「おちょやん」第45回~新しい劇団の名前は「鶴亀家庭劇」! | 日々のダダ漏れ

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「おちょやん」 第45
第9週 「絶対笑かしたる」
新しい劇団の名前は「鶴亀家庭劇」!

 

 

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徳利) 千代! 千代!

千代) 徳利さん。

徳利) 一平いてるか?

千代) えっ、

 どないかしはったんだすか?

 

**********

 

女形) あんた私らのこと、偽もん

 呼ばわりしてくれたんやてな。

漆原) やめてえな、あんたら!

女形) 何で止めんねんな。

一平) あんたはもう、

 時代遅れのお払い箱や。

漆原) もういっぺん言うてみい。

 クソッタレが!

一平) なんぼでも言うたるわ!

 あんたはもう、用済みなんや!

漆原) うう~っ!

 

**********

 

漆原) うう~っ! 

(一平を殴る漆原)

漆原) 俺は、おやじさんの

 名ぁを継ぐ、役者になれるんやて、

 信じてたんや! それを楽しみに、

 喜劇やってきたんや! それやのに、

 何でそないなこと言うんや!

徳利) 漆原さん!

(漆原を止める徳利と天晴)

(血だらけの顔で地面に崩れる一平)

千代) あんた何で…。

(一平を見る千代)

一平) やったらできるやないか…。

 これやったらできるやろ、男の役かて。

(立ち上がろうとする一平を支える千代)

一平) やってくれへんかな…。

 俺な、辞めてほしないねん。

(漆原の胸倉を掴む一平)

一平) 一緒に、新しい喜劇作ってくれ。

 頼む…。頼むわ…。

(倒れる一平)

千代) このあほ!どあほ! 一平!

天晴) ボン、しっかりせえ。ボン。

 

**********

 

<岡安・2階>

みつえ) 何でこないなことになんねんな。

シズ) ほかに、なんぼでも

 やりようはあったやろに。

千代) 多分、

 殴られたかったんちゃうかな。

みつえ) さっぱり分かれへん。

(殴られた顔の左半分に

 乗せられた、濡れ手拭い)

(「母に捧ぐる記 全二場」

 と書かれた台本)

 

**********

 

<朝>

(物干し場に一平)

(頭と左目に包帯)

千代) 何やもう起きてたん。

一平) 痛うて寝られへんかったんや。

千代) 自業自得やな。

一平) ケガ人に優しい言葉の

 一つもかけられへんのか。

千代) 新しい劇団、うまいこと

 いくように願(ねご)うてる。

 漆原さんからの伝言や。

 あんたをここまで運んで

 すぐに行ってしもた。

一平) ほうか…。

千代) いつまで意地張ってるつもり

 やの。いや、意地とちゃうな。

 あんたは千之助さんから逃げて

 るだけや。いや、それもちゃうな。

一平) ちゃうんかい。

千代) 怖いねやろ。4年前とおんなじ

 ことを繰り返すのが。また千之助さん

 を失望さしてしまうのが。あんたが逃

 げてんのは、千之助さんからやのう

 て自分自身からや。

 

**********

 

<千之助の宿>

百久利) またお前か。

千代) 今日こそ絶対に笑かしたる。

天晴) ほな、次いきまっせ。

 おうおうおうおうおうおう。

(うつ伏せに丸まった徳利の体に、自分

 の赤ふんどしの前垂れを被せる天晴)

天晴) だんっ! まぐろの握り。

徳利) あきまへんわもう。

天晴) あかんな。自信あってんけどなあ。

千代) 天晴さん、徳利さん。

徳利) よう千代ちゃん。ボンどないや?

千代) どないもこないも

 顔も根性も歪んでるわ。

天晴) ほなわてらで千さん

 笑かすしかないか。

千之助) いらんのまた一人増えたがな。

 邪魔(じゃん)くさいのう。

徳利) しゃあっ! 

 須賀廼家徳利いきます。

天晴) おおいけいけいけ!

千代) お願いします。

徳利) 射撃の練習。

(尻を突き出す徳利)

徳利) 構え! 撃て!

(おならの音)

千之助) 何してんだお前コラ!

百久利) アハハハハハ!

天晴) こいつ笑かしてどないすんねん。

千之助) 臭っ!

天晴) 臭っ!

千代) うっ!

徳利) そないに…。

千之助) お前マジ何食うたんじゃ。

 

**********

 

(次は千代)

千代) コココココココ コケコッコー!

 コケコッコー!

千之助) 何十回やってるん。

千代) コケコッコー!

千之助) 何十回やってんだよ。

千代) 怖い怖い怖い怖い怖い…。

徳利) 千代ちゃんうまかったなあ。

天晴) うますぎで笑われへんわ。

 何してんの何してんの何してんの…。

(赤ふんの下に隠れる千代)

千代) 嫌~! これも嫌~!

 

**********

 

(岡安の二階で布団に寝た一平)

一平) 痛うて寝られへんなあ。

 

**********

 

<千之助の宿>

百久利) えっ? それ何?

千代) あの…。

千之助) ああ?

千代) 3人で一緒にやっても

 よろしおますか?

天晴・徳利) ああ~!

千之助) 何してん…

 何や卑怯もんコラ!

千代) 笑いに卑怯も

 正々堂々もあれへん。

千之助) 何すんのや。

千代) 覚悟~!

千之助) 何や何や何や何や!

(押さえ込んだ千之助をくすぐる作戦)

天晴) ほ~ら、ほ~れ。

千之助) おい!

千代) こちょこちょこちょこちょ。

 こちょこちょこちょこちょ…。

千之助)  いつまでやってんねんお前。

徳利) どうもない?

千之助) いつまで乗ってんねんコラ。

天晴) 千代ちゃん…。

千之助) わし平気やねん。

 こちょこちょとか。

徳利) ちょっ…あかんがな!

天晴) もはやこれまでか。

百久利) もう帰れ帰れ!

千代) 徳利さん行きましょう。

(廊下に一平)

千代) 一平…。

千之助) 何や、お前もわし

 笑かしに来たんか。

(部屋に入り、千之助の前で正座し、

 頭を下げる一平)

一平) お願いします。

 俺の劇団に入ってください。

(千代たちも座り直す)

百久利) あんなあ、

 千さんは芝居のうまいやつ…。

一平) 俺はこの劇団を、万太郎一座

 を超えて道頓堀一、いや、いや、

 日本一の喜劇一座にしたんねん。

 そのための新しい喜劇を、一緒に

 作ってください。頼んます。

 どうか、このとおりや!

(頭を下げた勢いで、包帯が落ちる)

(千代と天晴と徳利も、頭を下げる)

(顔を上げる一平)

(まぶたが腫れて、たこ焼きが

 くっついたみたいになっている)

千之助) フッ…。

 どないしたんそれ、フフフフ…。

 ハハハハハハハハハ!

 ハハハハハハハハハ!

千代) 笑た…。

徳利) 千さんが、笑てる。

千之助) ハハハハハハハハ!

百久利) アハッ、ハハハハハハハ!

千之助) どないしたん…。

百久利) おもろいですわ。

(千代たちも一平の顔を見る)

(笑い声)

百久利) 変な顔。

(笑い声)

 

**********

 

<稽古場>

熊田) どうにかこうにか、こないして、

 稽古初日を迎えられたこと、

 ほんまにうれし思います。いや、

 ほんまによかった。ほなあとは、

 一平君にお任せします。

一平) はい。

 

ほんまはここに、もう一人いて

いてほしかったんやけどな…。

 

一平) それでは…。

(戸が開く音)

(帽子を目深に被った背広姿の男)

千代) 誰?

(帽子を取り、キリッと顔を上げる男)

千代) 漆原さん…。

漆原) まだ私の…いや…

 俺の席あるかな。

一平) おおきに。

 ありがとうございます。

千代) お帰りなさい。

 いや、初めましてやろか。

(千之助を見る漆原)

漆原) (小声で)ようあの人口説けたな。

 

(回想)

千之助) お前の劇団に入ったるわい。

天晴・徳利・千代) よっしゃ~!

 

千代) 漆原さんのおかげやで。

漆原) ん?

一平) ほな、改めて、この劇団の、座長

 を任されることになった、天海一平です。

 稽古を始める前に、今日までに決める

 ことになっていたこの、劇団の名前を、

 発表したいと思います。名前は…。

千代) 鶴亀いえにわ劇?

一平) 「いえにわ」やない、「かてい」劇や。

 家族みんなが集まるとこ、それが家庭や。

 俺はこの4年、あちこち回って芝居の勉強

 をしてきました。家族連れのお客さんが

 みんな一緒になって芝居を見て楽しんで

 るのを見て、何べんも救われてきました。

 たとえしんどい時があっても、また顔上げ

 て。一生懸命生きていこうって思えるよう

 な芝居を。そないな願いを込めて、この、

 家庭劇という名前にしました。

 俺は、家庭いうもんをよう知りません。

 せやけど今日から、ここが俺の家庭や。

(一平を見つめ、微笑む千代)

一平) みんなで力合わして、

 この名に負けへん、新しい喜劇を、

 一緒に作っていきましょう。

(拍手)

一平) おおきに。そしたら早速、

 旗揚げの目玉にしよ思てる、この…。

千之助) ちょっと待ってくれ。

(一平の前に立つ千之助)

千之助) この台本(ほん)読ませてもろ

 たわ。おもろないんよな、いっこも!

(千之助が投げた台本を千代が

 スライディングキャッチ!)

千之助) 旗揚げのトリは

 この台本でいく。

(ええ~またややこしことに

 なりますやん…な顔の千代)

 

**********

 

まあまあ想定内で収った感じ? 笑かすという

点ではそういう方向で来たか~と思ったけど、

千之助を正攻法で笑わせるのは無理だろう

し、視聴者的に寒い展開にしか見えないだろ

うから、一平の今のあるがままの姿が可笑し

かったという流れが妥当な線かもね。複音声

を聞かないと分かりづらいと思うけど、殴られ

て腫れたまぶたが、たこ焼きがくっついたよう

に見えるのが笑える…笑えたらしい。しかも、

そのたんこぶは漆原によるものだってのがね、

一連の繋がってる感を醸し出してるというか。

 

千代が千之助の元に通い続け、天晴や徳利

が戻ったことも聞いているだろうし、気持ち的

には大分ほぐれてはいたんだろうと思う。でも

やっぱり一平自らが頭を下げに来ないとね~。

 

思った通り、漆原さんは、宝塚の男役のような

男(妙に色気があるよねw)になって帰ってき

てくれたし…「鶴亀家庭劇」という劇団名も決

まったし…さあこれから!と思いきや、すんな

りといくわけないのが半沢直樹…を書いた脚

本家さんだよな~とw 最後の最後のカタルシ

スに向かってコツコツと…。まだまだ…death!

 

 

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