甘い「TPP交渉漂流」予測 米国選挙後に備えよ ジャーナリスト 東谷 暁 | ポン吉のブログー反TPP宣言ー

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安倍総理がTPPの交渉参加を表明した事を受けて、TPP断固反対の立場でブログを書いていきたいと思います。たまに新自由主義批判やチャンネル桜批判もします。

甘い「TPP交渉漂流」予測 米国選挙後に備えよ ジャーナリスト 東谷 暁
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=29340

以外引用

環太平洋連携協定(TPP)交渉は「流れる」と予測している人たちもいるようだ。今年4月の日米首脳会談が不調に終わり、担当相たちの調整も具体的な成果を得るに至っていない。米オバマ大統領は議会から大統領貿易促進権限(TPA)を得ないまま、最後の2年を迎えてレームダック(死に体)に陥るというのが根拠らしい。

・日本譲歩の疑念

 もしこれが正しいならば、私は 何も言うことがない。次の 大統領が就任してからも交渉を引き延ばし続け、日本が TPP交渉から離脱するか、国会で 否認するところまでもっていけばよいだけのことである。しかし、私は4月の 首脳会談は日本側のかなりな 譲歩あるいは「完敗」だったのではないかと疑っている。

 たしかに、4月には何も具体的な決定は発表されなかった。しかし、たとえ決まっていても、11月に中間選挙を控えるオバマ政権としては発表できない。関税を撤廃させろと要求する食肉業界は、スクープされた「関税、牛肉9%、豚肉50円」でも不満を鳴らすだろう。自動車の環境規制を米国と同じに緩和させろといっている米自動車業界は、日本にこの要求を認めさせなければ民主党を支持しないかもしれない。

 安倍晋三政権を支持する人たちの中には、オバマ大統領に「尖閣諸島には日米安全保障条約が適用される」と言わせたことを高く評価し、TPP交渉ではかなりの譲歩もやむを得なかったと口にする者も多い。しかし、日米首脳会談で何が起こったのかは、もっと冷静に再検討してみる必要がある。

 共同記者会見の席で、始まってすぐにCNNテレビのジム・アコスタ記者が「安保の適用とは武力の行使を含むのか」と質問した。オバマは不機嫌な顔で、しかし待っていたかのように「ジム、安保は私が生まれる前からあった。レッドラインを引いたのは私ではない」と答え、「レッドラインは引かれていない」と付け加えた。

・芝居見せる日本

 シリア問題の際、オバマ大統領は自ら化学兵器の使用をレッドラインだと宣言しながら、シリアが化学兵器を 使ったにもかかわらず何もしなかった。自ら引いたレッドラインを守らない 大統領が、自分が結んだのでない安保条約に執着があるとは思えない。その後の 日米首脳会談の内実を暴露するスクープや日米高官の発言を勘案すると、安倍政権は大きな譲歩をしてしまった疑いが濃厚である。

 日米首脳会談後、私たちは両国の高官が「交渉は進んでいる。具体的なところまでは詰めていない」と語るのを何度聞かされたことだろう。人によっては努力していることの表れと受け止めたようだが、まともなセンスで判断すれば、両国高官はカブキプレイ(芝居がかった仕草)をしているだけのことだ。

 11月に米国が中間選挙を終えれば、スクープされた数字そのままではないにしても、日本側からしてみればとんでもない数値が交渉の基準とされることになるだろう。そしてそうなったときどのように反対運動を展開すべきか。いまのうちに準備しておく必要がある。


引用終わり


今日はコメ欄からKKnagomiさんのコメを拝借します。

2 KKnagomi
東谷暁 『甘い「TPP交渉漂流」予測 米国選挙後に備えよ』:
「TPPに関して漂流に向かう」と言う甘い見方をする方も多い一方、事実はすさまじい譲歩をしているという説が一部で有力視されてきています。

★東谷暁 『甘い「TPP交渉漂流」予測 米国選挙後に備えよ』日本農業新聞18日
http://twishort.com/IBigc

「TPPはアメリカの圧力」という物語は、日本側が「積極的に折れていることを見逃す」点で極めて有害であることが、ここでも証明されています。

「東谷暁は反対運動の準備」に触れている。この点立派だと思います。事後に嘆く解説だけならば「自民党情報通」ぶってるんじゃないと言いたい。「もう手遅れなんです」とか云々。

水島の発言「レイプ」連発解説
http://wondrousjapanforever.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/5-tpph25322-719.html
だけでなく、三橋貴明らのTPP安全デマも嘘だらけであった。さらに中野剛志のTPP亡国論すら「アメリカによる外圧偽装」の根拠になってしまっている。「中国の脅威」云々で「アメリカに折れたポーズ」に使われているという、酷い状態。※レッドラインの件参照。

事実は鈴木宣弘教授や東谷暁氏の懸念する方向に進んでいると思われます。

【農業改革、その狙いと背景】農政・農協「改悪」の正体 鈴木宣弘・東京大学教
http://www.jacom.or.jp/proposal/proposal/2014/proposal140804-25045.php


鈴木宣弘・東京大学教の農協の記事もわかりやすいので是非お読み下さい。





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