「ちむどんどん」第108回~海から豚がやってきた | 日々のダダ漏れ

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ちむどんどん 第108
第22週「豚とニガナは海を越えて」
海から豚がやってきた

 

 

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暢子は、営業を停止して、お店を

立て直すべく、料理の味やメニュ

ーを見直すことにしました。

 

暢子) 出汁は料理の基本。

 そばはもちろん、ほかの料理にも

 使える味、メニュー全体の、基本

 の味を考え直したいんです。

矢作) 当たり前だと思ってた

 ことからもう一度見直す…。

 そういうことだよな?

暢子) そのとおりです。

 

**********

 

<開店前のフォンターナ>

二ツ橋) 暢子さんを励ますお食事会?

和彦) 名目は、房子オーナーの帰国

 を祝う会ってことでどうでしょうか?

田良島) うん…。まあオーナーなら、

 何かいいアドバイスをしてくれるかも。

二ツ橋) しかし、オーナーは基本的に、

 独立した従業員に、アドバイスしたり、

 手助けすることは一切…。

田良島) だからこそ、あくまで、帰国

 を祝う会、ってことでどうでしょうか。

和彦) 是非、お願いします。

二ツ橋) 分かりました。

和彦) ありがとうございます。

 

**********

 

<貸し切りのフォンターナ>

二ツ橋) 乾杯!

一同) 乾杯!

田良島) お帰りなさい。

房子) ありがとうございます。

 今日は心行くまで、お料理と

 おしゃべりを楽しみましょう。

田良島) はい。

二ツ橋) 頂きます。

一同) 頂きます。

房子) 暢子さん、

 話は、二ツ橋さんから聞いてる。

 最大の問題点は何だと思う?

暢子) ん~…東京の人の口にも

 合うように、いろいろ工夫はして

 いるんですけど…。

房子) どんな店にも共通して

 言えることは…。

♪(ドアベル)

二ツ橋) 矢作さん。

 私が、お呼びしました。

房子) 久しぶり。元気ですか?

(頭を下げる矢作) 

山辺) 今更どの面下げて…。

矢作) あの…いろいろ、

 ご迷惑をおかけしました。

(厨房へ去って行く山辺たち)

 

**********

 

<表>

賢秀) ここ!

 この間清恵と来たんです。

 もしかしたら、

 また来てるかもしれないし。

 あっ! 大事なこと忘れてた。

 今日の俺たちは、投資関係の

 会社の、社長と社員です。

寛大) と…投資関係? うん。

賢秀) くれぐれも、「豚」とか、

 口に出さないでください。

 いいですか。「豚」、駄目!

 あれ…。

(「本日貸切営業」の看板)

(店を覗き、中に入る賢秀)

賢秀) おお…和彦、智まで…。

智・和彦) 賢秀!?

暢子) ニーニー、どうしたわけ?

賢秀) 暢子、今日はちょっと…。

 うちの社長のお供で…。

(料理を手に取る賢秀)

賢秀) うまそう…。

暢子) 社長さん?

和彦) どういった関係の?

賢秀) 決まってんだろ、投資関係。

 ですよね?

寛大) いっ…いかにも・

房子) 今日は内輪の集まりなんです

 けど、よろしかったらご一緒にどうぞ。

賢秀) ありがとうございます!

和彦) あの…

 証券会社ってことですか?

田良島) 会社は…兜町ですか?

賢秀) ああ、ああっ…。

 お手洗い、ご案内します。

 社長! 社長社長社長…。

 お手洗い…あちらですあちらです!

 寛大) 無理だ。もう帰ろう。

賢秀) いいですか? 俺はもう、

 腹が減って腹が減って…。

 

**********

 

和彦) 店を休んでることは、賢秀には

 絶対にないしょにした方がいい。

智) 開店したお店は順調、

 何の問題もないことに。

暢子) 嫌だ。ウソは嫌い!

 うちウソとかつきたくない。

和彦) いい? 暢子。

 賢秀が本当のことを知ったら、

 必ず暢子を助けようとする。

智) また余計なことをするに決ま

 ってる。何するか分からんよ、

 子供の頃から何回も。

暢子) であるね。ウソつこう!

 お店がうまくいっていないことは、

 絶対に秘密。

二ツ橋) そちらに、どうぞ。

賢秀) あっ、社長。

(テーブルにつく賢秀と寛大)

賢秀) 頂きます!

 暢子、店はうまくいってるか?

暢子) ああ…デージ順調さ。

 ねえ、うん。

賢秀) 俺も早く、食べに行きたいな。

二ツ橋) ところで、この前一緒にいら

 っしゃった女性は、恋人ですか?

賢秀) 恋人?

 あ~あれは、こちらの社長さんの、

 娘さん。ねっ。

寛大) また来ました?

二ツ橋) いえ、あれ以来、一度も。

寛大) そうですか…。

賢秀) 来てないか…。

和彦) 何かあったの?

賢秀) いや、別に。

寛大) 帰ろう。

暢子) ニーニーは、社長さんの、

 お嬢さんと仲よしなわけ?

智) やっぱり恋人関係?

賢秀) まさかやー。

 あいつと俺では、「豚に真珠」。

寛大) 賢秀。

賢秀) アキサミヨー。

 自分で「豚」と言ってしまった!

 だからよ、強情な女で、何を言っ

 ても、「豚の耳に念仏」なわけ。

寛大) 馬。

賢秀) えっ?

寛大) 「豚」じゃなくて「馬」。

賢秀) シーッ、「豚」は禁句です!

寛大) お前だよ!

暢子) どうしたわけ?

賢秀) だからよ。俺はいつ、

 暢子の店に行けばいいわけ?

二ツ橋) ポルケッタが参りました。

田良島) お~!

房子) イタリアの伝統的な

 豚肉料理です。

賢秀) 豚!?

暢子) お~おいしそう。

田良島) いい香りですな。

智) 頂きま~す。

(矢作の皿に、焦げた料理)

賢秀) うまい! 

 デージマーサンヤー!

 …で、暢子の店は?

和彦) オーナー、以前、イタリアには、

 イタリア料理はないと聞いたことが

 あります。イタリア料理は、イタリア

 各地の郷土料理の集合体だって。

寛大) 郷土料理の集合体?

房子) イタリア全20州それぞれが、そ

 の土地の風土や、歴史が作り上げた

 食文化を、大切に守っています。その

 土地の、その食べ物に込められた人

 の思いを大事にして初めて、魅力的

 な料理になると、私は思っている。

 日本も同じです。イタリアと日本の

 食文化には共通点が多い。

暢子) 例えば?

房子) イタリア南部では、豚を捨てる

 ところなく大事に食べる。それは、

 沖縄とも似ているでしょ。

暢子) うん…。

和彦) ウチナンチュは昔から、豚肉の

 食べ方に知恵を凝らして、鳴き声と、

 ひづめのほかは、全部おいしく食べ

 てきたっていわれてますよね。

二ツ橋) 命を大切に頂く。

 すばらしい精神ですね。

寛大) 沖縄と豚を語る上で、

 忘れてはならない話が実は、

 ハワイにもあるんです。

暢子) ハワイ?

智) アロハ~の?

寛大) ハワイの養豚業はある時期、

 沖縄移民が支えていたとも言えます。

暢子) えっ、そうなんですか?

寛大) 私の両親は貧しい農家で、

 戦前に、出稼ぎでハワイに渡り、

 沖縄移民の人がやっている

 養豚場で働いていたんです。

智) 証券会社の社長さんですよね?

寛大) 「海から豚がやってきた」と

 いう話をご存じかな?

和彦) 知らないよね。

暢子) うちも。

寛大) 沖縄の養豚は、

 沖縄戦で、全滅の危機に陥った。

 戦前には10万頭もいた豚が、数えら

 れるほどにまで減ってしまった。それ

 を知った、ハワイの沖縄移民たちが、

 アメリカのネブラスカ州で大量の豚を

 買い入れた。何人かの有志が、豚と

 共に船に乗り込み、オレゴン州のポ

 ートランドから出港。嵐の恐怖にも負

 けず、長い長い航海を経て、沖縄に、

 550頭もの豚を送り届けた。

暢子) すごい…。

寛大) 彼らの願いはただ一つ。食糧難

 に苦しむふるさと沖縄を助けたかった。

 そんな命懸けの航海があったからこそ、

 今でも沖縄には、おいしい豚肉料理が、

 根づいているんだろうと。

 いや、ハハハ…。

田良島) いい話、聞けたな。

和彦) はい。

暢子) 何か、つかめそう…。

 さっきのオーナーの話、

 今の、海から来た豚の話、

 何か…。

(テーブルをたたく音)

賢秀) 親父さん!

 なんていい話なんですか!

智) 親父さん?

賢秀) これを聞いて、泣かない

 やつは人でなしヤシガ!

 今の話は、養豚やってる人間

 からしたら…。

暢子) 養豚?

智・二ツ橋) 養豚?

田良島・和彦) 養豚?

賢秀) 社長、次の予定が。

 こちらも、そろそろ、

 お開きのようですし。

 ねっ、ねっ、ねっ。

 御一統さん、ごめんなすって。

 はい行きますよ。早く、早く、早く!

 

**********

 

<夕方・フォンターナ表>

暢子) オーナー、今日は、

 ありがとうございました。

房子) どんな店にも共通して言え

 ることは、一番の強みは、同時に、

 弱みでもあるということ。

暢子) 同時に、弱み…。

 

**********

 

<フォンターナ店内>

二ツ橋) 矢作さん。

 よかったら、飲み直しませんか?

矢作) ありがとうございます。

 でも、これから店に戻って、

 出汁の確認を。

二ツ橋) ずっと、見てましたよ。

 今日はよく、こらえましたね。

(お辞儀をし、出ていく矢作)

 

**********

 

<ちむどんどん>

和彦) 矢作さんには、給料が

 払えないって、正直に言うし

 かないと思う。

 

**********

 

(表で足を止める矢作)

 

**********

 

暢子) であるよねえ…。

 矢作さんにも、都合があるよね。

和彦) やっぱり、

 辞めてもらうしか…。

暢子) 矢作さんに、申し訳なくて…。

(立ち去る矢作)

暢子) うちがもっと、

 しっかりしていたら…。

 

**********

 

今週の、「よさげに聞こえることを語りたい!」の

三人目は、猪野養豚場社長、寛大さんでした~。

いや、「海から豚がやってきた」お話はよかった

のだけれど…。これまた相手が暢子と思うと…。

どんないい話も…暢子の耳に念仏状態だからw

 

どんな店にも共通して言えることは、

一番の強みは、同時に、弱みでも

あるということ。

 

オーナーも暢子にはあまあまというか。オーナ

ーの帰国祝いのお食事会って、結局は房子が

お金を出しているような? 図々しいのは賢秀

だけじゃなかった。クズ彦も相当図々しいよね。

 

矢作にだけ焦げた料理を出す嫌がらせをする

フォンターナの従業員。いやいやいや…こうい

うとこだよ、フォンターナが一流に見えない所。

どうせなら、もんのすごくおいしい料理を出して

矢作を悔しがらせる演出であってほしかったよ。

毎回毎回、くだらない演出ばかりでイヤになる。

 

 

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