一月に母のように思っていた祖母が他界し、十一月に第三子となる纏(まとい)が無事に産まれ、そして十二月に音楽仲間でパパ友の近田心平が心不全で他界してしまった。
特に最後の近田心平が天国へ旅立った事はこたえた。
まだ彼は35歳で、結婚して4年、そしてめちゃくちゃ溺愛してた2歳になるお子さんもいる。
今年は利き酒師の資格を取って、これからますます居酒屋地からを盛り上げようとしてた所だった。
俺と近田心平にはミュージシャン活動をして、酒が好きで、溺愛する息子に恵まれて、今は家族のために働きまくるって言う共通点があった。
そして俺らPlatinumCatsを大好きでいてくれて、俺らPlatinumCatsメンバーも近田心平が大好きだった。
リンは電話口で大号泣で、プーちゃんもお通夜に福島からかけつけ、ヨーコちゃんも韓国から想いのこもった悲しみのラインが届き、アスカも先日地からの遺品整理に参加したさい近田心平の奥さんと涙を流してた。
俺らプラチナにとって本当に大事な仲間だった。
出会ってからのこの10年、色々語り合った。
めちゃくちゃ笑いあった。
一回だけ怒った。
酔っ払いながら近田心平のギターで何曲も歌った。
プラチナメンバー全員が近田心平の事が好きだった。
親友だった。
もはや「立ち直る」とか「切り替えて」とか「前を向く」とか「まぎらわす」なんて言葉の全てが今は大嫌い。
自分の感情や精神状態なんてどうでもいい。
ただただ日常にある幸せを感じる度に近田心平が可愛そうでならない。
ちかぴ、遊びに誘うよ。奥さんと息子くん。
俺やプラチナに何ができるかわからんけど、プーちゃんともお通夜の帰りにそう話してたし、リンも何も返してないって泣いてたし、アスカも子供達連れて遊びに行くって言ってるしね。
自分の気が済むまで無期限で喪に服します。
今年も色々と皆さんにはお世話になりました。
年明けは喪中なので新年のご挨拶は控えさせて頂きますが、来年も皆さんにいっぱいの幸せが来る事を願っています。