北朝鮮で販売されているスマートフォン「Pyongyang Touch」は中国のHuizhou TCL Mobile Communicationが開発したALCATEL ONETOUCH T'POPがベースであることが分かった。
平壌にあるkoryolinkの本社併設販売店で見たスマートフォンがTelecom NZで販売されているTelecom T4010と似ている印象を受けており、改めて公開されたPyongyang Touchと比べるとベースのスマートフォンは同じであることを確信した。
ベースのスマートフォンは中国のHuizhou TCL Mobile Communicationが開発したALCATEL ONETOUCH T'POPである。
ALCATEL ONETOUCH T'POPは欧米を中心にALCATEL ONETOUCHブランドで展開されていた。
OSにはAndroid 2.3.6 Gingerbread Versionを採用する。
チップセットはMediaTek MT6575を搭載している。
CPUはシングルコアで動作周波数が1GHzとなっている。
ディスプレイは約3.5インチHVGA(320*480)液晶を搭載している。
カメラはリアに約320万画素CMOSイメージセンサを備える。
通信方式はW-CDMA/GSM方式に対応しているが、北朝鮮版はW-CDMA方式のみとなる可能性もある。
Bluetooth 4.0や無線LAN IEEE 802.11 b/g/n (2.4GHz)にも対応するが、無線LAN通信は北朝鮮版では削除されていると思われる。
システムメモリの容量は256MBで、内蔵ストレージの容量は512MBである。
電池パックはリチウムイオン電池で、容量は1400mAhとなっている。
デザインはALCATEL V875とも似ているが、OSのバージョンが異なっている。
Pyongyang Touchは低スペックであるために低価格での販売が可能となり、Arirang AS1201に手が届かないような若年層からの支持を得ている模様である。