新型コロナウイルスの脅威が私たちの周囲をひたひたと蝕み始めて、たった2ヶ月ほどでいろいろなことがガラリと変わってしまった。

感染拡大防止のためにはまず、人と集まるイベント自粛
これまで私たちの身近にあった、コンサートホールで演奏会を聴く機会が全て中止や延期になった。

手帳を埋めていたオーケストラ定期公演の予定に、次々と赤線が引かれて中止が書き込まれている。

3月、4月と、これまで15年通っている聖路加チャペルの「夕の祈り」も中止に。

今後も出演アーティストの来日不可能などもあり、いつまでこの状況が続くのかは全く見通しが立っていません。
夏に延期になった演奏会もあるけど、夏にコロナが収束しているのか、なんだかとても怪しい気がする、今日あたりの様子だと。
この何日間か、東京都では立て続けに3桁の新しい感染者が出ていて、それでも電車で通勤しなきゃいけない仕事だし、自分自身も不安になっています。

今年は、人混みを作らせないために上野公園などの花見スポットが立ち入り禁止になり、3月から引き続いて東京国立博物館はじめ美術館や動物園なども休館、休園が続いています。
駅ビルやデパートなどは軒並み営業時間が短縮され、先週からは東京都からの週末外出自粛要請を受けて受けて土日に主要なデパートなどが休業するという事態になっています。来週末もお休みみたい。


近所の桜並木のある川沿いも、なんだか満開になる程悲しみを帯びているような感じがした。
来年は明るい気持ちで桜を見たり、気兼ねなく人と集まったり旅をしたりする日常が戻って欲しいと願うばかり。

いまは、あちこち出歩くのはグッと堪えよう。
自分と周りのすべての人のために。
生き延びよう。