不安で不安でたまらない人へ。おめでとう。 | 東大に文理両方で合格した男が綴る、受験の戦略

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不安で不安で仕方ないって?伸びしろですね!!

「受かるか不安で、勉強が手につきません。」

「過去問で解けなくて不安です。」

 

そんな、不安に襲われているアナタへ朗報です!

おめでとうございます。あなたは合格する素質アリです。

 

普通、不安になってしまうのは悪いことだと思われているでしょう。しかし、あながちそうでもありません。

人は不安だから、解消しようと動くのです。すなわち、不安は原動力。

だから安心してください。大いに利用して、自分を飛躍させましょう。

 

と言ってはいるものの、ウマく原動力にならない人もいるでしょうから、今日は不安な心理の対処法を書いてみましょう。

 

不安は解消されないですよ。

まず、不安になる原因についてです。

冒頭の「受かるかどうか不安」「過去問が解けなくて不安」というのは、端的に言うと「実力が足りなくて不安」という心理ですね。すると、不安を解消するためには、勉強をして合格が間違いないような学力をつければよい、となりますが・・・

 

実はここが間違いです。

ほとんどの人が、不安の原因を間違ってとらえています。

 

不安の原因は、学力不足ではありません。

どんなに学力があってA判定を取っている人でも、不安に思ってしまうな人は不安に襲われます。

一方、どんなに学力がなかったとしても、なぜか自信満々な人はいます。

 

端的に言えば、不安に思う心理というのは、その人の性格です。性格という言葉が不適に思うならば、心の動き方のクセや傾向と言っても良いですし、個性と言っても良いでしょう。

いずれにしろ、不安に思いやすい人は、勉強以外の何事につけても不安になりやすいし、不安になりづらい人は何につけても不安になりづらいのです。

 

だから、不安に襲われてしまう人が、いくら勉強をして合格間違いなしの学力を身につけたとしても、不安は払しょくされません。性格が変わらない限り、不安は解消されないでしょう。

 

不安は悪いことではない

ここで私は、不安になってしまう人は損しているわけではありません。不安な心理が、すなわちイコール悪いとはなりません。

特に、トップ層の学力の人には、不安な気持ちは必須な心理ともいえると思います。

 

先ほども書きましたが、不安な心理は、学力アップの原動力にすることができます。

私の個人的経験から言うと、不安になりやすい人は、自信がなかったり、卑屈に考えてしまったりする傾向があるように思いますが、別に自信を無くす必要もなければ、卑屈になる必要もありません。

 

不安に思いやすい自分の特徴を武器として捉えて、大いに利用しましょう。

 

良い不安と悪い不安がある。

しかし、悪性の不安もあります。これに襲われてしまうと厄介なので、対処しないといけません。

それは何かというと、「漠然とした不安」です。

 

私はどちらかと言うと不安に思わないタイプなのですが、それでも不安に襲われることはもちろんあります。

しかし、ほとんどが「何か理由のある不安」です。

例えば、分かりやすく言えば、「このままのペースでは納期に間に合うかどうか不安」だとか「電車が遅延したけど、間に合うかどうか不安」など。

分かりやすく、不安になる原因が特定されているようなものです。

 

こういう不安は、悪い不安ではありません。

納期に間に合うかどうか不安ならば、間に合う計画を作ってその通り実行すればよい。

電車が遅延して間に合うか不安ならば、先方に連絡を入れた上で、間に合うような別のルートを探せばよい。遅延証明をもらえば、少なくとも自分の責任は軽くなるため、不安は幾分か解消されるでしょう。

 

このように、原因がハッキリしていて、対処できる不安ならば、大きな問題はありません。

むしろ、不安に思うからこそ、仕事のペースがアップしたり、先方に迷惑をかけずに済んだりするわけですから、良い不安ともいえるかもしれません。

 

悪性の不安は、意識しないと対処できない

一方で、何も理由がない不安、漠然とした不安は、厄介です。これに襲われてしまうと、何も手が付けられないくらい戸惑ってしまい、全ての行動がストップしてしまいます。

 

こうならないように予防するのがベストではありますが、そう何でもうまくいきません。

襲われてしまったら、放置せずに対処しましょう。

 

具体的には、言語化、具体化を試みます。

 

「漠然とした不安」というのは、「原因がはっきりとしない不安」のことです。

原因が分からないから、どうしてよいか分からない。だから、漠然と、もやもやっと不安になってしまいます。

 

こういう場合は、なるべく言語化、具体化しましょう。

 

例えば、「このままでは受かるかどうか不安です!!」という人の場合、

・どうして受からないと思うの?

・受かるためには、どの勉強が足りていないの?

・今やるべきことは分かってる?

などの、具体的な質問をすると、大抵「わかりません」と返ってきます。

 

もしかしたら、漠然とした不安に襲われやすい人は、普段からあまり具体化、言語化をしない人なのかもしれません。

 

まずは、漠然とした不安心理の前に立ちふさがる霧を晴らして、不安の正体を突き止めましょう。

 

さあ、紙とペンを用意して、よーいドン!

では、早速、紙とペンを用意してください。

タイマーは5分で良いでしょう。テーマは「自分が不安な理由と、その対処法」です。

5分間で、なるべくたくさん書き出してください。

 

こういう時には、細かいルールなんてどうでもよいです。

箇条書きでも良いし、文章形式でも良い。

一度書いたモノだとしても、もう一度書いて良いです。

ペンの色も、文字の大きさもなんでもよいです。

5分で足りなければ、10分やってもよい。

とにかく紙に、自分の不安原因と、その対処法を書きまくるのです。

 

こうして、無理やり不安を書き出すことによって、恐らくスッキリするでしょう。

なぜかというと、人は未来が開ける道が見えると、スッキリしてモチベーションが上がるからです。

 

もし、どうやって解決してよいか分からない不安原因が出てしまったら、その時は他人に相談♪

別に自分でウンウンうなって考える必要はありません。また不安になって来ちゃいますから、その時は先生に尋ねましょう。

 

もちろんそのときは、ただ「不安です。どうしたらよいですか?」ではないですよ。

「〇〇という部分が解決できなくて不安です。どうしたら解決しますか?」と具体的に質問してください。

 

まとめ

さて、最後にまとめです。

まず、不安は悪いことではありません。不安だから、未来に対してちょっとしたことでも対処しようと思えます。

不安は、ウマく利用すれば原動力です。大いに不安がって、目の前の問題を解決していきましょう!

 

そして、漠然とした不安に襲われたときは、まずは言語化・具体化です。

言語化・具体化した時点で、もう問題は8割解消されています。あとは、1つずつ潰すだけ。

 

合格は目の前まで来ています。