1/23、大分大学経済学部で登壇しました。

 

 

 

2020年より非常勤講師として毎年1回、講義を受け持っています。

 

 

 

講義のタイトルは「社長になろう!」 今回で3回目と言うこともあり、約1時間、納得のしゃべりができました。学生たちも(誰一人寝ることなく)聴いてくれました。

 

実は今回、取引先の社員で大分大学のOGを2人(本人たちの希望もあり)オブザーバーとして講義に加わってもらいました。

 

2人は経済学部の学生にとってあこがれの会社に就職しています。卒業して4年。大学に来るのは、はじめてとのことでした。「なつかし~~」を連発していました。

 

行きの道中、2人に聞いてみました。

 

「経済学は就職して何か役に立ちましたか?」

 

答えは「全く!!!」でした。

 

最近の傾向として、企業が欲しがる人材は、理工系、経済経営学部系、法学部系です。理工はITのエンジニアなど専門知識が必要とされ理解できるのですが、経済学を使える仕事って、日銀や金融ディーラーなどほんの一部しかありません。法学部も同様です。

 

一般に配属される営業職では、そのような知識より「人間力」の方がはるかに重要です。

 

 

講義後の彼女たちの感想です。

 

「むっちゃ、おもしろかった!」

「身につまされる話だった!」

「忙しいを理由にした不勉強を反省!」

「大学でもう一度学び直したい!」

 

間違いなく2人にとっては学生たちの何倍も脳にずしんと”効いた”講義だったと思います。

 

↓脳天唐竹割り(ジャイアント馬場の必殺技)だったと思います。

 

 

社会に出ではじめてわかることがあります。「学生時代にもっと勉強していれば・・・」と後悔するのは世の常です。

 

実はこの「後悔」こそが、長い人生を面白くする「エネルギー」だと思います。勉強は社会に入って、自らが欲っするようになり、はじめて身につくものだと思います。

 

私は学校などでの主体性のない学びを「死に学問」と呼んでいます。一方、社会に出てからの学びは身体が求め、仕事(実践)に活かされます。脳天どころか、五臓六腑、いや骨髄にまで行きわたります。この学びを「活学(活き学問)」と呼んでいます。

 

 

『社会って本当にすばらしい場所なんです!』

 

講義の最後に学生にこう伝えました。

 

『ただ、そう思える人生をおくるにはひとつだけ条件がある』

 

この条件を私が次のスライドで告げる前の2人の目は一等星の輝きでした。残念ながら学生とは違った!

 

彼女たちにとって、この講義は完全に「活学」の時間だったはずです。