「トットちゃん!」第53話(12/13)~「窓ぎわのトットちゃん」がベストセラーに | 日々のダダ漏れ

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「トットちゃん!」

 

 

 

第11週 第53話(12/13)

「窓ぎわのトットちゃん」がベストセラーに

 

「徹子の部屋」「ザ・ベストテン」などの

仕事の合間を縫って、徹子(清野菜名)

はヨーロッパで活動するカール・祐介・

ケルナー(城田優)のもとを訪ねていた。

日本に帰った徹子は、自らの少女時代

を描く「窓ぎわのトットちゃん」の連載を

開始する。

 

**********

 

「徹子の部屋」と

「ザ・ベストテン」の合間をぬって、

祐介との逢瀬は続いていました。

 

(祐介からのメッセージ) 

(英)僕の部屋は210号室です。

 

誰にも、誰にも内緒で…

 

(徹子を抱きしめる祐介)

 

**********

 

祐介は、ヨーロッパの各地を

演奏旅行していましたが、

行く先々の子供たちに、

ボランティアでピアノの指導も

していました。

 

(祐介がピアノの指導をしている

 ところを座って見ている徹子)

 

(乱暴にピアノを弾く男の子)

祐介) オーケーストップ。

(男の子の両手を持つ祐介)

祐介) (英)ここを叩いてごらん?

 そうじゃなくて、ゆっくり。

男の子) ノー。

祐介) (英)やってみようよ。

 オーケー。イエス。

 ベリーグッド! キープ・ドゥーイング。

(男の事一緒に弾き始める祐介)

 

**********

 

徹子) 素晴らしい指導だったわね。

祐介) 子供はみんないいセンスを

 持ってるんだよ。そこを伸ばして

 やれば、どんな子供にもチャンス

 はあるし、みんないい子なんだ。

 

(回想)

小林) みんないい子だ。

 

徹子) 小学校の校長先生も、

 祐介と同じ事を言ってらしたわ。

祐介) テツコの子供時代か…。

 かわいかったんだろうな。

徹子) 小林先生はね、子供たちを、

 束縛されない、自由な心を持った人

 間に育てるために、生涯を捧げた教

 育者だったの。時代が戦争に向かっ

 て突き進んでいる時も、先生の理念

 は変わる事はなかったわ。

 

**********

 

日本に帰ると、徹子は頼まれていた

雑誌の連載を開始しました。

タイトルは、「窓ぎわのトットちゃん」。

徹子の少女時代を描いた物語でした。

 

昔の事を、両親にも取材をしました。

 

徹子) えーっ! 

 私、退学させられちゃったの?

朝) そうよ。表向き、公立の学校は、

 児童を退学にさせる事は出来ない

 から、自主的にやめてくれって。

 夏休み中に、新しい他の学校を

 見つけて、2学期からは来ない

 でくれって。

徹子) あらま…! 私勝手に自分で

 やめたんだと思ってたわ。

朝) でも、

 よく立たされたりしてたでしょう?

徹子) ママは私が傷つかないように、

 違う学校に行きましょうって、うまく

 言ってくれたのね。

朝) そんな事、もうどっちでもいい

 わよ。今となっては、あれもこれも、

 いい思い出よ。

徹子) フフッ…そうね。

 トモエ学園に行けて、小林先生に

 出会えたんだもの。

朝) 本当よ。徹子さんの今日がある

 のは、小林先生のおかげだもの。

 

(トモエ学園時代を回想する徹子)

 

**********

 

(幸司くんの回想)

 

市子) それはお嬢様の初恋ですね。

徹子) 今思うとそうだったわ。

 幸ちゃん見ると、この辺りが

 シュワ~ってなっちゃって。

市子) それは恋ですよ。

徹子) 恋だったわ。

市子) フフフ…。そのお方は今

 どうなさってるんでしょうね?

徹子) アメリカの大学で、

 物理学の教授をやってるそうよ。

市子) 「徹子の部屋」に

 出て頂いたらどうですか?

有名な学者さんでしょ?

徹子) お願いしたんだけど、

 断られちゃって。

市子) まあ! 

 相変わらずつれないですね。

徹子) ふられっぱなしよ!

市子) 素敵なのはその方だけ

 だったんですか?

徹子) もう一人いたわ。郁夫くん。

 

(郁夫くんの回想)

 

徹子) 郁夫くんは物知りで、子供

 なんだけど、大人みたいだった。

市子) ふ~ん、子供大人ですか…。

徹子) いろんな事教えてくれたもの。

 私、郁夫くんを木に登らせてあげ

 ようと思って、頑張ったんだけど…

 なかなかうまくいかなくて。

 

(回想)

郁夫) 夢は、

 かなわないから夢なんだ。

徹子) 夢じゃない。

 木登りは、夢じゃないわ。

郁夫) 君には夢じゃないけど、

 僕には夢なんだ。

 

徹子) 穏やかで、いろんな事を

 諦めているような少年だった。

 でも、ついに木に登ったのよ。

 

(回想)

郁夫) アメリカでは、テレビジョンって

 いうものがもうすぐできるんだって。

徹子) 何? それ。

郁夫) 離れたところの出来事も、テレ

 ビジョンがあれば見る事が出来るん

 だ。テレビジョンが、日本に来れば、

 お相撲だって、家で見られるように

 なるんだよ。

徹子) 国技館に行かなくても、

 お相撲が見られるの?

郁夫) うん。テレビジョンは四角い

 箱で、そこにお相撲が映るんだ。

徹子) 箱の中に、

 双葉山も入っちゃうの?

郁夫) 入るんじゃない。映るんだ。

 テレビジョンが、世界を変えるよ

 きっと。知らない国の事も、テレビ

 ジョンで知る事が出来れば、国と

 国も、もっと理解し合えるようにな

 って、戦争もなくなるかもしれない。

徹子) へえ~そうなの?

郁夫) それまで生きていたいな…。

 

(回想)

郁夫) 君の木にお邪魔したお礼。

徹子) 「アンクル・トムの小屋」…。

 

(回想)

郁夫) 僕、今日疲れたから、ゆっくり

 帰る。だからトットちゃん先に帰って

 ていいよ。

徹子) 私も今日、郁夫くんをおぶって、

 疲れたから、ゆっくり帰る。

 

徹子) 私がNHKを受けたのも、

 あの時、テレビジョンの事を郁夫

 くんに聞いたからだって思うの。

 テレビジョンは素晴らしいものなん

 だって、教えてもらったからだって。

市子) はあ…「。三つ子の魂百までも」

 でございますね。

徹子) テレビジョンの力で、世界中から

 戦争をなくす事も出来るんだって、初

 めて郁夫くんに聞いた時、よく意味が

 わからなかったけど、今は本当にそう

 思うの。テレビジョンの理想は、そうい

 う事だって。

市子) そうでございますか…。

徹子) でも、

 その年の夏休みに、死んじゃったの。

 郁夫くん…。

 

(回想)

小林) 郁夫くんは、生まれたばかりの

 頃、小児麻痺になって、体が弱かった。

 手足だけじゃなくて、おなかの中の内

 臓も、普通の子より弱かった。だけど、

 7歳まで一生懸命生きた。楽しく生きた。

 君たちのような、素敵なお友達も出来

 たし、勉強もいっぱいした。素晴らしい

 人生だったよ。

 

(回想)

徹子) また、会おうね、郁夫くん。

 うーんと、…うーんと時間が経ったら、

 人間はまた、どこかで会えるんでしょ?

 その時は、郁夫くんが女の子で、

 私が、男の子かもしれないわ。

 それまで、バイバイ。

 

*********

 

((机に向かって原稿を書いている徹子)

 

(祐介からのFAX)

Dear Tetsuko

How are you?

原稿は進んでる?

I'm forever yours

祐介

 

徹子) 進んでますよ~。

 

**********

 

校内暴力が吹き荒れた時代、

トモエ学園のユニークな教育の実際と、

そこに学ぶ子供たち姿を描いた、

「窓ぎわのトットちゃん」は、

戦後最大のベストセラーとなりました。

 

**********

 

(「窓ぎわのトットちゃん」の本を

 祐介に差し出す徹子)

(受け取った本にキスをする祐介)

祐介) 成功したね。

(嬉しそうに頷く徹子)

 

**********

 

「窓ぎわのトットちゃん」の本が出るところ

までお話は進み…回想シーンが登場す

るたび、子供時代は良かったなあとしみ

じみ思ってしまった。「窓ぎわのトットちゃ

ん」の映像化だけでよかったんじゃない

の?とついつい思ってしまう。大人にな

ったトットちゃんは、やはり満島ひかりに

は敵わないというか…。レベルの違いが

大き過ぎて、可哀想でもあるんだけど…。

 

トモエ学園の頃の映像を見るだけで泣け

て泣けて。チビトットちゃんに会いたいよ。

 

 

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