5月17日ライブ後記 | POP RADIO WEB

5月17日ライブ後記

僕らはラモーンズみたいなものなのだ、というが、最近の僕の結論です。

それは音楽のスタイルではなくて、姿勢みたいなもの。

もし、ラモーンズが革ジャン止めていたり、いい加減スリーコードも飽きたから、別のスタイルの音楽やろうぜ、なんて言ってたら、ファンはみんな幻滅したと思う。

ジョー・ストラマーが生涯テレキャス一本で通したように、僕もエピフォン・カジノをずっと弾いていたい。これは、僕の夢のひとつです。

ただ単にワンパターンなのではなくて、ひとつのフォーマットを熟成させること。それでたどり着いたのが、今の場所なのだと思います。

今の自分達の気分は、昨年までの自分達と、まったく違うような気がします。個人的には、同じバンドをやっている気はしないです。

外側のフォーマットが変わらずに、内面が変化していくこと。かつて誰もやっていないことを、今自分達がやっているような気がします。特異なバンドですし、わかりにくいところもあるかもしれませんが、好き嫌いはともかく、大抵の人は楽しめるものになっているのではないでしょうか。

余韻も何もなく、終わったらまた次です。またひとつひとつ積み重ねて、その日来たお客さんに楽しんでもらうこと。これから先も、ずっと続けていこうと思います。