先月末から、本部の玄関前にアマリリスの鉢が置かれていました。ご覧のように五月晴れによく映えます。

 

てっきり妻が実家(植栽が大好きでプロ並み)からもらってきたものだと思い込んでいました。が、妻も知らないとのこと。

 

「いったい誰が置いたのか?」

「なぜ名乗りもしないのか?」

 

だれに聞いても不明です。その”あしながおじさん”がようやく判明しました。

 

配送やピッキング係りの60台の男性の準社員さん(パートタイマー)でした。この方は、知人の紹介で半年前くらいに入社してくれました。実直な人柄で「信用」が歩いているような方です。

 

寄付や施しを「名乗らず」行うというのは、「名乗る」こととは違った意味を持ちます。

 

自利利他で分析すると、「名乗り」は自利利他両方が含まれます。しかし「名乗らず」は利他のみです。会社で言えば、「名乗らす」寄付は領収書を先方からもらえず、経費になりません。当然、宣伝にもなりません。ただ真水(キャッシュ)が出ていくのみです。

 

このように「名乗らず」はとても崇高な思想に根差しており、勇気がいることです。

 

実はこの方、コーヒーが趣味でバリスタ級の知識と腕前を持っています。「だったら・・」とお願いして、工場やお店で煎りたて挽きたての最高のコーヒーブレイクを「施し」てもらっています。

 

すばらしい人に来てもらいました。

宮本さん、アマリリスをありがとうございます。