ペルーのコーヒー、ビジャリカ、アルトマヨ | 南米ペルー在住、ピルセンの「ペルー雑感」

ペルーのコーヒー、ビジャリカ、アルトマヨ

ペルーはブラジルやコロンビアのようには日本では知られていないけれど、コーヒーの産地だ。輸出もされている。アンデス山脈の東側のジャングル、CEJA DE SELVA (ジャングルの眉、ジャングルの入り口の手前をさす)で栽培されている。コーヒーの産地でありながら、コーヒーを飲む習慣はあまりなかったようだ。ペルー人の年間のコーヒー消費量は増えたといえ、最近になって(2008年)に250グラムから500グラムに増えた。後、数年すれば1キロに増えるだろうといわれている。以前は喫茶店というのはなかった。以前は家庭でもレストランでもコーヒーといえばPASADO つまり、濃縮されたコーヒーだ。濃縮コーヒーをお湯割りにするわけだ。コーヒーをレストランで注文すれば、お湯が出てきて、まるでソースのようなガラスの入れ物に濃縮コーヒーを持ってきてくれた。これをお湯割りにするわけだ。今でも、地方の観光レストランではこの方式のところが多い。「ペルーのコーヒーは苦い、濃い」という人がいた。「それはお湯割りにしなくちゃ」と説明したら、びっくりしていた。この飲み方だと、日本風な「香りを楽しむ」という感覚はまったくなくなってしまう。


いまだに消費の60%がいわゆるインスタントコーヒーだ。コーヒーを注文したら、お湯にインスタントコーヒーというのが地方の食堂では、いまだにめずらしくない。コーヒーにミルクを入れて飲む人は少なくない。こちらでは、ミルクより砂糖をたっぷり入れて飲む方が一般的だ。ミルクコーヒーはどちらかといえば、朝食の時に飲むらしい。


8月の第4金曜日(今年は8月27日)が「ペルーコーヒーの日」に定められたそうだ。


(ペルーの有機栽培コーヒー、カハマルカ県のサンイグナシオ)

http://www.youtube.com/watch?v=PnUPD03U67U&NR=1


(サンイグナシオはこんな街)

http://www.youtube.com/watch?v=WFzi8A1PGr8&feature=related


(知る人ぞ知る、ビジャリカのコーヒー栽培地、コーヒーの苗に注目)

http://www.youtube.com/watch?v=puXaJ9aSG_E


(ブラジルのコーヒー栽培、ペルーと全然規模が違う、大規模、平地で栽培、苗産業化)

http://www.youtube.com/watch?v=Pq64dcwn54Y&feature=related



(ペルー、サンマルティン県のアルトマヨ のコーヒーのテレビコマーシャル、インスタントコーヒーも作っている)

http://www.youtube.com/watch?v=kNGdT8kxZXA&feature=related


(アルトマヨのあるモヨバンバ、サンマルティン県はこんなところ)

http://www.youtube.com/watch?v=QZ6mJxPoEaM&feature=related