12/6、福岡市南区の曰佐店を1キロくらい離れた老司に移転オープンしました。

 

 

松永店長(左)と私

 

 

老司店の店内の様子

 

 

曰佐店は、2015年7月に福岡県進出1号店としてオープンしました。7年間の営業を終え、より立地のよい場所でリスタートとなりました。

 

最近、大分市内の優れた商業地でも空き地が目立つようになってきました。これは日本全国で同じことが起きています。

 

「お店が減る時代に入った!」が私の認識です。

 

人口減少がその主因なのですが、人口減はお客様が減るだけでなく、働き手の減少でもあります。

 

日本のすべてのお店では、今日「店員の確保」が最大の経営課題となっています。私の見立ては、お店が減る時代の最初の現象面こそが「店員がいなくて開けられない」の常態化です。事実、都市部のコンビニはすでに日本人の店員を見かけることは少なくなってきています。

 

移転した老司店には、曰佐店のすべてのファミリー(当社のスタッフの呼称)も共に”移転”してくれました。老司店は好立地ですが、もし曰佐店のファミリーの転勤に支障がでる場所、距離であれば、断念したかもしれません。

 

我々チェーンストアの成長戦略は、これまで「お店を増やして売上を増やすこと」でした。しかし、お店が減る時代になり、その戦略は、川の流れに逆らって泳ぐことに等しい、むなしい努力と言わざるを得ません。

 

小売業は「変化適応産業」と呼ばれます。「お店が減る時代」という死に至る病とも言える環境変化の中、今後どう対応していくか?

 

経営者にとって、むちゃくちゃおもしろい局面をむかえました。