ごめんなさいっΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)
紛らわしいタイトルのせいでやはり迷子者続出の様子ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿
『必然』の前中後編のあとに『偶然』前編まで公開してます!
まだ偶然の前編を読まれてない方は一つ戻って下さいね!人( ̄ω ̄;)
 
 
そして中編・・
蓮サンがやりたい放題になってきてめっちゃくちゃ長くなりそうなので、とりあえず半分に切りました(笑)
そして、、危うく中編全部限定かと思ってましたが、切ったことでココまでなら表で出せるかと思います・・|д゚)チラッ
ただ、ここは避雷神。チューだけでも雷が落ちることのある巣窟ですので、もしもの場合は悪しからず・・(。-人-。)
 
 
 
 

 
 
 
 
抱き抱えられたまま、たどり着いたその部屋。
 
パタリと閉まった扉。
 
 
キョーコは耳の奥で聴こえる脈の余りの大きさに、自分の心臓の音が外に漏れているんじゃないかとさえ思った。
 
まっすぐに躊躇なく歩を進めた蓮は、毎夜使用している自分のベッドの上へとキョーコを優しく降ろして座らせた。
 
 
蓮はベッドサイドのスタンドライトだけを点けると、キョーコと向かい合うように自分もベッドの上へと腰掛ける。
 
 
「……最上さん……」
 
 
「は……い……」
 
 
「これ……脱がせてもいい?」
 
 
これ……とは、蓮から借りたTシャツ。
これを脱ぐとその下は、先ほどの事件で暴かれたブラウスと、ブラジャーのみ。
 
キョーコはほんの一瞬の沈黙の後、こくりと小さく頷いた。
 
 
Tシャツの裾に手をかけた蓮は、それをゆっくりと脱がしていく。
 
 
そして現れたのは、プリンセスローザを失ったナツの衣装。
ただ、釦が全て弾け飛んだため合わさることなく羽織られただけのブラウスに、その中心から覗くブラジャーの一部分と適度に引き締まったキョーコのお臍が見えている。
いつものキョーコの制服よりも短いナツの制服のスカートからは、白い太腿が際どい所まで晒されている。
 
蓮は、とても長く大きなため息を一つ吐いた。
 
 
「……あ……の……」
 
 
蓮の所謂ダメ息よりも更に深いそのため息に、キョーコは気が気ではなくなってきた。
やはりこんな場所まで連れ込んだことを後悔しているのではないか、または自身の貧相な身体を目の当たりにして辟易しているのではないか、と。
 
そわそわと両手で腿を擦るキョーコの両肩に手を添えた蓮は、静かに後ろへ押し倒すと、そのままキョーコを組み敷いた。
 
 
釦をなくし、糸が解れたブラウスの合わせ部分をなぞった蓮。
 
 
「……こんな……酷いことを……」
 
 
辛そうに眉根を寄せる蓮の表情を見て、本当に自分のことを心配してくれていたんだと改めて感じた。
 
 
「……どこか……触られた?」
 
 
そう聞いてきた蓮の唇が震えているのが見える。
 
 
「いえ……触られては」
 
 
キョーコが答え終わる前に、蓮はキョーコを抱き締めた。
 
壊れてしまいそうなほどにきつく抱き締められ、今キョーコに聞こえている鼓動は、自分のではなく蓮のものだと気がついた。
 
 
「敦賀……さん?」
 
 
キョーコは蓮の肩に手を置く。
 
 
「…………」
 
 
「……?」
 
 
「…………ごめん……」
 
 
「え……」
 
 
そのごめんは何にだろうかと、やはり一後輩風情に蓮の大切なプライベート空間を汚される訳にはいかないということかと、キョーコは考えた。
 
 
「……君に……こんな怖い思いをさせてしまうなんて……」
 
 
蓮が謝ることではないとすぐに口に出したかったが、悉くキョーコの予測を覆してくる蓮の優しさに、キョーコの中の邪な期待が膨らんでしまう。
 
もしかしたら、蓮は本当に自分を抱いてくれる気なんじゃないだろうか?
 
でも……蓮は芸能界一抱かれたい男、そんなことは有り得る訳がない。
 
キョーコは一度に色々な思いが駆け巡り出していた。
 
 
「君を……守りたかったのに……」
 
 
「……守って……もらいましたよ。」
 
 
「え……」
 
 
「敦賀さんが来てくれたから、触られずに……済んだんです……。
 もしあの時来てくれてなかったらと思うと……」
 
 
キョーコは身の毛がよだつほど、あの時の恐怖を思い出した。
 
 
「そう……だったんだ……
 
 …………良かった……間に合って……!」
 
 
蓮は更に強くキョーコを抱き締めた。
 
 
「はい。
 本当にありがとう……ございました。」
 
 
「それで……
 
 聞いてもいい?」
 
 
「え……///」
 
 
キョーコはいよいよ来たと思った。
今ならまだ冗談にして引き返せる?
 
 
「……どうして、あんなこと……俺に?」
 
 
「え……と……」
 
 
今なら逃げ出せる?
 
 
「逃げられないよ。ちゃんと答えて……」
 
 
ぎゅうぎゅうに巻き付かれたキョーコは身動き一つ取れずにいた。
 
 
「……あ……の……」
 
 
「……うん。」
 
 
「……また……こんなことが絶対起きないとも限らないですし……」
 
 
「……ん。」
 
 
「……お芝居で……今後あるかもしれないですし……」
 
 
「そうだね。」
 
 
「なので……それなら……その前に……」
 
 
「………………」
 
 
「………………」
 
 
「……どうして、俺なの?」
 
 
「えっ///」
 
 
「……もしかして、誰でも良かった?」
 
 
「そんなことっ!」
 
 
慌てて否定したキョーコ。
抱き締める力を緩めた蓮は、キョーコの表情を確認する。
 
 
「……アイツは……?」
 
 
「え……」
 
 
「……アイツに頼もうとは、思わないの?」
 
 
途端にピリピリと蓮の怒りの波動を感じるキョーコ。
 
 
「あり得ませんっ!!」
 
 
「あり得ない……?」
 
 
蓮はおかしいと思った。
あり得ないとは、以前尚の口から自身に向けて言われたことのある言葉。
でもキョーコは逆に尚のことをあり得ないと言う。
 
 
「……あり得ません……アイツだけは」
 
 
「……そう……」
 
 
蓮は尚から聞いた話との違いに困惑したが、今は何よりキョーコ自身の言葉を信じたいと思った。
 
 
「あの……敦賀さん……」
 
 
「うん?」
 
 
「私そろそろ……」
 
 
もぞもぞと抜け出そうとするキョーコを蓮はがっちりガードした。
 
 
「だめ。帰さない。
 まだ終わってないよ?」
 
 
キョーコは完全に墓穴を掘ったと確信した。
もしこのまま蓮の口車に乗せられて、この秘めた気持ちまで伝えてしまったら……
とんでもないことを口にしてしまったんだとキョーコは後悔し始めた。
 
 
「…………俺は、抱きたい。」
 
 
「……へ?」
 
 
突然のことにキョーコは理解が追い付かない。
 
 
「……君を、抱きたいと……思ってる。」
 
 
蓮が冗談を言って、また自分をからかっているのかとも思った。
 
 
「……うそ……」
 
 
「……嘘じゃないよ。」
 
 
「だって……前に……
 
 ……君には何もしないって……」
 
 
「え?……あぁ……それは、
 君に抹消されたくなかったから……」
 
 
「抹消……?」
 
 
はて……そんな宣言を自分がしたことがあったかとキョーコは記憶を辿った。
 
 
「そう。
 だって……君に、こんなことしたいだなんて言ったら、君の中から抹消されるかと思ってたから。」
 
 
蓮は、キョーコの太腿を下から上へと擦ると、スカートの中に指先を差し入れた。
 
 
「ひゃ……///」
 
 
「こんなことや、こんなことも……
 俺がずっとずっと前から……君をどうにかしたいと思ってただなんて……」
 
 
そう言いながら、蓮はキョーコの首すじに唇を這わせたり、ブラウスを更にはだけさせ、キョーコの腰をなぞったりもした。
 
 
「あ……ぅ///」
 
 
「でも、ごめん。
……君の願いは聞き入れられない……。」
 
 
「……え……」
 
 
その言葉にキョーコはふと我に返る。
 
 
「一度きりだなんて……。」
 
 
「……え……?」
 
 
「……好きだ。最上さん。
 
 俺は何度だって君を抱きたい……。」
 
 
「……う……そ……」
 
 
「だから、何でいちいち嘘だと思うのかな?君は……」
 
 
蓮は一世一代の告白まで嘘呼ばわりされ、少しムッとした。
 
 
「だって……」
 
 
蓮には好きな子がいる。
ただ、それを知っているのは坊だけだが。
当時16歳、蓮とは4つ年の離れた女子高生……。
それが自分だなんてはずは……
 
…………………………
 
…………いや、もしかして単純に条件だけで言えば自分も当てはまるのでは……?///
何故今までその可能性を少しでも考えなかったのか……
キョーコは頭の中でぐるぐると思いを巡らせていた。
そういえばあの時の自分も16歳だった。
そして女子高生。
 
ということは……?
 
 
「……敦賀さんが……私の……こと?」
 
 
「……あぁ。好きだ。
 好きすぎて、どうにかなりそうだよ……」
 
 
「そ……んな……」
 
 
「君がもっと酷いことをされていたらって……
 
それか不破や……他の男に君を……なんて考えただけで……俺はっ!!」
 
 
蓮の思い人は自分だったのかと、初めて知ったキョーコは嬉しさよりもまだ戸惑っていた。
 
でも蓮の真剣な表情に、信じてもいいのではないかという気がしてくる。
 
 
「………………」
 
 
「それで君は?
 どうして、俺にあんなこと言ったの?」
 
 
「あんな……こと?」
 
 
「うん、抱いて……って。」
 
 
「あああっ///」
 
 
キョーコは蓮からの突然の告白に驚いたあまりに、自分の言ったことを忘れかけていた。
ここは蓮の寝室で、蓮の使っているベッドの上。
そこに組み敷かれた自分と、自分に覆い被さる目の前の男性は、自分の好きな人であり、自分のことを好きだと言ってくれた人……。
 
 
「ねぇ、教えて?」
 
 
「……っ……///」
 
 
改めてとんでもない状況になっていることに気がついたキョーコは、真っ赤な顔ではくはくと唇を動かす。
 
 
「黙ってると、もっとするよ?」
 
 
そう言うと蓮は更にーーー
 
 
 
 

 

 
キャー(*/ω\*)ココまで~(笑)
 
大事な会話はだいたい~表~に入ったと思います(*`・ω・)ゞ
 
そして~中編・裏~は、残念ながら秘密の小部屋にも置けない、アメンバー限定行きが確定してます(≡人≡;)←今書いてる途中だけど、蓮サンがだいぶ調子にノッてる。。
 
ただ、アメンバー申請は今のところ常時受付しております。
お手間なのも勇気がいるのも知ってます。私も前は読み専でしたから。
でもあまり気負わず、素直にこの続きが読みたいと、お気持ち聞かせて頂けたら嬉しいです♡
このお話以外読んだことない・・とかでも全然OKですよ!
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