若年性フレグモーネの子のお話 | わんだふる☆れむろぐ

若年性フレグモーネの子のお話


今日はちこっと変わったお話。
長いですよ~っ!!



私が働いているお店の看板犬
アンジェリカが7月7日に
4頭の赤ちゃんを無事出産しましたキラキラ

{E4551E70-4F76-4B0E-8D31-861C50B7E6C9}


1頭目の出産は突然の事で
えー予告あった!?
どーすればいいの!?

オーナーも用事で外出中、
私は送迎から帰ってきた時に
店長が「アンちゃん産んでるーっ!!


ええええっっ!?!?!?ハッ

何度も見てきた出産でも
産まれたての子犬ちゃん達に
1人で対応するのは初めてで
スーパーパニックになったのですが…

そんな大騒動があった中
すくすく成長していましたが
大体1ヶ月くらい経った頃
新しい家族もみんな決まりましたキラキラ

でもそのうち1頭だけ女の子が
目の縁にプツプツとイボのようなものが
出てくるようになりました


最初は脂肪かなぁ??
ものもらい的なものかなぁ??
だなんて言っていたのですが
それは次第に増えてきて、
病院で診てもらいましたが
軟膏を出してもらっただけ。

まだ小さいから、免疫力が弱くて
バイ菌に負けちゃったかな??

という感じでオーナーも
あまり気にはしてませんでしたが
ある日、お店に子犬たちが来ている時に
その女の子だけ元気が無かったのです。
他の兄妹たちは遊んでいるのに
その子だけが静かに寝てるだけ。

店長と様子が変だねって話をして
オーナーに病院に行くよう伝えましたが
疲れちゃったかな??
とやはりあまり気に止めていませんでした。

でも次の日、みるみる元気が無くなって
食欲も無くなって熱が出ちゃって
病院に連れて行ったみたいです

それから数日はオーナーの家で
安静にしていたのですが
久々に兄妹たちとお店に来たと思ったら
それはもう驚愕でした


{298C7B5A-A3BC-422B-A878-03DD78F643D5}



こんな感じだったお顔が

{5A2D3B44-924E-4154-A4A1-EFFD737950E3}

{D12441E9-316D-4753-9456-67010FD04B55}



目の縁、口周り、そして耳の中までも
ぐちゅぐちゅにただれて
腫れ上がってパンパンになってました
陰部も少し腫れてましたね。

おまけに首のリンパは大きく腫れて
しこりができていたんです


抗生物質を貰ったそうなのですが
全く効いている感じはなく
通院している病院で
「似たような症状を見た気がするから
わかり次第連絡します」
というお話でした


そう、それが
"若年性フレグモーネ"
という病気



原因はわからないそうですね。
身体に毒素が溜まっていくらしく
自己免疫が頑張りすぎて
こういった症状が出ると言ってました


無菌性のようで、
身体にバイ菌はいないとのこと。


ひとまず免疫機能を抑えるために
ステロイド投与の日々がやってきました
しかも強力なステロイド


こんな小さな身体なのに…

店長と私は
正直亡くなってしまうんじゃないかって
思ってしまいました


でも生命力ってすごいですね!!


2週間も経たずにこの子は
すごい力で回復して

{9A1F058E-091A-48E8-A721-F55D427EE423}


ここまで綺麗になりましたキラキラ


あの時の元気の無さはどこへやら…
走り回るし、よく食べるし音符

{129A445D-461A-4039-9293-5A33CC35D941}



このまま順調にいけば後一週間くらいで
ステロイドを止めても大丈夫だろう
と病院でも言われて一安心DASH!DASH!


無事、順調に回復しました音符

この子を貰ってくださる方には
原因もわからないのなら
再発する可能性もあるかもしれない、
今後大変な思いをさせるかもしれない、と
引き渡しをするかしないか相談しました!!

その方も前ビションがいたのですが
病気を発見したのに間に合わず
亡くしてしまったという方だったので
きっと断ってしまうだろうな、と
お店側は思いまして
アンジェリカの子供ではない
別のビションちゃんを勧めよう、と
話を進めていたのです。

そのビションちゃんも色々訳ありで、
ここのお店にきていたんですけどね…
なので今回は見送ってもらおうか。
そんな話も出てました。


でもその方は、とても素晴らしい方で
アンジェリカの子犬ちゃんも
訳ありの子犬ちゃんも
そんな理由で…??両方引き取る!!
これはきっと何かの運命なんだ!!
と言ってくださったんですハート



先月2頭ともお迎えにきてくださり
たまに連絡がくるのですが
とても幸せそうに暮らしているみたいですキラキラ

病気なんかしたっけ??
みたいに思うくらいアセアセ



その方は
「こんな珍しくて重い病気したのなら
ちょっとした事じゃ負けない子になりそうね」
だなんて笑っていましたDASH!


初めてのトリミングに来てくれる日が
楽しみになってますハート


知らない病気、
まだまだたくさんあるんですねアセアセ
今回のこの病気も
多分諸説あると思います。

人間もそうですけど、
やはり動物の病気も怖いですハートブレイク

言葉がわからないというのもありますしねアセアセ


このままアンジェリカの子犬ちゃんが
健やかに成長していきますようにキラキラ









\参加してます!/



にほんブログ村 犬ブログ ビションフリーゼへ