私は小学校1年生の頃から体育が苦手でした




登り棒も登れないし


逆上がりもできない


泳げない




だから運動は苦手


体を動かすことは苦手なんだと


ずっと思っていました





14歳からバレエを始めた時も


まあまあ


そこそこ




それが、20歳の頃


バレエ以外のクラスも受けるようになって


一日6時間とか7時間踊っていると




「あ!こうするのか!」と体の使い方に対する閃きがなんどもやってくるようになって



周りのダンサーたちにもちゃんとついていけるようになってきました




そんな時、私の努力と進歩を認めてくださった先生がいて


発表会ですでに決まっていたポジションを変更してまで


私を少しの間だけですがセンターにおいてくださって




嬉しかった!







そうしてそこそこ体の使い方がわかってきた時


遊びでですがアーチェリーの体験をさせていただくことがあって


やってみたら意外とうまかったの!


もちろん「初めてにしては」ですけど




自分で言うのもなんですが


ダンスのおかげで体幹が鍛えられたし


バランス感覚も子供の頃よりよくなっていたからだと思います





そしてふと思ったんですね



「今なら登り棒とか、逆上がりとか、できるかも!」





で、その後試してみる機会があった時に逆上がりをやってみたら


できました





そのさらに後登り棒も


やってみたらできました






さらにさらに水泳もやってみたら



子供の頃よりちっとは泳げるように’なっていたので


しばらく練習したら25メートルくらいは泳げるようになりました








そっか。


私は体を使うのが苦手なんではなくて


使い方を知らなかったのね!




体育では体の使い方の基礎は何も教えてくれなくて


逆上がりも登り棒も水泳も


体の使い方がわかってる前提でやり方だけ教えてくれる







これでは生まれつき体の使い方を自然に体得しやすい子供はなんでもできるけど


そうでなければ何をやってもできないまま






体育って本当はこの


いちばん基礎になる体の使い方を教えるべきものなんじゃないの?と


思います






体の使い方の基礎をちゃんと学んでいるか?いないか?の影響は


体育の成績だけの話じゃなく


年齢を重ねたら今度は


体の痛めやすさとなって出てきます






寿命が伸びれば伸びるほど


それって大問題になってくると思うんですよね





平均寿命が今よりぐっと低かった頃は


ある意味体の使用期間も今よりぐっと短かったわけですが




その頃とほぼ同じ体を


昔よりグンと長く使わなくてはいけなくなっているんですから





それに見合うように


体育の内容も進化すればいいのになーと思います







via Dolce fer Niente by Nana
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