「らんまん」第120回~第24週「ツチトリモチ」 | 日々のダダ漏れ

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らんまん 第120
第24週「ツチトリモチ」

 

 

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「日々のダダ漏れ」

 

 

徹) 伯父の意志を継いだまでです。

 私は、養子として伯父に引き取られ、

 現在は当主として、莫大な資産を受

 け継ぎました。伯父は、この国が世界

 に引けを取らない、文明国となること

 を願い、尽力してまいりました。私に

 は、伯父の意志を継ぐ責任がありま

 す。図鑑に必要なら出版社を、標本

 に必要なら、博物館を建てましょう。

万太郎) いや・・・そこまでは・・・。

徹) 西洋には、多くの、博物館や美

 術館がございます。秀でた芸術品を、

 資産家たちが保護し、国外への流出

 を防いでいる。私も、標本の散逸を

 防ぎたいんです。

寿恵子) すみません。

 あまりにも、大きなお話すぎて・・・。

徹) はあ・・・。

 人の命には、限りがありますから。

 私も、憂いのないうちに、伯父の

 意志を、形にしておきたいんです。

寿恵子) 永守様、「憂い」とは?

徹) 私は、陸軍に行くことになってお

 ります。私の家でしたら、しかるべき

 金額を陸軍に納めたら、一年志願

 兵として兵役が短く済み、将校にな

 る道もございます。ですが、そのよう

 なことに金を使うよりも、伯父が喜ぶ

 ことを・・・。

逸馬) 庭いじりが、

 お好きな方じゃったき。

 丹精込めて育てた庭で、季節ごと、

 草花を楽しんでおられてのう。

徹) 私も、花咲く庭で、誰もが楽しむ、

 そんな世が望みですから。先生への

 ご支援は、私にとっても、生きた証し

 となります。槙野先生、お受けいただ

 けませんでしょうか?

万太郎) まっこと、ありがたいお話、

 ですけんど・・・。生きた証しらあ・・・

 どうかおっしゃらんとってください。

 兵隊に行かれるのであれば、私は

 ・・・待ちます。あなた様のお申し出、

 本当に勇気づけられました。あなた

 様がお戻りになられるまで、私は、

 図鑑の準備を懸命に進めちょきま

 す。植物標本も、散逸せんよう守り

 抜きます。どうか・・・。

寿恵子) どうか。

万太郎) よろしゅうお願いいたします。

寿恵子) よろしくお願いいたします。

逸馬) えいのう! 

 先を照らす約束があるがは・・・。

 のう? 徹さん。

徹) フッ・・・。

逸馬) ハハッ。

徹) ふう・・・。

 

**********

 

万太郎が熊野から戻った頃、

竹雄と綾、そして藤丸が、

旅立つことになりました。

 

<屋台>

藤丸) 波多野、そんなに寂しい?

波多野) ううん、違う。僕は・・・

 このそばがなくなったらどうやって

 生きていけばいいんだろうって・・・!

藤丸) いやそっちかい!

竹雄) 波多野教授。

 沼津は近いですき。

 いつでも食べに来てください。

波多野) はい!

綾) 竹雄、まだ仕込み

 終わっちゃあせんぞね!

竹雄) あ・・・今行きます。

 さあ、今日は思う存分食べてく

 ださい。何でも振る舞いますき。

波多野) はい!

竹雄) あとで。

 

2人は沼津の酒蔵を買い取り、

藤丸と共に移ることにしたのです。

 

**********

 

(縁台に座った波多野と藤丸)

藤丸) 波多野。お別れだな。

 俺が遠くに行っても平気か?

波多野) そっちこそ!

 僕がいなくて文献読めるの?

 どうせすぐ「助けて波多野~」

 って、呼びつけるんでしょ?

藤丸) 呼びつけるかもしれない

 けどさ・・・! 頑張るよ。

 自分で考えて・・・試し続ける。

 波多野がそうしてきたみたいに。

(巾着袋を差し出す波多野)

藤丸) これ・・・もしかして

 波多野が作ってくれたの?

波多野) うん。

藤丸) 下手だな・・・。

波多野) じゃ返して。

藤丸) 語学の天才なのにさ、

 農科大学の教授様なのにさ・・・

 下手だな・・・。

(涙をこらえ、藤丸の方を掴む波多野)

藤丸) 下手だな。

(手拭いで作った巾着袋にウサギの顔)

 

**********

 

<屋台>

万太郎) いよいよじゃのう。

綾) うん。もう一度始めるき。

 悔いが残らんように。

(料理を囲んだ綾と竹雄、

 万太郎と寿恵子)

万太郎) 姉ちゃん、達者でのう。

綾) 万太郎も。

万太郎) あ・・・。

(小指を突き出す万太郎)

万太郎) フフッ・・・。

(小指を絡める綾)

万太郎) 懐かしいのう。

綾) フフッ。

(2人の手を包む竹雄)

竹雄) ああ。

万太郎) 寿恵ちゃんも。

竹雄) ああ。

寿恵子) じゃあ・・・。

(手を重ねる寿恵子)

(3人の手を両手で包む竹雄)

竹雄) お互いに、体に気を付けて、

 頑張らんとのう。

綾) ずっと、応援しゆうきね。

寿恵子) フッ、こちらこそです。

 私お義姉さんの酒で酔っ払うの、

 今から楽しみなんですよ。

綾) 分かっちゅうよ。お寿恵ちゃん

 がうまい酒を飲んだ時の顔、私

 大好きじゃき。

寿恵子) フフフッ・・・。

万太郎) あ・・・わしも、下戸を

 克服せんとのう。

竹雄) バカ。おまんはちび~っと

 なめるばあにしちょきや。

 おわっ、万太郎!

万太郎) ああああ・・・! すまん。

(万太郎から、峰屋の手拭いを

 受け取る竹雄)

 

**********

 

<夕暮れの長屋>

(標本がぎっしりつまった部屋を

 眺める竹雄)

竹雄) ここまでよう歩いてきたのう。

万太郎) うん。

 足跡が、また増えたがじゃ。

竹雄) それは?

万太郎) あ・・・これは・・・。

竹雄) おお~!

万太郎) ツチトリモチゆうがじゃ。

 それは珍しい、貴重な子じゃ。

竹雄) ホンマに、見たことないき。

万太郎) うん。和歌山にある、

 神社の森で見つけたがじゃ。

 年が明けたら、その森は

 伐採されてしまうらしい。

 この子は、木に寄生して生きる。

 木を切ってしもうたら、

 枯れてしまう。この子は、

 森の小さな守り神じゃ。

竹雄) 森が切られたら・・・

 この神さんも消えるがか?

万太郎) うん。

 木が倒され、日が差し込み・・・

 この子らは、消えていく。わしは、

 神社の森の植物は、一つ残らず、

 描き留めてきた。それを、大学に、

 提出する。

竹雄) おまん平気かえ?

 国の旗振りの神社合祀令じゃろ?

 そんなことしたら・・・。

 フッ・・・。あ~・・・。

 勝手に大学に押しかけて、通わせ

 てくださいゆうて。今度は、自分で

 出ていきますゆうがか?

万太郎) フフ・・・。

竹雄) わがままがすぎるじゃろう。

 天下の東京帝国大学相手に。

万太郎) そうじゃのう・・・。

竹雄) あ~・・・いくつになっても、

 子供っぽうて。

万太郎) 何じゃ?

竹雄) そんでも、金色の道を、

 貫くためながじゃろ?

 小さい神さんが、消えていく

 ゆうがを見過ごすより、

 手を差し伸べるおまんがえい。

 峰屋の若旦那は駄目若じゃった

 けんど・・・ほんでも、いつじゃち、

 強さと優しさが、本気じゃった。

 そんな若じゃき、

 わしは愛したがじゃ。

万太郎) フッ・・・。

(2人が歩んできた、

 喜怒哀楽の日々の回想)

竹雄) ここにある全てが・・・証しじゃ。

 

**********

 

志ある資産家って大事! 有意義なお金の

使い方をしてくれる人がいると、助かる~!

そして、援助にすぐ飛びつくではなく、永守

さんが帰ってくるまで待つと言える万太郎。

そういうとこよね。人間力が万太郎の強み。

 

えいのう! 
先を照らす約束があるがは・・・。

 

先を照らす約束。希望がある約束はいい

ね。生きた証しより・・・生きるための約束。

過去形にするより、そのほうがずっといい。

 

大好きなうさぎ柄の巾着を手作りしてくれ

た波多野に「下手だな」と何度もいう藤丸。

「下手だな」が「大好き」としか聞こえない。

いや~藤丸&波多野のイチャコラが好き

すぎる。万太郎と竹雄のイチャコラも好き

だけど、今回はダブルで見られてうれしい。

 

そんでも、金色の道を、
貫くためながじゃろ?
小さい神さんが、消えていく
ゆうがを見過ごすより、
手を差し伸べるおまんがえい。
峰屋の若旦那は駄目若じゃった
けんど・・・ほんでも、いつじゃち、
強さと優しさが、本気じゃった。
そんな若じゃき、
わしは愛したがじゃ。

 

さすが竹雄!年季が違う。愛したがじゃ

と言えてしまうところ。さすが足の長さが

尋常じゃない男(違うw)。ところどころに

挟まれるこういうやり取りが、ホント好き。

「らんまん」には、いろんな「好き」が描か

れていて、好きのパワーを教えてくれる。

えいのう~「好き」はマジ最強かもね~。

 

 

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