね。

 

ヒデさんは、さっきのことが、

まるでなかったかのように、

普通にしてくれでます。

でもやっぱし、なかったことには

なんないわけで…。

 

秀俊) あのさ、みね子。

みね子) はい。

秀俊) さっき、悔しかったんだ。

みね子) はぁ…悔しい?

秀俊) うん。俺から、

  今日言うつもりだったから。

  みね子のこと、好きだって…。

  恋人になってくれないかって、

  言うつもりだったから。

みね子) え…?

秀俊) だから、

  うれしかったけど、悔しかった。

  かっこ悪いなっていうか。

  みね子のこと、好きだ。

  ずっと好きだ。

  これからもずっと好きだ。ずっと。

  俺と、恋人として、

  つきあってくれないかな?

みね子) ありがとうございます。

   うれしい。

秀俊) ありがとう。大切にするから。

  あぁ…でも何かかっこ悪いなぁ。

  (ため息) あっ!

みね子) ん?

秀俊) プロポーズする時は、

  ちゃんと自分から言うから。

みね子) はい…。えっ!?

秀俊) ん?

 

えっ? プロポーズ!?

ヒデ君、先走っちゃった!

 

秀俊) え~!? え~!

 

キャ~お父さん!

先走ってももう、盆と正月が、

一緒にやって来たって、感じです!

 

 

みね子) 大好き。


**********

ヒロインの恋、一番の見せ場のはずなのに、

すでに時間も手間も予算もなくなってしまっ

たかのような…。ロマンチック路線を諦め、

コメディ路線にしちゃったのね。登場人物が

多すぎたし、しかもいちいち見せ場や脇役

の伏線回収まで欲張ってしまったからねぇ。

広げてしまった大風呂敷をたたむのは、な

かなか大変だ。10年間を描くはずが4年に

なっちゃったしw さぁ大変。巻いていこう!

 

私、谷田部みね子はですね…
ヒデさんのことが、大好きです。
ずっと隣にいたいなって、思います。
そうなれたらすてきだなって、
思います。
大好きです。ヒデさんのこと。
好きなんです。
大好きなんです。ヒデさんのこと。

 

裏の広場の中心で「大好き」と叫ぶみね子。

でもそこ、外だからね。普通に外だからね。

ご近所中に聞いて下さいってことだからね。

あまりにも、外であけすけにしゃべることに

慣れてしまったみね子には、なるようになっ

たとしか思えない告白コント劇場な顛末…。

 

できれば…その場でヒデにも告白してほし

かったけどね。そしたら少しは萌えたかも。

 

ごめんなさい。今日の告白劇にキュンとし

た方には申し訳ないのだけれど…私だっ

て、キュンとしたかったのだけれど…。残

念ながら私のキュンセンサーは反応せず。

ずっと楽しみにしていたのに、波に乗り切

れずに置いてきぼりにされてしまったよう

な自分の気持ちが残念で…ちょっと辛い。

誰か、私のハートに火をつけてくれぇ~!

 

「DAISUKI!」というテレビ番組を知ってい

る人ならおなじみの、あれ。「だいすき!」

とカメラ目線で女の子に言わせる、あれ。

まさか「ヒデ」つながりで、ヒロインにあれ

をやらせたかっただけだったりして疑惑が

広がるヒロインのあの笑顔。まさか、ね…。

今週の副題が「大好き」だからって…この

あとも続いたりしないよね? 怖い怖い…。



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