「おかえりモネ」第118回~絶対、自分を許すごどはできない | 日々のダダ漏れ

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「おかえりモネ」 第118
第24週 「あなたが思う未来へ」
絶対、自分を許すごどはできない

 

 

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百音) 先生東京でも、無理しないで。

菅波) あなたも。

百音) はい。気を付けて。

(港で、菅波を見送る百音)

 

**********

 

<市民プラザ・みんなの広場>

百音) 気象情報を投稿してもらうアプリ

 なんですけど、これを、コミュニティFM

 と連動させられないかと思いまして・・・。

遠藤) ジェネレーターズ・・・。へえ~。

百音) はい。今いる場所の天気を、リア

 ルタイムで知らせてもらう仕組みです。

 ここに集まる情報を、双方向でやり取り

 して、避難行動につなげたいんです。

古山) ああ、確かにコミュニティFMどの

 親和性は、高そうだな。

百音) 何か会った時に、急に、「さあ動い

 て」って言われても、難しいですよね。

 でもこうやって、日常的にやり取りでき

 たら、コミュニケーションも取りやすくな

 ります。ここのラジオは、市民の方との

 距離も近いし・・・。

遠藤) 災害FMの時は、み~んながら

 集まった情報を、み~んなで分げ合

 うっつう感じだったなあ。

百音) いいですね。

高橋) うぢの前の道路が、通れるように

 なってっとが、ああでも、猫が帰ってき

 たどが、そんな話に、よがったねって、

 み~んなで言ってね。

遠藤) うれしがったよねえ、そういうの。

高橋) うん。

百音) そういう感じが、いいんです。

遠藤) ああ、水野さん!

百音) あっ。

(ボランティアの東京の大学生)

 

(回想)

水野) わ~! 見てましたテレビ!

 

(回想)

水野) 外から来た人間に何ができる

 んだろうとか、考えちゃって・・・。

 

(お辞儀をする水野)

百音) ああ。

 

**********

 

百音) どうぞ。

水野) ありがとうございます。

百音) よかった、また来てくれて。

水野) はい。どうですか? 仕事。

 うまくいってそうですね。

百音) いや~まだ全然なんですけど・・・。

 まあ、ちょっとずつ。

水野) よかったです。

百音) 私今水野さんに会えて、

 ちょっと分かったことがあって。

 前に話しましたよね、

 「自分に何ができるの?」って。

水野) ああ・・・はい。

百音) それは、もう、

 いいんだと思います。

 また会えて、すごくうれしい。

 何ができるとかじゃなくて。

 水野さんが、短い時間でもまたここ

 に来てくれたってことが大事だし、

 もうそれだけでいいんだなって。

水野) ああ・・・。

百音) あっいや、ごめんなさい

 何か変なこと言ったか・・・。

水野) すみません。

 ホッとしちゃって。

 どういう顔で、ここに来ればいいの

 って、ずっと思ってたから。

(優しいまなざしで見つめる百音)

 

**********

 

百音) 以上、お昼の気象情報をお伝えし

 ました。では、ここで一曲、お送りします。

♪(「ダニー・ボーイ」)

 

(回想)

(汐見湯で、百音と菅波の前で

 ホルンを演奏した宮田)

 

百音) 病気で以前のようには吹けな

 くなってしまった方が、この曲吹いて

 聴かせてくれて。それがもう、

 すっごくよかったんです。

高橋) そう。

百音) 一度、何かを諦めたり、

 またやってみたり。

高橋) うん。

百音) みんな、

 そういうのでいいんだなって。

 何かさっき、水野さんに会って・・・。

高橋) 私たぢもね、災害FMやってだ頃、

 いいのがなあって、すんごぐ迷いながら、

 音楽を、かげだの。そしたら、み~んな、

 と~っても、喜んでくれだ。

 やっぱり、音楽って、いいね。アハハ。

百音) はい。

 

**********

 

<夜・永浦家>

未知) 未産卵一粒ガキは、おじいちゃん

 のカキとは、だいぶ育て方が違うよ。

 シングルシードだし。

百音) うん。でもこの、産卵前に水揚げす

 るっていう方法にね、気象情報が絡める

 んじゃないかと思うの。カキ棚にセンサー

 つければ、海水温や、塩分濃度も計測で

 きるし、スマホに通知が来るアプリなんか

 も、うちの会社では作れるし。

未知) 分かった。

 普及指導班の人紹介する。

百音) うん、助かる。ありがと。

未知) フフフ・・・。

百音) ん?

未知) お姉ちゃんと、こういう話

 すると思ってなかったから。

百音) あっそういえばみーちゃん、

 大学は?

未知) ああ、まだ。

百音) 迷ってんの?

未知) 迷ってるっていうか・・・。

 

**********

 

<漁協・事務所>

百音) 最新の気象情報と、コンサル合

 わせて、月額、1万・・・。あっいやいや、

 もっと安くてもいいんですけど・・・。

滋郎) ああいい、いい。

百音) 契約していただけませんか?

滋郎) いいいい。

 ほれほれ危ねえ危ねえこれ、ストーブ。

 危ねえよ、本当に。

百音) すいません。じゃあ、8000円・・・。

滋郎) いやいや、

 金額の問題でねえんだでば。

百音) 違うか・・・。

 

**********

 

亮) 俺も、大学行きなよって

 言ってんだけどね・・・。

百音) うん・・・。

亮) 何か、あるんだよな、ずっと。

百音) 聞いてあげられたらいいんだけど。

亮) うん。

百音) まあ、大学、応募締め切り近いし、

 もう一回話してみるね。

亮) 頼む。

百音) うん。

亮) モネもさ、あんま、焦んなよ。

 とらわれてきたのは、俺や、みーちゃん

 だけじゃないんじゃないの?

百音) うん。

 

**********

 

百音) 試験場の仕事も、現場の水産業

 に貢献できる、いい仕事だと思う。でも、

 みーちゃんは、勉強したり、研究・・・。

未知) いいの。

 大学行きは、やめようと思ってる。

百音) 何で?

未知) ・・・。

百音) みーちゃん。

未知) もういいから。

百音) 待って。

未知) 私は・・・。どこにも行けない。

 こごを離れられない。

百音) みーちゃん。

 あの日・・・。何があったの?

 

(回想)

(避難所に駆け込む島に戻った百音)

未知) お姉ちゃん・・・。

百音) みーちゃん!

 よかった・・・よかったみーちゃん。

 おばあちゃんは?

未知) ・・・。

亮) 大丈夫。

 ばあちゃん、体育館にいるよ。

 

百音) あの時、何か感じた。

 みーちゃんに。でも・・・。

 みーちゃんにそれを・・・

 聞くことができなかった。

 

(回想)

未知) お姉ちゃん、

 津波、見てないもんね。

 

百音) 助けてって、言ってたんだよね。

 みーちゃんには何か言えない思い

 があって、すっごく傷ついてて・・・。

 助けてって、聞いてほしいって、

 言ってたんじゃないかと思う。

未知) (涙)

百音) 私は、それを感じてきたのに・・・。

 本当の声を、聞く勇気がなかった。

(未知を見つめる百音)

百音) 話してほしい。

未知) 私・・・。あの時・・・。

 おばあちゃんを置いて逃げた。

 どう言っても、引っ張っても、

 おばあちゃんは動いてくれなくて。

 海が見えて。一人で逃げた。

百音) そう。

未知) そのあと、多分、大人たちが来て、

 おばあちゃんを助けてくれたんだと思う。

 でも・・・。私は・・・。

 絶対、自分を許すごどはできない。

 こごで、自分が、何かの役に立てれば、

 いつか・・・。

百音) (涙) みーちゃん。

未知) いい。

 何も言わなくて。言えないよね。

 私は、言えてよかった。

 でもごめん。

百音) 違う・・・。

(出て行く未知)

(立ちすくみ、俯く百音)

百音) (涙)

 

**********

 

ようやくみーちゃんが抱えてきた、心の闇が

見えてきた。そうきたか・・・。容赦ないわあ。

でも、様々な立場の人の痛みを描いてきた

このドラマが、みーちゃんの立場にも触れな

いわけにはいかないよね。ドラマを見終わっ

てそのことを考えているうちに、だんだん涙

があふれてきて・・・胸が痛くて、苦しくなった。

 

私・・・。あの時・・・。
おばあちゃんを置いて逃げた。
どう言っても、引っ張っても、
おばあちゃんは動いてくれなくて。
海が見えて。一人で逃げた。

そのあと、多分、大人たちが来て、
おばあちゃんを助けてくれたんだと
思う。でも・・・。私は・・・。
絶対、自分を許すごどはできない。
こごで、自分が、

何かの役に立てれば、いつか・・・。

いい。
何も言わなくて。言えないよね。
私は、言えてよかった。
でもごめん。

 

津波てんてんご・・・という言葉を思い出した。

それぞれ、「津波が来たら、取る物も取り敢え

ず、肉親にも構わずに、各自てんでんばらば

らに、一人で高台へと逃げろ」・・・という言葉。

wikiによれば4つの意味が織り込んであると。

 

●自助原則の強調(「自分の命は自分で守る」)

 津波から助かるため、人のことは構わずに、

 てんでんばらばらに素早く逃げる。
●他者避難の促進(「我がためのみにあらず」)

 素早く逃げる人々が周囲に目撃されることで、

 逃げない人々に避難を促す。
●相互信頼の事前醸成  

 大切な他者と事前に「津波の時はてんでんこ

 をしよう」と約束し、信頼しあう関係を深める。
●生存者の自責感の低減(亡くなった人からのメッセージ)

 大切な他者とてんでんこを約束しておけば、

 「約束しておいたから仕方がない」と罪悪感

 が減る。

 

なるほど。いろんな意味で、大事な教訓かも。

みんなの、命、心を守るために、必要なんだ。

 

まだ中学生だった未知を、責める人はいない。

責められるわけがない。何より、おばあちゃん

は大人たちによって助けられているのだから。

逆に、永浦家の大人たちは皆、未知に対して

申し訳ないと感じていたのではないかと思う。

結局、おばあちゃんを助けたのは、永浦家の

人以外の人だったわけで。家族は誰も助ける

ことができなかった。たまたまあの日、そこに

いたのは未知だけだった。せめて、百音がい

たらどうだったのか? 2人で助けられたかも

しれない。2人で逃げたかもしれない。少なく

ても、同じ恐怖、同じ不安、同じ痛みを、共有

していたかもしれない。もしかしたら、最悪の

運命が・・・待っていたかもしれないんだよね。

 

亜哉子が、生徒を置いて家に戻ろうと思って

しまった10分を許せなかったように、逃げた

自分を絶対に許せないと思う未知の気持ち

は痛いほど分かる。たとえ、当事者に許すと

言われたとしても、どうしても許せないと思っ

てしまう自分の心が、1番厄介かもしれない。

 

お姉ちゃん、
津波、見てないもんね。

 

あれは百音を責めた言葉ではなかったね。

恐ろしい津波。逃げ出さずにいられないほ

ど恐ろしかった津波を、百音も見ていたら、

あの時の気持ちも分かってもらえたのに!

怖かった怖かった怖かった、ごめんなさい。

未知の心の叫びが聞こえてくるようで辛い。

 

おばあちゃんを置いていってしまったから、

亮は絶対に一人にしないと思ったのかな。

そんなこともちょっと思ってしまって泣けた。

 

難しいね。自分を許してあげてと言うのは

容易いけれど、自分のことになると難しい。

百音がずっと「人の役に立ちたい」と病的

なまでに思い詰めてきたように、未知も又、

島で役に立たなければと思い詰めている。

 

未知ができること、まわりの人間はただも

うそこにいてくれるだけでいいんだけど・・・

未知が納得できる、役に立つことができる

と思えることが見つかればいいな。好きな

ことをやっていいんだって・・・思ってほしい。

大学に行くことが、未来に貢献することだ

って、思わせてもらえたらいいんだけどね。

 

いろんな立場の人がいろんな痛みを抱え

ている人が、少しでも楽になれるようにと

描かれてきたドラマが、あと3回でどんな

未来を見せるのか。泣く用意はできてる!

 

 

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