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Optimus chat L-04Cのテザリング機能を6時間連続で使う方法

0円でばら撒かれているOptimus chat L-04C (以下、L-04C)、パフォーマンスはあまり高くないのでメインとして使うことは厳しい。

しかし、何らかの形で使ってみたいなと思い、無線LANルータとして使ってみることにした。

色々と弄った結果、テザリング機能を約6時間も連続で使えたのでその方法を掲載しておく。

当記事の方法は保証対象外となる方法なので、やるのであれば自己責任となるので注意しておいてもらいたい。

端末の故障や高額な通信料金が発生しても、当ブログは責任を一切負わない。

まず、テザリングするためにはroot化が必須である。

L-04CはSuperOneClickで簡単にroot化が可能である。

root化の簡単な手順は下記の通り。

1. SuperOneClickをPCにダウンロードする。(SuperOneClickはv1.7を使用)

2. LGの公式サイトよりドライバも入手しておく。

3. L-04CとPCを接続する。

4. SuperOneClick.exeを起動し、rageagainstthecageを選択してからRootをクリック。

5. 完了したらUSBから抜く。

6. SuperUserがインストールされていたら成功。

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次に、インフラストラクチャモードでのテザリングを可能にする。

インフラストラクチャモードでのテザリング有効化の簡単な手順は下記の通り。

1. Android マーケットより、ES File Explorerをインストールする。

2. ES Flie Explorerを開き、Menu>SettingsでRoot ExplorerとMount File Systemにチェックを入れる。(SuperUserリクエストは許可)

3. 設定が終わればクリアキーで戻り、右上の星マークをタッチしてPhoneを選択する。

4. systemを選択してからbuild.porpをES Note Editorで開く。

5. build.propでro.tether.denied=trueを探して、ro.tether.denied=trueの部分をコメントアウトするか、trueからfalseに変更してro.tether.denied=falseにする。(大まかな位置はスクリーンショットのスクロールバーを参照)

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6. 変更したbuild.propを保存して再起動する。

7. Menu>Settings>Wireless & networksでTethering & portable hotspotの項目が登場していたら成功。

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これで、USBテザリングと無線LANテザリングが可能となる。

build.propを変更した際にbuild.prop.bakが作成されるが、これはbuild.propのバックアップなのでそのまま置いておく。

Android マーケットよりTethering Shortcutをインストールしてホーム画面に置いておくと、テザリング機能へのショートカットが作成可能である。

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テザリングを使用すると電池の持ちが極端に悪くなるので、それを軽減するためにCPUのクロックを変更する。

電池持ちを良くすることが目的なので、スクリーンオフ時のCPUクロックを常時122.880MHzに固定する。

スクリーンオン時も常時122.88MHzに固定すると電池持ちは良くなるが、今回はテザリングのみを使いたいので、スクリーンオン時に使う機会が殆どないと思われるので無視しておく。

因みに、スクリーンオン時は常時600MHzに固定するとパフォーマンスは向上する。(電池持ちは悪くなるが...)

CPUクロックの変更の簡単な手順は下記の通り。

1. Android マーケットよりOverclockWidget (Need Root)をインストールする。

2. OverclockWidgetをホーム画面に配置して選択する。

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3. Advanced Settingを選択し、Screen Off Freq SettingでMinとMaxを122880にしてからチェックを入れてOKを選択。

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4. Saveを選択して完了。

これで、スクリーンオフ時は最低クロックの常時122.88MHzに固定できた。

root化とテザリング有効化とCPUクロック固定の作業はここで完了。

ということで、テザリングを起動してみる。

Portable Wi-Fi hotspotにチェックを入れるとインフラストラクチャモードでのテザリングが可能で、テザリング有効時にはステータスバーに青色の電波アイコンが表示される。

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L-04Cのテザリングは一定時間接続がないと、テザリングが切れてしまう仕様となっている。

タイムアウトは5分と10分と15分の選択が可能である。

テザリングの設定はPortable Wi-Fi hotspot settingから可能であるが、設定を変更するにはテザリングを起動しておく必要がある。

最低クロックに設定したL-04Cでテザリングを起動し、テザリングを切らないように3台の端末を常時接続してどれだけの時間で電池がなくなるのか測定してみた。

より電池を長持ちさせたいので、L-04Cの方は自動同期等をOFFにしておく。

フル充電から電池がなくなるまで368分も持った。

スマートフォンのテザリングで6時間以上も持つのは長い方だと言えるだろう。

ただ、端末の設定や通信環境や接続した端末の使用頻度によって電池の持続時間は変わってくると思うので、あくまでも目安程度に思っておいてもらいたい。

電池パックをもう一つ買っておけば、更に長時間使える無線LANルーターとして活用できるかもしれない。

あ、電池パックを買うより端末を0円で貰ってきた方が安いね...。