こんばんは。
タロットセラピストえんどうひろみです。
なんだかんだで毎日(っても3日目だけど)続いている
「ひろみの小ネタ成仏の旅(仮)」のエピソード3
「しぐれ煮で私もしぐれる…」です。
【ひろみの小ネタ目次】
エピソード1:「初めての七五三」
エピソード2:「あんたがたどこさ、わたしはここさ」
もらい泣きしちゃうかも。
ではどうぞ。
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私、短大を卒業して
とあるメーカーに就職しました。
そう、バブル時代に。
ジュリアナ・トーキヨーっ
のときですわ
(一回先輩に連れて行ってもらいました。
「あんな格好で踊って、下着はどんなのかしら?
親御さんみたらどう思うかしら?」
と思いながら目をうばわれていた20歳の私。
そういや、先輩が
お立ち台で踊る女子のためのVIP席に座って
怒られてたなー。)
ま、ジュリアナは置いておいて。
その会社には8年ほどいまして。
営業アシスタントをしていたのですが
数年たってから、その事業部の
部長さんの秘書も兼務するようになりました。
実はね、あまりその部長さん
好きではなくてぇ…。
いわゆる、女性問題がてんこ盛り。
ある日、海外からおそらく日本人ではない女性から
「○○ブチョウサン、イマスカー?」
とか電話がきたり。
(電話口で子どもの声がした。)
なので、その女性に伝わるように
「スミマセン、○○ハ ニジュウニチカエリマス」
と、なぜか私は気を遣って話したり。
(20日を「ハツカ」って言ったらわからないかと思って。)
「ハァ、ソデスカ…」
と嘆いたあの女性の声、忘れられない…。
ちなみにその後、もう一度電話がありましたが
○○部長はいませんでした。
っつーか、会社内にはほとんどいなかったのだけどねー。
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で、またある日。
めずらしく社内の自分の席にいる○○部長。
私のすぐ斜め前のお誕生日席。
受付から
「○○部長に☆☆さまとおっしゃるお客様が
受付にお見えです。」
と内線電話が。
それを○○部長に伝えたら…
「あーーー。
えんどうさん、代わりに行ってきて。
オレ、いないって言ってきて。」と。
ということで、急いで受付に行ったら
着物を着た女性が。
え、まじ。
またこのパターンか。
なのでその着物美人に
(見た感じ小料理屋の若女将)
「あのー、○○は出張でして。申し訳ありません。」
と伝えたら
和服美人の若女将の表情が
ニコニコからギロッと激変!
「…じゃあこれ、渡しておいてください」
と、平たい小さな風呂敷包みを渡されました
私、ペコペコしながらお見送りして
その包みを○○部長に渡したら
涼しい顔しながら
「あぁ、これね。
えんどうさん、あげるよ。
美味しいから。」と。
ということで”美味しいから”の誘惑に負けて
いそいそとありがたく自宅に持って帰りました
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自宅であけてみたら
「牛肉のしぐれ煮」でした。
丁寧に包装もしてあってお上品で。
美味しそう♪
そのときにはあの若女将の表情は
すっかり忘れてた私。
思い出せばよかった…と後悔したのは
食べた後でした。
少し食べたあと、なんと
吐き気とお腹を猛烈に壊すのとで
私のお腹はしぐれてしまったのです
牛肉だけに
モー大変、だった
おそらく…
若女将の○○部長に対する愛が
私の体に入ったら
念に変わったのかと…。
「なんでこの女が食べるのよ!!」と。
それから私
牛肉のしぐれ煮、怖くて食べられません。
そのくらい、しぐれ煮アタックはすごかった
もちろん、その○○部長には
「私のお腹、部長のせいでしぐれました!!」
とはクレームしませんでしたが
より○○部長の見方がかわったことは言うまでもありません。
(ちなみにその○○部長、しばらくしたら
移動になりました~)
ということで。
料理には
作った人の気持ちが込められるものである。
それが、どんな愛でさえも…。
OL時代のネタはつきない…。