「スカーレット」第136回~武志のために・・・揺るぎない強さを! | 日々のダダ漏れ

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「スカーレット」 第136
第23週 「揺るぎない強さ」
武志のために・・・揺るぎない強さを!

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

(仏壇に向かい、手を合わせている武志)

 

次世代展の結果発表の日です。

 

喜美子) なあ、お祝い何がええ?

 みんなでおいしいごはん食べようや。

 何か欲しいもんない?

武志) 落選した時のことも考えてえや。

喜美子) ええことしか考えへん。

武志) 今日はアパート帰るで。

喜美子) えっ。

武志) 次世代展の結果発表の葉書な、

 アパートに届くんねん。

喜美子) 結果は、研究所にも連絡いくやろ。

 掛井先生から聞けるやん。

武志) 服もないし…。

喜美子) 必要なもんはお母ちゃんが取りに

 行ったる。入院して、治療することになった

 やん。それまではここで暮らしぃ。

武志) それまでは、今までどおり暮らしたい。

喜美子) 分かった。

武志) ごめんな。

喜美子) ほんでも、泊まらんでもええから、

 今日は来てや。みんなでおいしいごはん

 食べようや。

武志) 電話するわ。

喜美子) 武志。

 お祝いのためいうのもあるけどな…

 武志のこと…みんなに話したい思う。

 お父ちゃんにもな。

 

**********

 

(土間のあがりがまちに座った武志)

武志) 言いたない。

喜美子) お父ちゃんにも?

武志) お父ちゃんにも言いたない。

喜美子) 何で?

武志) 分からん…。

喜美子) 話したらみんなに

 力もらえるかもしれへんで。

武志) 分からんけど、百合子叔母ちゃん

 にも直叔母ちゃんにも言いたない。

 そんなん言うたら、信作叔父さんにも

 伝わってしまうやん。小さい町や、

 信楽中に伝わってしまう。あ…。

 行ってきます。

(目で追う喜美子)

 

**********

 

<窯業研究所>

真奈) あっ、おはようございます。

 この花瓶、黒川先生の。

 どうかしたん?

武志) うん? ああ…いや。

真奈) あっ、はい。

 あの、たこ焼き、下手っぴぃですみ

 ませんでした! 練習しときます。

 また、遊びに行ってもええですか?

武志) あ…またな。

(武志を目で追う真奈)

 

**********

 

<研修室>

男性) 今回通ってますかね。

男性) 俺でもな、自信あんねん。

男性) 自信あります?

男性) うん。

(武志に近づく竜也)

竜也) 敏春がな。

武志) うん? としはる…?

竜也) あっ、おやじです。

武志) ああ…。

竜也) 3月に、ここ修了やろ? だから、

 丸熊陶業どうですか言うてました。

武志) え…俺?

竜也) うん、陶工として、

 4月からどうですかって。

武志) う~ん…ありがたい話やけどな…

 あ…やりたいことあんねん。

(頷きながら掃除をする竜也)

(掛井が来る)

掛井) 次世代展の、結果が届いた。

 この研究所から、入選者はいてま

 せんでした。皆選外!

男性) ほんまですか?

掛井) うん。

男性) あかんかったか…。

掛井) 惜しかったな。残念やった。

 

**********

 

(掛井と向き合った武志)

掛井) 検査入院?

武志) はい…。

 あの…しばらく、休ませて頂きます。

掛井) 何の検査するんや。

武志) 性格?

掛井) 性格?

武志) 陶芸家に向いてるかどうか。

掛井) (笑)

武志) (笑)

掛井) 性格調べて、陶芸家に向いて

 へんかったら、どないするんや。

 目指すんやめるんか。

 誰かにやめぇ言われたらやめるんか?

 あかんでそんなん。こっから先、

 3月にここ出てからが勝負や。よう聞け。

武志) はい。

掛井) 勝負を挑むんは、自分やで?

 自分が、自分と闘うんや。

 外に闘う相手見つけたら、

 途端に心折れるで。

 次世代展の落選は、

 川原武志いう陶芸家の始まりや。

 むしろ落選おめでとうや。

 落選から始まって、どう成功していくか、

 花開くとこ見せてくれや。

 

**********

 

<居酒屋・あかまつ>

(ビールを飲んでいる武志)

(戸が開く音)

武志) おっ。

学) 武志どないしたんや。

武志) 遅いわ。ほら。

赤松) いらっしゃい。

学) 何時から飲んでんねん、

 まだ夕方やで。

武志) 飲もうや。

 

**********

 

<川原家>

(カレーを作っている喜美子)

(居間の座卓に用意された

 5人分のグラスや小皿)

(座卓に料理を運び、考える喜美子)

(電話機に目をやる)

 

**********

 

電・大崎) こんばんは。

 かけようと思っていたんです。

電・喜美子) えっ…。

電・大崎) ハハッ、冗談です。

 今、ものすごく申し訳なさそうな声で

 かけてこられたんで。どうしました?

 何でもどうぞ。

電・喜美子) すみません。

 あの…武志のことなんですけど、

 本人が、周りに言いたない言うんです。

 自分の病気を知ったことで、しっかり

 向き合うてくれる思うたんですけど…。

電・大崎) 患者さんの気持ちは、揺れます。

 しっかり向き合おうと思ったり、なげやり

 になってしまったり…。今日は平気な顔

 していても、明日は泣いている…。

 大丈夫だよと笑った数分後には、

 何で自分がと、怒りに震える。何かに

 あたったり、自暴自棄になることも…。

 強くなったり、弱くなったりを繰り返すん

 です。だから僕ら医師は…僕は、揺る

 ぎない強さを持つようにしています。

電・喜美子) 揺るぎない強さ…。

電・大崎) 患者さんの代わりに僕が。

電・喜美子) うちも持ちます。

 いや、もう持ってるわ。

 そんなんとっくに持ってるわ。

 すいません。ありがとうございました。

(電話を切る喜美子)

 

**********

 

<居酒屋・あかまつ>

武志) お~。おやじさん、もう一杯。

学) おいおい…飲み過ぎやお前。

赤松) ちょっと待ってな。

学) すいません…。

武志) あっ、まだ残ってる。

学) おいおいおい! やめとけ…。

芽ぐみ) あ~あ~。

学) あっ、来た来た…。

芽ぐみ) 大丈夫? 真奈先輩も呼んだった。

学) 助かるわ、もうこいつ止めてくれや。

芽ぐみ) べっぴんさん2人来たでえ。

学) ヘヘヘッ…。

 

**********

 

(学に支えられ、アパートに帰る武志)

学) ほらしっかりせえや。もう、重い重い…。

武志) どこやここ。

学) お前んちやってここは。

武志) あれ俺んちか…。

学) 何で分かってへんねん! あ~。

真奈) お水持ってきますね。

武志) うん、ありがとう。

芽ぐみ) 郵便取ってきたで。

武志) あっ、置いといて、そこ。

芽ぐみ) うん。

 あっ! 次世代展の通知やん。

 選外やて。

学) これか酔っ払いの原因は。

芽ぐみ) らしくない思た。

真奈) お水…。

芽ぐみ) これやったんやな。

ああ置いといて、ありがとう。

学) なるほどなあ。

 こんな武志初めて見たしのう。

芽ぐみ) うん。

(電話の呼び出し音)

芽ぐみ) あっ…。

学) 武志電話。

武志) あ…あっ、ちょっ…出て。

学) あ、俺?

武志) うん。

学) ええの?

武志) ええから…。

学) あ~よいしょ。(せき払い)

電・学) もしもし~。

 

**********

 

<川原家>

電・喜美子) あれ、学君? えっ。

 あ~そうか…。うん。うん。

 いや悪いな、ありがとう。

 ほなまたな。うん。

直子) あかんかったん? 何やその…。

百合子) 次世代展。

直子) ああ。

喜美子) あかんかった。

直子) せっかくケーキ作ったのにな。

 ハハハッ。

百合子) 作ったんうちやん。

喜美子) あんな。2人に、話がある。

 口堅いか。

直子) 柔らかい。ブブッ、ハハハハ…

 冗談や。何や、深刻そうやな。

 ここだけの話いうやつか?

喜美子) そや。

直子) よそに漏らすな?

喜美子) そや。

百合子) ええ話?

直子) ええ話やったら漏らすな

 言うわけないやん。

喜美子) 力を貸してほしいねん。

直子) 力だけでええんか?

 布袋さんに言うたらお金も貸せるで。

百合子) 真面目に聞こうや。

直子) 真面目に聞いてるから

 言うてんねん。

百合子) お金で何でもできる思わんといて。

直子) お金なかったら何もできひんやん。

喜美子) やめなさい。

百合子) ごめん…。

 あっ、おにいさんも来るんちゃうの?

喜美子) 遅なる言うてた。

百合子) おにいさんも知らん話?

 一緒に聞いた方がええんちゃうの?

喜美子) ううん。

 ハチさんには来てからまた話す。

 武志の前ではな、まだ聞かんかった

 ことにしてほしい。当分の間はな。

 本人が言いたないいうんを、

 うちの判断で、勝手に話す。

 武志が白血病いうのになってしもた。

 厳しくて、難しい病気や。

直子) いつ治るん。厳しくて、

 難しいその病気、いつ治るんや。

喜美子) ………。

直子) ちゃっちゃと治せや!

喜美子) 治すで。治す。

 治すのにな、お願いがある。

 

**********

 

骨髄移植の話をしました。

武志と白血球の型が合うか

調べる適合検査を、

2人とも引き受けてくれました。

 

(玄関を出て、泣き出す百合子)

(百合子の手を引っ張る直子)

 

**********

 

<居間>

(一人後片付けをしている喜美子)

(戸が開く音)

八郎) 遅なった。ごめんごめん。

(ぼんやり座っている喜美子)

 

**********
 

揺るぎない強さ…加えてしなやかな強さも感じ

させるというか、そういう説得力を持つ役者とし

て稲垣吾郎がキャスティングされたのだと納得。

なるほどね~不思議な安定感は彼にしか出せ

ない味かもしれない。カリスマ医師というのとは

また別の、揺るがないオーラが感じられるもの。

 

患者さんの気持ちは、揺れます。
しっかり向き合おうと思ったり、

なげやりになってしまったり…。

今日は平気な顔していても、

明日は泣いている…。
大丈夫だよと笑った数分後には、
何で自分がと、怒りに震える。

何かにあたったり、

自暴自棄になることも…。
強くなったり、

弱くなったりを繰り返すんです。

だから僕ら医師は…僕は、

揺るぎない強さを持つようにしています。

 

うんうん。いろんな顔があって、正反対の感情

もその時々の真実で…コロコロ気持ちが変わ

るのも嘘じゃないんだよね。だからこそ、揺る

がない人がそばにいてくれると救われるかも。

そして、揺るぎないものは、強さだったり、優し

さだったり、友情だったり、愛情だったり、いろ

んな形で存在してくれたら…ありがたいと思う。

武志のまわりには、揺るがないものがたくさん

ある。だから大丈夫。武志は、武志のありのま

までいいんだよ。みんなに頼っておくれ~!!

 

 

 

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