「トットちゃん!」第55話(12/15)~人の不幸は、相手を疑う事から始まると思うの | 日々のダダ漏れ

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「トットちゃん!」

 

 

 

第11週 第55話(12/15)

人の不幸は、相手を疑う

事から始まると思うの

 

ルクセンブルクでカール・祐介・ケルナ

ー(城田優)と落ち合った徹子(清野菜

名)は、亡くなった父・守綱(山本耕史)

との思い出話を、彼に打ち明ける。

たとえ離れて暮らしていても、心は共

にあることを確認しあう2人。しかし、

そのとき祐介の身体に何かが起きて

いることを徹子は感じ取り…。

 

**********

 

徹子の父、黒柳守綱は、

その年の春、他界していました。

 

徹子) バイオリンを弾いている時のパパ

 は、本当に素敵だった。本当に…。だか

 ら、兵隊さんになったパパを見た時は、

 ショックだったわ。(回想) 私あの時、

 とっさにママとパパを2人っきりにして

 あげないといけないって思ったの。

祐介) いい子だね。

徹子) 満州で終戦になって、シベリア

 に抑留されている時も、バイオリンを

 弾いていたんですって。「ソ連兵のた

 めにも、日本兵のためにも、心を込

 めて弾いた」って言ってたわ。

祐介) 戦争に疲れた人間の心を

 癒せるのは、芸術だけだ。

徹子) そう言ってたわ、パパも。でも、

 子供みたいなところもあったの。

 病院で、最後にママに言った言葉は…

 「ママ、僕死ぬの?」だったんですって。

祐介) そうか。

徹子) ベートーベンの最後の言葉は、

 「喜劇は終わった。早く幕を」でしょ?

 ゲーテは、「もっと光を」でしょ?

 でもパパの最後の言葉は、

 随分あどけなかったの。

祐介) 純粋で、卑しいところのない、

 少年のような人だったんだね。

 テツコのパパは。

徹子) ええ。

(ステンドグラスを見上げる徹子)

守綱の声) トット助。

(徹子の前に現れた父・守綱の幻)

徹子) パパ…!

守綱) ママを頼んだよ。

 寂しい時は、夜空を見上げて、

 「きらきら星」を口ずさむんだ。

 パパがそばに降りていくから。

 トット助は、パパの誇りだ。

 

徹子は昔から、パパに褒められると、

最高に嬉しくなったものです。

なぜならパパは厳しい人なので、

パパが褒めてくれるなら、

それは本当に素晴らしい事なのだと、

心から信じられたからです。

 

(真っ白なハンカチを差し出す祐介)

(泣き出した徹子を両腕で包み込む祐介)

 

**********

 

祐介) いつもそばにいられなくて

 残念だよ。パパが亡くなった時も、

 徹子を支えてあげられなかった。

徹子) 離れていても、一緒にいるわ。

 私、祐介の愛情を疑った事はないの。

 離れているから、他の女の人に奪わ

 れちゃうんじゃないかって、心配した

 事もない。

祐介) それは僕もないよ。

徹子) 私ね、人の不幸は、相手を疑う

 事から始まると思うの。だから私ね、

 一度信じた人は、疑わない。

 信頼こそが、幸せのもとだもの。

祐介) それがテツコの、人生哲学だね。

徹子) ええ。地球の裏側にいても、

 私はあなたの事を愛しているし、

 あなたを、心から、応援しているわ。

祐介) 強いなあ。

徹子) テツコだもの。

祐介) 意味がわからない。

徹子) 私もよくわからないわ。

 

**********

 

その夜、なぜか祐介は、

カーテンコールに応える事は

ありませんでした。

 

秘書) なぜかナーバスになっています。

徹子) 演奏の出来は

 悪くなかったでしょう?

秘書) ええ。でも今夜の首相との

 ディナーはキャンセルしました。

徹子) えっ!

秘書) どうぞ、

 勇気づけてあげてください。

 ツアーはまだ続くので、

 こんな事が続いたら困るんです。

 

**********

 

<祐介の楽屋>

 

徹子) 素晴らしかったわ。

 甘いもの、召し上がらない?

(にっこりしながら、カールした髪の中

 に手を入れて、大きなキャンディー

 を取り出し、勇介に手渡す徹子)

徹子) 私も食べよ。

(反対側の髪の中からキャンディー

 を取り出す徹子)

(思わず笑う祐介)

(キャンディーを口に入れる二人)

祐介) 心配しないで。

 僕は大丈夫だから。

 

でもこの時、祐介の体の中で、

今までと違う何かが起きている事を、

徹子は感じていました。

 

それからも、徹子は祐介が心配で、

寸暇を惜しんでヨーロッパの

ツアーを見に行きました。

 

**********

 

(祐介のツアーを見にいく徹子)

 

徹子の心配は、

杞憂に思えました。

 

**********

 

(野際陽子が出ているドラマを

 徹子と一緒に見ている市子)

市子) むちゃくちゃですね、

 このお姑さん。

徹子) 野際さん、最高。

 

離婚して自由になった野際陽子さん

にも、第2の黄金時代が訪れていま

した。野際さんは、嫁姑もののドラマ

で大ブレークしたのです。

 

**********

 

<徹子の寝室>

 

(野際陽子からのFAX)

「月がきれいよ 陽子」

 

(窓を開けて空を見上げる徹子)

徹子) フフッ…あら本当。

 

この頃から野際さんとの

お付き合いが再開。

「徹子の部屋」にも出演して

くれるようになりました。

 

**********

 

<「徹子の部屋」本番>

 

徹子) アナウンサーをしていらした

 時に、おうちに泥棒が入ったって

 お話してくださらない?

野際) え~その頃、私の給料が、

 1万3500円で、食券が1500円あって、

 合計で、1万5000円でしたのね。

 そこで、私の月給日に…。

徹子) 月給日に。

野際) こう落語を聞きながら、夜の

 8時頃、布団に腹ばいになって、

 家計簿っていうか、小遣い帳をつ

 けてたの。

徹子) フフフフ…

 もうおかしくなっちゃった。

野際) そしたらね、ベニヤのドアがスッ

 と開いて、誰かな?と思ってフッて見

 たら、若い男が立ってるの。見た事も

 ない男。それで、「何ですか?」って聞

 いたらね、いきなり手ぬぐいを取って、

 ナイフをバッて出してきたの。もう私

 ね、本当に、黒柳さんみたいな声で、
 「キャー!」って叫んだの。で、悲鳴

 を上げながら、あっ、すごい声だなっ

 て思って。でも、騒いだら殺されるっ

 て思っちゃったのね。

徹子) 怖かったでしょうね。

野際) もうガタガタガタガタ震えて、

 もうどうしようかと思って、とっさにね、

 「何が欲しいの?」って聞いたの。

 そしたら、「金出せ」ってね。

 まあそりゃそうだろうと思って。

 そこは読みが当たったから、

 「いくら欲しいの?」って、

 ガタガタ震えながら聞いたの。

 とにかく黙ってる事が怖いのね。

 そしたら向こうも、

 一瞬ウッて詰まって…。

徹子) 「いくら?」なんて聞いたの?

野際) 向こうも、「いくら?」なんて言

 われると思ってなかったんでしょうね。

 ウッてなって、「200円」って言うの。

 それで、「わかった。じゃあ、1000円

 あげるから、あなたの事警察には

 言わないから、1000円持ってって

 ちょうだい」…。

 

徹子はこの泥棒の話が

大のお気に入りで、

野際さんが「徹子の部屋」に

出演する度にこの話を希望し、

野際さんも、「また?」とあきれながら、

幾度も語ってくれたのでした。

 

野際) NHK名古屋の野際陽子宛てに

 その人からハガキが来たの。「あん

 な事をして本当に後悔している。き

 っと働いて返すから待っててくれ」っ

 て。誤字だらけの汚い字で。それで

 最後にね、「後悔している悪魔より」

 って書いてあったの。

徹子) 「後悔している悪魔より」…。

 まあどうも楽しいお話。

 ではここでちょっとコマーシャル。

 

**********

 

一方、渥美清さんは、

毎年、お正月とお盆に公開される、

「男はつらいよ」シリーズが

記録的大ヒット。

すでに47作をも数えていました。

 

**********

 

<徹子の寝室>

 

留守電・渥美清) お嬢さん、お元気

 ですか? 僕はもう駄目ですけど、

 お嬢さんは、元気でいて下さいね。

 無事是名馬。元気が一番です。

徹子) 無事是名馬か…。

 

でも、この留守番電話以降、

なぜかお兄ちゃんとは連絡が

取れなくなってしまいました。

 

**********

 

純粋で、卑しいところのない、
少年のような人だったんだね。
テツコのパパは。

 

本当にそういう人に見えたなぁ、山本守綱。

メンドクサさも許せる純粋さがあったよね。

 

私ね、人の不幸は、

相手を疑う事から始まると思うの。

だから私ね、

一度信じた人は、疑わない。
信頼こそが、幸せのもとだもの。

 

これには激しく同意! 一度信じた人は疑

わない。そもそも疑うような人は信じない。

信頼こそが幸せのもと…ホント、そう思う。

それはつまり、自分を信じる事でもあるし。

そもそも最初の見極めが大事だけどね♪

 

 

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