「おかえりモネ」第120回(最終回)~おかえり、モネ | 日々のダダ漏れ

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「おかえりモネ」 第120回(最終回)
第24週 「あなたが思う未来へ
おかえり、モネ

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

(回想)

亮) とらわれてきたのは、俺や、みー

 ちゃんだけじゃないんじゃないの?

 

(回想)

百音) 音楽なんて、

 何の役にも立たないよ。

 

(回想)

三生) 俺ら、もう・・・普通に笑おうよ。

 

**********

 

明日美) え~? 何か入ってんの?

三生) やばいもんとかだったらどうする?

悠人) 開けよ開けよ。

(ケースを囲んで座る6人)

百音) じゃあ・・・。

(ふたを開ける百音)

(陽の光に輝く金色のアルトサックス)

(その上に手作りのプログラム)

(「卒業コンサート 2011 3月12日(土)」

 と、表紙に書かれている)

亮) これ見るのが怖くて、

 ずっと開けられなかった?

百音) うん。

 最初は、そうだったと思う。

 向き合うのが怖くて。あの日、

 島にいなかった、後ろめたさとか。

 痛みを、分かち合えない、苦しさとか。

 でも今はあの、ちょっと違ってて・・・。

 何か・・・。これを・・・これを開けたらまた、

 私は無力だって、思っていた頃の自分

 に、戻ってしまうんじゃないかって。

 それが怖かった。

明日美) どうだった?

百音) うん・・・。

 戻ってたまるかって、思ったよ。

(アルトサックスに触れる百音)

(様々な記憶が甦る)

百音) もう、何もできないなんて、

 思わない。

(それぞれが、それぞれの思いを胸に、

 アルトサックスを見つめている)

百音) はあ・・・やっと開けられた。

(笑って百音を見る未知)

未知) おかえり。

(未知を見つめ、微笑む百音)

(明日美や三生たちも笑顔になる。

亮) おかえり、モネ。

(亮に微笑む百音) 

百音) うん・・・うん、ただいま。

(6人で手をつなぐ)

三生) ハハハハハ。(涙)

明日美) あ~!

(笑い声)

 

**********

 

(アルトサックスを吹く百音)

三生) あ~! 惜しい!

 いやでも最初吹けてるよ。

亮) 上手だったね、最初。

百音) いや~できなくなってるね、

 やっぱり。

三生) いやでも吹けてる吹けてる。

百音) 練習してみようかな。

 楽しいね。

三生) やる?

明日美) みんなで? うちらも?

 

**********

 

(居間で洗濯物を畳ながら、

 百音たちの声に微笑む亜哉子)

 

**********

 

2020年 2月

 

(拍手)

百音) おめでとうございます。

男性) ありがとね。

未知) おめでとうございます。

百音) はあ~すごいね。

亮) みーちゃん、モネ!

(港に、亮の船)

百音・未知) おめでとうございます。

亮) ありがと。

未知) おめでと。

亮) ありがと。

(離れて亮を見ている新次)

 

(回想・数時間前)

新次) 何で亮の船見に来ねえのよ。

耕治) 亮が、自分で買った船乗って、

 お前がそれを、うれしそうに見送る。

 そんなどご見でしまったら、

 俺たぶん泣ぐ。

新次) だがらなおのごど。

 俺はお前に亮を見でほしいのよ。

 

**********

 

亮) ちょっと待ってて。

(拍手)

亮) ありがとうございます。

(新次の前へ行く亮)

新次) いい船でねえが。

亮) だろ?

新次) ああそうだそうだ。

 これな。

亮) ハハハ、派手だな。

新次) 美波こういうのが好ぎだったがら。

(丈の長い、はっぴのような着物)

新次) よし。

(大漁カンバンを、亮に羽織らせる新次)

(拍手)

新次) いいな!

 

(回想)

耕治) 俺、見んのが、怖いんだよ。

新次) ん?

耕治) 見だら、俺が救われで

 しまうんじゃねえがって。

 お前だぢに・・・何がでぎんだって、

 思ってきだ、俺が、胸、なで下ろし

 てしまうんじゃねえがって。

 そんなもんじゃねえだろ。

 そんな簡単じゃねえだろ。

 だがら、俺が見で泣ぐのは、

 もう少し、先にしどきたいんだよ。

 

亮) どうよおやじ、俺の船だ!

新次) おう!

(拍手)

亮) 行ってくる。

(未知を見る亮)

亮) 行ってくる。

(笑って頷く未知)

 

**********

 

(歓声と汽笛)

亮) ありがとう! ありがとう!

 行ってくる。

(船から手を振る亮)

(手を振る未知)

亮) ありがとう!

(亮に向かって拳を突き上げる新次)

新次) おし!

(拳を突き上げる亮)

(汽笛)

 

**********

 

<永浦家>

(汽笛の音に顔を上げる耕治)

 

**********

 

(手を振る新次)

(手を振る亮)

(見守っている未知)

(汽笛)

(手を振る百音)

 

**********

 

<永浦家>

龍己) よし行くぞ。

耕治) おう。行ってくる。

(作業着姿で海へ向かう耕治)

亜哉子) 行ってらっしゃい。

(龍己と耕治を見送り、

 雅代の写真に微笑む亜哉子)

 

**********

 

亮) 行くぞ~!

(汽笛)

(海へ向かう亮の船)

 

**********

 

未知) じゃあ、行ってきます。

百音) 行ってらっしゃい。

(未知を見送る百音)

子供) おはようございます。

百音) おはようございます。

子供たち) おはようございます!

 

**********

 

<数年後>

(ビデオ通話をする百音と朝岡たち)

百音) 気仙沼船籍の漁船は、

 このように、世界中に展開しています。

 今のところ8割に、気象の観測機器を

 搭載してもらえることになりました。

内田) 海上の気象データはまだ

 全然少ないから、貴重だよ。

朝岡) 予測の精度はかなり上げら

 れます。いわば海のアメダスって

 ところですかね。

百音) 漁師さんたちがその場の天気を、

 知らせてくれる、海のジェネレーターズ

 も増えてきてます。

野坂) これうちの会社で全国で

 広げられるんじゃないですか?

百音) あの・・・まだ、利益が・・・。

野坂) フフフ・・・。

朝岡) 信じて、続けることですね。

百音) はい。

 

**********

 

<浜辺>

百音) 風が気持ちいいね。

子供たち) うん。

百音) あっ、この海風はね、太陽の熱で

 蒸発した海の水を、山に運ぶのね。で、

 その山に向かって吹いた風が、雲を作

 って、雲は、山に雨を降らせます。でそ

 の雨が、川に流れて、また海に戻って

 いきます。

女の子) ぐるぐる回ってる。

百音) ああそうだね。

 水もいろんな形になって、

 ぐるぐる回ってるね。

亜哉子) よし。おなかすいたでしょ。

 帰ってお昼にしましょ。

子供たち) わ~い!

百音) お昼だ~! 行こ行こ~!

亜哉子) ねえ、海好きになった?

子供たち) うん。

亜哉子) 何か見つけたかな?

子供たち) うん。

(子供たちと歩いていく亜哉子)

 

**********

 

(砂浜に立ち、風を受けながら、

 海を見る百音)

(何となく振り向く)

百音) 先生!

菅波) はあ・・・。

百音) アハハハ。

菅波) ああ・・・。

 太陽久しぶりだ。

百音) 大丈夫ですか?

菅波) あなたと僕は、

 違う時空で生きてるのか?

百音) ん?

菅波) 2年半会ってない。

百音) 私たち、距離も時間も、

 関係ないですから。

菅波) やっと会えた。

(両手を広げる菅波)

(その胸に、百音が・・・)

百音) フフ。あっ、でも・・・。

菅波) え?

百音) いいんですか?

菅波) いいと思いますよ、もう。

(にっこり笑って抱きつく百音)

(ギュッと抱きしめる菅波)

百音) 先生、本当にお疲れさまでした。

菅波) うん。

(青空のもと、ほっこり抱き合った2人)

百音) あっ。

菅波) え?

百音) 雨が降ります。

菅波) え・・・こんな天気なのに?

百音) 子供たちの声が聞こえたから。

菅波) じゃあ・・・。

百音) 行きましょう。

(砂浜を歩きながら、手を繋ぐ2人)

百音) フフフフフ。

(見つめ合い、微笑む2人)

 

**********

 

とてもいい最終回だった。あの日、幼なじみ

と隔たりを感じ、距離を取ってしまった百音

が、ようやく、彼らのもとに帰ることができた。

 

おかえり、モネ。

 

それを未知が、亮が言うところがね・・・いい。

りょーちんの超かっけえ姿も、新次の笑顔も、

新しい道を歩き出す、永浦家の家族の姿も、

待ちかねた俺たちの菅波も、最後に見れた。

 

丁寧に繊細に心を描いてくれたドラマだった。

ありがとう~! 今このドラマを見せてくれて。

今や過去に寄り添う以上に、未来を考えよう

としているようにみえた。恐らくまた、大きな

災害が繰り返し起こるだろうこの国で、どうし

たら少しでも被害を減らせるか、悲しい思い

をする人を減らせるか、リードタイムがあるう

ちにみんなで考えておこう、分からなくても、

せめて分かろうとする努力してみようよって。

そしてとにかく、いろんな人がいるよ~って。

 

本当に人の数だけ思いがあって、感じ方も、
痛みも、それぞれに、似ているようで違って。

何に傷つき、何に囚われ、何を怖がり、何を
大切に思うのかも。そして、救われる言葉も、
タイミングも、みんなぞれぞれに違っていて、
全く予想がつかないことで傷ついたり、救わ
れたり・・・自分の知っている経験では想像も

できない考え方、感じ方が世界には存在し

て。そんないろんな人の姿を、できうる限り、
描こうとしてくれた誠実なドラマだったと思う。

だから、自分が理解できないキャラの行動、

考えに、反感を覚える人がいるのも分かる。
自分はそう思わない・・・自分ならあり得ない、
そういう感想も大事。ただ・・・世界は広くて、
本当にいろんな人が存在するから、分から

なくても、そういう人もいるかもしれない、と
心の引き出しに、ファイルブックに、自分が
理解できない人物像も入れてあげてほしい。
知識としてだけでも、存在するかもしれない
人を一人でも多く知ることは、きっといつか、
自分を、誰かを、理解するヒントになるから。

 

あなたの痛みは、

僕には分かりません。
でも、分かりたいと思っています。

    (by「第80回~どうしたの?」」

 

全員を救う言葉なんてない。全員を助ける

こともできない。でも・・・目の前にいる人を、

分かりたいと思うことで、何かできることは

あるかもしれないと、思わせてくれたドラマ。

傷ついたことがない人なんていない。他人

にとっては小さなことでも、自分のとっては

大きな意味があって、口にしたら「そんなこ

とで?」と、互いに驚くことはきっとたくさん

あると思う。そしてきっと、他人のことは許

せても、誠実な人ほど、自分のことが一番

許しにくいものなのかもしれない。罪悪感、

という魔物が、一番厄介なのかもしれない。

 

時間をかけて、出会いがあって、少しずつ、

痛みを口にできるようになって、それぞれ

認めあって許しあって、自分を縛ってきた

縄を、少しずつ、緩めることができるように

なっていく・・・かもしれない。先はまだ長い。

簡単じゃない。でも、だからやるんだよね。

 

数年後のカレンダーは、2022年7月だった。

菅波のスローモーションの後ろ姿からちょ

うど2年半。あの日から、ずっと会えなかっ

たんだね。何があったかは説明しないまま、

でも、ハグをためらう理由があって、それも

ようやく解決し、会えるようになり、思いきり

抱きしめ合うことが、できるようになった!

そんなことが当たり前だったドラマのラスト

シーンが、当たり前に思えなくなった今・・・。

そんな未来を、私たちは目指していかなく

ちゃね。油断せず、勝ち取らなければ~!

 

菅波) あなたと僕は、
 違う時空で生きてるのか?
百音) ん?
菅波) 2年半会ってない。
百音) 私たち、距離も時間も、
 関係ないですから。
菅波) やっと会えた。

 

違う時空・・・俺たちの菅波が帰ってきたよ。

おかえり、先生。おかえり、モネ。行って戻

って、何度でも、やり直せるし、始められる。

百音も菅波も、それぞれの帰る場所になっ

ていて、お互いに「おかえり」と言える関係。

いいね~。難しいけれど、ありえなくはない。

 

雨が降ります。

 

百音のひと言で、「すべてが整った」のだと

分かる。粋だね~。サヤカさんが、いるね。

2人は、これからどうするのだろう。2人で、

一緒に、考えていくんだろうね、ず~っと♪

恋愛軸ではなかったけれど・・・逆に萌えた。

登場したキャラ、みんな大好きだったよ~。

 

どうか、みんなに!

よい未来を!

 

今回も、無事に完走。一緒に完走してくだ

さった方々・・・ありがとうございました~!

次の朝ドラは、昔から大好きな深津絵里さ

んも出てくるので、かなり期待している私。

(脚本も「ちりとてちん」の方ですしね~♪)

では、また、新しい朝ドラで会いましょう!
 

 

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