「おちょやん」第109回~うちの大切な家族だす。一生うちが守る | 日々のダダ漏れ

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「おちょやん」 第109
第22週 「うちの大切な家族だす」
うちの大切な家族だす。一生うちが守る

 

 

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(回想)

長澤) あの子たちを選んだ、一番の

 決め手は、今、前を向いて、生きて

 るかどうかです。

 

(回想)

島田父) どうも、家出したみたいで。

酒井) 家出・・・?

四ノ宮) 家出・・・?

 

**********

 

(栗子の家の前に静子)

千代) 静子・・・。

 

**********

 

酒井) あっ、お前、静子の居所

 なんか知らんわな。

桜庭) 静子やったら、今朝電話

 貰いましたけど。

酒井) うんうん。

酒井・四ノ宮・富岡) 何っ!?

酒井) 何て? 静子何て言うてた?

桜庭) お母ちゃんの住所、

 教(おせ)えてくれ言われました。

富岡) お母ちゃんの住所て、

 自分の家やないか。

桜庭) そやなくて、チヨ子お母ちゃん。

 

**********

 

<栗子の家>

静子) 聞いてえなお母ちゃん。

 うちのお母ちゃんいうたらな、

 お母ちゃんと違て・・・。

千代) ちょっと待ってちょっと待って・・・。

 ややこしわ。とりあえず今は千代さん

 でええわ。

静子) ほな・・・千代さん聞いて。

 うちのお母ちゃん、もう役者なんか

 辞めって言うねん。

千代) 何で?

静子) うちのお父ちゃん、お医者さん

 やさかい、お前もちゃんと将来のこと

 考えて、大学にも行かなあかんて。

 確かにな、この間の学校の試験、ち

 ょっと、成績下がってしもて。勉強と

 ちゃんと両立させるいうのがラジオ

 のお仕事やる条件やったから。お母

 ちゃん、お願いします。ここにいさし

 てください。このままやったら私、「お

 父さんはお人好し」も辞めなあかん。

 そんなん嫌や。最後までみんなと

 一緒にいてたいねん。

千代) この前「出番増やして」て言うて

 たんは、そないなことやったんだすな。

静子) ちゃんと、役者としてやれるて

 分かったら、お父ちゃんもお母ちゃん

 も、許してくれるんやないか思て・・・。

 そない思たら、つい・・・。

栗子) 今晩は泊まっていき。

 明日までよう考えたらええがな。

静子) ほんまに?

千代) よろしのか?

栗子) いつもラジオドラマ、

 楽しましてもろてる、お礼や。

静子) おおきに。

 

**********

 

<放送局>

島田母) どうも、いろいろと

 お騒がせしました。

島田父) あの、祥子を辞めさせる件、

 なるべくはようお願いいたします。

桜庭) では、出口まで、ご案内します。

四ノ宮) あの・・・。その・・・もったいない

 ・・・と、思います。「お父さんはお人好し」、

 今度、1時間の特別番組をやるんですよ。

 これから、もっともっと人気が出ると思い

 ます。もしかしたら、これから何年も続く

 人気ドラマになるかもしれません。あ・・・

 少なくとも、私たちは、そのつもりでやっ

 ています。辞めるのは、それが終わって

 からでもいいんじゃないでしょうか。もう

 一度、お嬢さんの話を聞いてやってくだ

 さい。

(頭を下げる四ノ宮)

(一礼し、出ていく静子の両親)

 

**********

 

(家の前の縁台に座った千代)

(戸が開く音)

静子) 何してんの?

千代) お月さん見てますねん。

 子供の時からようこないしてな。

(空に満月)

千代) おいで。

(並んで座る静子)

千代) あんた寝心地悪うて

 寝られへんかったんやろ。

静子) 何で?

千代) よそ行って初めて、自分とこ

 の居心地のよさは分かりますのや。

 家出なんかしても、何もええことあ

 れへんで。ドラマの中とおんなじよ

 うに、あんたともみんなとも家族に

 なれたらええんやけどな。かなわぬ

 夢や。あんたにはちゃんと帰る場所

 があって、あんたを待っててくれは

 るお人がいてはんねんもん。どない

 逆立ちしたかて、そないな人たちに

 はかなわへんわ。

(静子の手を握る千代)

千代) 明日は家に帰り。ほんでお父

 ちゃんとお母ちゃんにちゃ~んと自

 分の気持ちをぶつけなはれ。チヨ子

 お母ちゃんにできんのは、こないし

 てあんたと一緒に月を見上げること

 ぐらいだす。

(静子の肩を抱き、空を見る千代)

千代) 明日もきっと晴れや。

(千代の肩にもたれ、月を見る静子)

 

**********

 

栗子) 寝られへんのかいな。

(布団の上に座り、

 玄関を見ている春子)

(春子を見つめる栗子)

 

**********

 

<放送室の会議室>

富岡) もうすぐ・・・

 もうすぐ来ますから。

当郎) 台本もやけど、

 静子はどないしてんな?

酒井) そのことやけど、静子役の島田

 祥子さんは、もしかしたらもう・・・。

静子) 遅うなりました!

清二) 何や静子か。

 台本が来たんか思たわ。

酒井) 大丈夫なんか?

静子) ご心配かけて、すいませんでした。

 父と母にちゃんと話して、この「お父さん

 はお人好し」が終わるまでは、役者続け

 てもええて、許してもらいました。

富岡) ほんまか。そら何よりや。

四ノ宮) やはり、僕のおかげでしょうかね。

(千代の前へ行く静子)

静子) おおきに。

 お母ちゃんのおかげや。

千代) うちは何もしてしまへん。

 あんたが頑張っただけだす。

当郎) いや~ほんまによかったな。

 ・・・って何が?

(笑い声)

静子) この前は、わがまま言うて

 ごめんなさい。堪忍です!

乙子) 何や親ともめてたんやったら

 そない言うてくれたらよかったのに。

 やり返す方法なんぼでも教えたげるわ。

浜三) いやいや・・・乙子姉ちゃんと

 静子を一緒にしたらあかんわ。

乙子) 何でよう似てるやん。

 ほんまの姉妹みたいやんなあ。

豊子) 愚痴こぼしたい時はいつでも

 言うてな。熱子が聞いたげるし。

熱子) もう、そういう時ばっかし

 何で私やの。

清二) 次の特別番組は、何が何でも

 成功させなあかんな。このドラマ続い

 てる限り、静子も役者辞めんと済む

 ねやったら、余計やわ。

当郎) よっしゃ、

 ほな、早速、読み合わせしよか。

 あっ、台本あれへんのやった。

(笑い声)

静子) (京子に)おおきに。

桜庭) お待たせしました!

酒井) やっと来た!

 はよみんなに配って。

(台本を配る桜庭)

千代) おおきに。

富岡) え~っと・・・あれ?

当郎) 何や、僕の、

 20ページしか、あれへんで。

桜庭) あっ・・・すんません。

 今はまだそれだけしか。

 

放送まで あと4日

 

米太郎) いつも何ページやったっけ?

京子) 確か、60ページぐらい

 やったかしら。

米太郎) あと40ページ・・・。

 まだまだやな。

林田) 違います。お忘れですか。

 今回は、1時間の特別番組ですから、

 いつもの倍の、120ページ、必要です。

 

放送まで あと4日

 

当郎) こらまたスリル満点ですな。

 ハッハッハッハッハッハッ!

富岡) まずい・・・まずいで・・・。

四ノ宮) もう・・・

 だから言ったんですよ僕は!

 

**********

 

<病室>

長澤) チヨ子。

 「そやけど、2人は、

 うまいこといってんねや・・・」。

 うっ・・・!

桜庭) あっ、痛め止め、のみますか。

長澤) あかんあかんあかん。あれ飲ん

 だら、頭までぼ~っとしてしまうから。

 これぐらいの方が、目ぇ覚めてちょうど

 ええねや。続けるで。

桜庭) はい!

長澤) あ~! アタ五郎。

 

**********

 

こないして、長澤先生は

頑張りはったんですが、

結局台本は最後まで完成せず・・・。

とうとう放送本番の日の朝を、

迎えてしまいました。

 

千代) 今日も楽しみにしててな。

春子) うん。絶対聴く。頑張ってや。

千代) おおきに。

春子) ほな行ってきます。

千代) 行っといで。

栗子) 今日も気張ってや。

(籠に生けた花を差し出す栗子)

千代) いつもおおきに。

栗子) いつまで渡せるか分かれへん

 しな。何やったら今のうちに10年分、

 まとめて渡しとこか?

千代) それありがたみ薄れるわ。

栗子) ほんまやな。フフフフ。

(座り直す栗子)

栗子) 千代。

 あんたに言うときたいことがあんねん。

千代) 何だす改まって。

栗子) 春子のことなんやけどな。

 春子は正真正銘、あてとテルヲさん

 の血ぃ、引いた子や。

千代) はい、分かってます。

栗子) せやさかい守ってやってや。

千代) 何だす、それ・・・。

 何でそないなこと・・・。

栗子) ただ、

 ちゃんと言うときたかったんや・・・。

 春子のためにも、あんたのためにも。

千代) ほんまにあほやなあ。

 何も分かってへんわ。

 血がつながっていようと、いまいと、

 そないなことどないでもよろしのや。

 春ちゃんはもう、うちの大切な家族

 だす。一生うちが守る。栗子さんも、

 そうやで。

(栗子の目に涙があふれる)

栗子) おおきに。アッハハ・・・。

 そうか・・・。ハハハ・・・。

 

**********

 

静子の悩みは千代ちゃんから見ればなんて

贅沢な~なんだけど・・・ただただ寄り添って、

一緒に月を見上げるっていうのがね、良き♪

静子には帰る家があるし、待ってくれている

人、誰よりも心配してくれる本当の親がいる。

でもそれとは別に、千代のように寄り添って

くれる、もう一人の「お母ちゃん」のような存

在がいてくれたら・・・家族のような人間関係

が築けたら、人生はより豊かになるよね~。

 

今回、栗子の口からあの時のおなかの子が

本当にテルヲとの子だと言われるまで、ずっ

と疑っていたんだよね~。テルヲの子じゃな

いほうが自然なぐらいの展開に見えたから。

春子がちび千代にそっくり設定ということで、

やっと千代の血縁なのかもと思ったぐらい。

栗子にしても、大人になった千代に疑われ

ているかも、と思っていても不思議じゃない。

 

春子のことなんやけどな。
春子は正真正銘、あてとテルヲ

さんの血ぃ、引いた子や。

 

せやさかい守ってやってや。


ただ、ちゃんと言うときたかったんや・・・。
春子のためにも、あんたのためにも。

 

栗子が亡くなれば、春子にとっても、千代に

とっても、唯一の肉親になるんだよねえ・・・。

 

ほんまにあほやなあ。
何も分かってへんわ。
血がつながっていようと、いまいと、
そないなことどないでもよろしのや。
春ちゃんはもう、

うちの大切な家族だす。

一生うちが守る。

栗子さんも、そうやで。

 

血がつながっていようといまいと、関係ない。

関係ないけど、血がつながった家族もいる。

それが、視聴者のエゴだけど、ほっとしたよ。

大切な人がたくさんいたっていいと思うしね。

ないないだっていいけど、あってもいいよね。

 

栗子の存在にこんなに泣かされるとは思わ

なかったけど、そんな嬉しい誤算は大歓迎。

 

 

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