「おちょやん」第97回~もう何も話することなんかあれへん | 日々のダダ漏れ

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「おちょやん」 第97
第20週 「何でうちやあれへんの?」
もう何も話することなんかあれへん

 

 

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(両手をつき、頭を下げる一平)

一平) 堪忍!

千代) はあ?

 

(回想)

千兵衛) あの2人デキてるて!

 

千代) はあ?

 はあ? はあ? はあ? はあ? はあ?

 はあ? はあ? はあ? はあ? はあ?

 

・・・ってなるわな~そら。

 

千代) はあ?

 

**********

 

(腕組みをした千代)

千代) 一平。

 あんた自分が何しでかしたか

 分かってる? このボケナス。

一平) 堪忍してくれ。

 あの、町でばったり会うて、酒飲み

 ながら身の上話聞いてるうちに・・・。

千代) 聞きたない。

天晴) 1回だけか?

一平) 当たり前や!

千代) 回数の問題やあれへん。

天晴) 回数の問題やあれへんねんあほ!

寛治) 信じられへん。

 僕何のために殴られたんや。

一平) 悪いのは全部俺や。すまん。

 せやさかいこないして謝ってるんや。

 許してくれ。

千代) 謝ったらええ思たら大間違いや。

一平) ほな、どないしたらええねや。

千代) はあ?

天晴) 千代ちゃん千代ちゃん、

 一旦落ち着こう。

 なっ、劇団のこともあるし。

 ああ、一回水飲もう。水。なっ。

 水飲むと、落ち着くから。なっ。

 

**********

 

(台所で水を飲む千代)

一平) 千代・・・。

 千代、ほんまに、悪かった。

 魔ぁ差すいうこともあるやろ。

(一平に向かって行く千代)

(一平の胸倉をつかむ)

寛治) 千代さん、千代さん駄目です。

天晴) 酒臭っ! 酒飲んでるやん!

千代) 往生しなはれ。

 ええかげんにしいや。

 あんた! ほんまに!

 どういうつもりや! 一平!

 

**********

 

<岡福>

千代) そないなことで、家出てきて

 しもて、ちょっことの間(ま)、泊め

 さしてもらわれしまへんやろか。

宗助) そらええで。

 ええけどもやなあ・・・。

みつえ) ちょっと行ってくるわ。

宗助) 行くてどこへ?

みつえ) 決まってるやんか。

 一平のどあほどつきにや。

シズ) みつえ!

みつえ) 止めんといてお母ちゃん。

シズ) わても行きます。

宗助) えっ!?

シズ) 娘同然の千代泣かせるようなこと

 されて、このまま黙ってたら女が廃ります。

 千代、あんたがその気なんやったら、

 ずっとここいててもええんやで。

 どないしても許されへんいうねやったら、

 離縁しなはれ!

 

**********

 

<稽古場>

徳利) おはようさん。よしっ。

(距離を置いて向き合った千代と一平)

(隅に団員たち)

千兵衛) ほんまにこんなんで

 芝居でけんのか?

万歳) 天晴さん、なんとかしてくださいな。

寛治) 天晴さんお願いします。

天晴) ん~・・・。(せき払い)

 ほな、稽古、始めよか。

徳利) あ~いや、せやけど、灯子の役・・・。

天晴) あっあっあっあっあっ?

徳利) た・・・妙子、妙子、妙子。

 娘の妙子役はどないしようかな思て。

徳利) 香里やって。

香里) 嫌や。あないな女の代わりなんか

 やりともない。さんざん千代に世話にな

 ったくせに裏切るやなんて。

天晴) 千兵衛、やれ。

千兵衛) えっ!?

徳利) ええな。

天晴) セリフ入ってんな? 入ってんな。

徳利) 入ってるやろ!

千兵衛) 入ってます。はい。

 

**********

 

一平) てるさん!

 あんたおてるさんかいな!

 えらい年季が入ったなあ。

千代) あんたに言われとうないわ。

一平) すまん。

男性) いやすまんやのうて、一平。

一平) せやけど、丸加の嬢(とう)さんが

 糸文のお家さんと分かった以上誰が

 大事な娘をやれるかいな。

千代) 私かて可愛い息子をあんた

 みたいな大嘘つきの、大嘘つきの

 娘とは結婚させられしまへん。

 この大嘘つき!

徳利) 大嘘つき3回言うたで。

漆原) うん。

一平) わしがいつあんたをだました?

 裏切ったんは・・・。

千代) あんたやんか。

一平) はい。

(一平につかみかかる千代)

千代) あんたが裏切ったんやんか

 このあかんたれ!

(座員たちの千代を止める声)

男性) 休憩する?

男性) 一旦休憩一旦休憩しよ。

 

**********

 

千代) ほな、お先失礼します。

天晴) はいお疲れさん。

男性) お疲れさまでした。

一平) 千代。

千代) お疲れさんだした。

(出て行く千代)

男性) ああ~!

千兵衛) しんどかった~。

万歳) この芝居てあない

 緊張するもんやった?

徳利) もうとげとげしゅうて

 見てられへんわ。

 これ1か月もたんでわし。

男性) ほんまですわ。

徳利) ボン、なんとかしい。

一平) いやそないなこと言われても・・・。

 

**********

 

<夜・岡福>

一福) おおきに。

千代) ええねんええねん。

(厨房を手伝う千代)

みつえ) 千代、お客さんやで。

千代) ひつこいなあまた一平のあほか。

 もう二度と来んよう塩でもまいといて。

鶴蔵) そら、勘弁して

 もらいたいもんやなあ。

(微笑む鶴蔵)

 

**********

 

<座敷の奥の席>

千代) ほんまに大事おまへんのだすか?

鶴蔵) これぐらい、

 気つけ薬にちょうどええのや。

 どや、あんたも、飲みいな。

千代) おおきに。ほな。

(酒を飲む鶴蔵と千代)

千代) 一平とのこと、

 聞きはりましたんやな。

 すんまへん、ご心配おかけして。

鶴蔵) あんたとは、えらい古いつきあい

 になんのに、いっぺんもこないして膝

 つき合わしたことなかったさかいな、

 ええ機会や思うてな。今の新喜劇

 あんのは、あんたのおかげや。

 ほんまにおおきに。おおきに。

(頭を下げる鶴蔵)

千代) これでもう思い残すことあれへん。

 ・・・とでもおっしゃるおつもりだすか?

 らしおまへんなあ。ほんまはそないな

 こと思てはれへんくせに。

鶴蔵) フフフフフフ・・・。

千代) 男いうのは、ちょ~っと何かあっ

 たらすぐお酒やら女に逃げる。あいつ

 もそうだす。一平、隠してますけど、ず

 ~っと新しい台本が書けんと苦しんで

 たんだす。うまいことごまかしてたけど、

 ほんまはええ新作が書かれへんかっ

 たさかい、「お家はんと直どん」を再演

 しますのや。きっと、それやこれやで

 灯子に甘えてしもたんやと思います。

 社長もほんまはそれ分からすために、

 わざわざうちのとこ来て、無理してお

 酒つきあうてくれはったんと違います

 のか? 何があっても、お芝居だけは

 ちゃんとやりますさかい、安心して養

 生なさっとくれやす。

(頭を下げる千代)

鶴蔵) ハハハハ・・・

 いや、あんたには、かなわんなあ。

 余計なお世話やったわ。

千代) いや・・・。

 

**********

 

<玄関>

鶴蔵) 邪魔したな。

シズ) おおきに。

 ありがとうございました、社長さん。

 また、来とくなはれな。

鶴蔵) せやな。

(頭を下げ、鶴蔵を見送る千代)

 

**********

 

(路地で鶴蔵を迎える一平)

(頭を下げる一平)

鶴蔵) 道頓堀の灯、

 消したらあかんで。

 頼むで、2代目。

(鶴蔵を目で追う一平)

 

千代ちゃんと一平君が、

鶴蔵社長と会うたんは、

これが最後でございました。

 

**********

 

<岡福>

(後片付けをする千代)

みつえ) 何言われたん?

 まさか劇団守るために一平の

 ことには目ぇつむれとか言わ 

 れたんやあれへんやろな。

千代) うちな、今回のこと

 ものすご頭に来てる。

みつえ) そらそやわ。あないな

 ことされたら、当たり前や。

千代) 一平のせいで、

 灯子はえらい苦しんでる。

 あいつなんちゅうこと

 してくれたんやて・・・。

みつえ) まあ、そやな。

千代) それだけやねん。

 何べんもよう考えたんやけどな、

 うちは、一平が灯子にしたことが

 許されへんだけやねん。

 せやさかい、もし灯子が一平を

 許してくれんねやったら、うちは、

 一平ともこれまでどおりでかめへん。

みつえ) あんた底抜けのあほやな。

 けどそれだけ一平のこと

 好きいうことなんと違う?

(弱みを突かれ、

 やるせない顔になる千代)

 

**********

 

千代) 100回でも1000回でも

 謝んのやで。

一平) 分かってる。

千代) 遊びやったとか言うたら絶対あ

 かんで。余計傷ついてしまうさかい。

一平) 分かってるて。

 そないなつもりやあれへんかったし。

千代) ほな本気やったん?

一平) どないせえっちゅうねん。

千代) うちが知りたいわ。

一平) せやさかい言うてるやろ。

 一人で謝りに行くて。

千代) それはあかん。

 3人で会わなあきまへんのや。

 3人でちゃんと会うて、思てること

 全部言うて、ほんで、あんた何か

 面白いこと言い。

一平) そないなこと・・・。

千代) それくらいできな台本

 なんか書かれしまへんで。

 ほんで、3人で大笑いしますね。

 これからも一緒にやってくために。

 なっ。

(灯子の家に向かう2人)

 

**********

 

医者) お大事に。

(医者が出てくる)

一平) あの・・・ここの知り合いなんで

 すけど、どないかしたんですか?

医者) ああ、ちょっと体の具合がな。

千代) 病気だすか?

医者) 心配あれへん。

 ややこができただけや。

 めでたいこっちゃ。ほな。

 

**********

 

<天海家>

寛治) 千代さん・・・

 帰ってきはったんですか。

一平) 寛治、今、大事な話するとこや

 から、ちょっと上行っといてくれるか。

千代) 話するて何を?

一平) 何をて・・・。

千代) こないなってしもたからには、

 もう何も話することなんかあれへん。

寛治) どないしてんな?

一平) まだ、ほんまにややこが

 できたか分かれへんねんで。

寛治) ややこ!?

千代) そのあほ面、

 二度とうちの前に見せんといて。

 灯子のとこでもどこでも行きはっ

 たらよろし! さっさと消えて!

(ふらふら立ち上がる一平)

寛治) ちょっと待ってください。

 もっぺん落ち着いてゆっくり話しましょ。

(背筋を伸ばし、一点を見つめ、

 座っている千代)

(出て行く一平)

 

**********

 

どうせなら、史実に近い感じで一平をもっと

女癖の悪い男として描いてくれてたらね~。

初めての浮気ぐらいにしか見えない描き方

なんだよね。一平の中の人に考慮してのこ

となのか・・・(どうやっても好感度は下がる

役だと思うけどw)。灯子のことも、セリフだ

けで、千代が灯子を可愛がっていたように

見えるシーンはないわけで・・・。千代の怒り

を理解するには・・・灯子の存在が薄すぎる。

 

うちな、

今回のことものすご頭に来てる。


一平のせいで、

灯子はえらい苦しんでる。あいつ

なんちゅうことしてくれたんやて…。
 

それだけやねん。
何べんもよう考えたんやけどな、
うちは、一平が灯子にしたことが
許されへんだけやねん。
せやさかい、もし灯子が一平を
許してくれんねやったら、うちは、

一平ともこれまでどおりでかめへん。

 

これだけのセリフを言わせるだけの関係に、

見えないというか見せてもらえてはいない。

みつえが言うような、「それだけ一平のこと
好きいうことなんと違う?」の「好き」も・・・男

と女の「好き」とはちょっと違うように見える

というか・・・。千代は、一平の妻というよりは、

母親というほうが、実はしっくりくる気がして。

 

こないなってしもたからには、
もう何も話することなんかあれへん。

 

子供が出来ちゃったらね~そこで試合終了。

2代目天海の、3代目を産めなかった千代。

それはずっと心にあったはずで。天海の血

を引く子供ができてしまったら、もうねっ・・・。

 

それにしても・・・もうちょっと描きようがあった

と思うのよね~。ヒロインの扱いが雑すぎる。

ここは千代のためにもっと丁寧に描いてほし

かったよ。千代の気持ちに寄り添えるように。

 

 

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