孤独のグルメ Season7
第6話
千葉県浦安市の
真っ黒な銀ダラの煮付定食
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速やかに商談成立。
ひと仕事終えたら
腹が…減った。
よし、店を探そう!
ランチって言ってたけど、
どこで食べるんだろう?
ん?
プリティートマトは、美容室か。
おっ、店がある。
元ちゃん、ランチやってないか。
もんじゃも閉まってるし。
定食屋とかないのかな~。
浦安は海近いし、
うまい焼き魚とか…
なんだスナックか…。
諦めて駅に戻るか。ん?
えっ…魚や?
スナックじゃないんだ。
「羅甸(ラテン)」
しかし、魚やなんて…。
もしかして、
もしかするんじゃないの?
「魚や羅甸 」。
いや、旬って漢字とは違うな。
何て読むんだろう?
ら…まぁいいか。とにかく入ろう。
**********
さてと。
鯵と鮪のフライ、
サケのカマ焼き、鯵南蛮。へぇ。
いかの生姜焼、お刺みを付けて。
鰆の西京焼、お刺み付けて。
フッ、お刺みを付けてって言い方が、
色っぽいじゃないか。
焼き魚の気分だったけど、
煮魚もいいな。
煮魚と一緒に食べる、
タレがついた白飯。
うまいんだよな。
ああ、想像したらグッと
煮魚に気持ちが傾いてきた。
となると…。
鯖の味噌煮か、
銀だらの煮付の二択か…。
う~ん、鯖味噌は鉄板で
大好物なんだけど、
銀だらも久しぶりに食べたい。
**********
お刺みの「み」がひらがな。フッ。
3杯目から有料。
客のごはんお代わり率が、
尋常じゃなく高いと読み取れる。
これは期待大だ。よし。
**********
うわ~あの色、
間違いなくうまい。
飯がバクバク進やつじゃないか。
素直に鯖味噌に
しときゃよかったか?
**********
鯖味噌大人気、ちょっと焦る。
いやいや。
**********
ウソ!? 真っ黒。
「銀だらの煮付」
悶絶必至の黒い宝石
こいつ尋常じゃない!
五郎) これ銀だらですか?
店員) ええ、見た目は黒いですけど、
正真正銘、銀だらです。ウフフ。
これが銀だら。
色もすごいが、でかい。
黒い山だ。
五郎) いただきます。
味は?
わぁ~! おいしい。
ん? あ…骨があった。
確かに銀だらだ。
だけど俺の知ってる銀だらとは
全然違う。ふわふわ。うますぎる。
こんなの初めて!
中は真っ白。
巨大な岩山を採掘してるみたいだ。
う~ん!
鯖味噌がうまいと知りながら、
あえて銀だらを選んだ自分を褒めたい。
己を信じて勝負に出てこそ、
未知の幸せに出会えるんだ。
うまいな~!
おいしい煮付と白飯の幸福感は、
他の食べ物では得られないものだ。
魚がうまい店は、
100%味噌汁もうまい。
**********
「お刺み(鮪・いか)」
食べ比べ
紅白お刺み合戦
短冊のいか刺、好きなんだよな。
うんうん…。
鮪もいい。
だけど…。銀だら1300円。
刺みを付けて1450円って…。
これ、150円でいいの? フッ…。
**********
「鮪のフレーク」
こっちも おつな煮物です
これはなんだろう?
鮪か!
大好きなんだ、鮪を煮たの。
憎いことするな。
小鉢がこれとは恐れいった。
この定食とんでもないな。
**********
「たくあん」
いい仕事 するんです
うんうん…いいな。
**********
「沖縄産 生もずく」
南国からの助っ人
沖縄のもずく、太いんだよな。
ん? 酸っぱくない。
それにシャキシャキしてる。
いわゆる、もずくとは別物だ。
これのほうが断然おかずになるぞ。
店主は、沖縄出身なのかな?
**********
よし! 銀だら掘り、再開だ。
銀だら、銀シャリ…。
銀だら、銀シャリ…。
銀のラリーが止まらない。
箸が止まらない。
アイ キャント ストップ ラビング ユー。
銀だらに首ったけ。
お~わかってる人は
銀だらいくんだな。
あっ、いかん。ごはんがない。
よし。
五郎) すみません。
店員) はい。
五郎) ごはんのお代わり
いただけますか?
店員) はい。
この定食をごはん1杯で
やりくりするのは絶対無理。
**********
こいつ、よく見るけど
何て名前なんだろ?
こういう箸休め、結構大事。
やるじゃないの。
名なしのごんべさん。
それにしてもほんとこのタレ、
抜群だな。
熱々ごはんに、
いか刺しのハピネス。
そして、鮪。
小鉢鮪、鮪の連打だ。
どれもうまい。
どういう順番でもうまい。
沖縄もずくも、
アシストを超えた戦力だった。
雨上がりの浦安で食べる、
最高の定食。
なんて贅沢な時間だろう。
はぁ~最後も銀だらと銀シャリだ。
まだうまい。うまさが衰えない。
この店、リピート確実。
これのためだけに
浦安に来る価値がある。
この店でしか味わえない味だ。
大将が毎日、河岸に足を運び、
長い歳月をかけて出来上がった、
煮付。
この銀だらは、大将が掘り当て、
磨き上げた黒い宝石だ。
あ~うまかった。ごちそうさ…。
ん? ん~?
五郎) すみません。
店員) はい。
五郎) あの、お金払いますんで
ごはん3杯目いただけますか。
半分で。
店員) はい、かしこまりました。
**********
このタレを残す手はないだろう。
よし、こうしちゃえ。
でもって、混ぜちゃえ。
ほ~ら、ご覧なさい。
ごはんが、おいしさの
黒いマントを羽織っていく。
ほ~らきちゃったよ。
文句なしのうまさだ。
銀だら残り汁絡め飯。
たっぷりの旨みと、コクと、
ちょい苦みが混ざったこの味は、
完璧なうまさの黄金比だ。
魚やで、皿に、ごはんのっけて
煮付のタレを混ぜて、スプーンで
ワシワシ食べる黒ごはん。これは、
常識を超えた先に現れた、幸福だ。
う~ん、めちゃくちゃうまい。
あぁ~腹いっぱい。
五郎) ごちそうさまでした。
**********
コーヒーまで付くとは。
いいじゃないか。
ら…何とか。
客) 大将、ここの店名
読める人いないでしょ?
大将) まあね。
客) 大体「らしゅん」って
読むんじゃないですか?
大将) そうね。「らでんですか?」
って聞いてくるお客さんも多いね。
客) あぁ、中が田んぼの田だから。
大将) そうそう。
客) 絶対読めないよな。
客) うん、読めないだろ。
なるほど、それで?
えぇ~正解は何?
えっ、終わり?
まだ答え出てないし。
**********
いや~史上最強の銀だらだった。
今度滝山に教えてやろう。
でもその前に漢字の読み方調べなきゃ。
浦安の、ら…何とか。フッ。
**********
若い頃は煮魚なんてまったくそそられなかった
のだけれど…今では食べたくなるから不思議。
真っ黒な銀ダラと、お刺身が恋しいお年頃…w
それにしても…「羅甸」を「ラテン」と読むなんて
全く想像がつかない。読めないメニューとか店
の名前はやめてほしいと思う。小心者なのでw
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