【論理的とはどういうことか】
こんにちは、岡村周一です。
周りの人のプレゼンテーションを聞いていて、「あの人のプレゼンは論理的だ」と思ったことはありませんか。この「論理的」という言葉、よく耳にしますが、具体的にどのような状態のことを指すのでしょうか。
論理的とは
論理的なプレゼンを行うには、まず「論理的」という言葉の意味を理解しておかなくてはいけません。「論理的」とは、わかりやすく表現すると、
話と話がつながっていること
を言います。例えば、
学生は日曜日は休みです
↓
私は学生です
↓
私は日曜日は休みです
このように話につながりがあることを論理的といいます。
なぜ論理的なプレゼンがいいのか?
効果的にプレゼンテーションを行うには、論理的にストーリーを展開することが求められます。ではなぜ論理的なプレゼンが必要なのでしょうか。
その理由は、論理的であると聴き手が理解しやすいからです。例えば私が次のような主張をしたとします。
本業名刺とは別にセカンド名刺を持ってください
この主張を聞いた瞬間、聴き手の頭の中では「なぜ?」という疑問符が立ちます。このように話(自分の主張したいこと)が唐突である場合、話のつながりがないと聴き手は理解してくれません。
このような場合は、
ビジネスを加速するには人脈が必要です
↓
人脈を作る上で欠かせないのが「名刺」です
↓
名刺は「自分」をアピールするツールとして使えます
↓
ところが本業名刺では自分はアピールできません
↓
だから本業名刺とは別に自分のセカンド名刺を持っていただきたいのです
このように、話につながりを持たせることで相手の理解を深めるのです。ここで論理的でない人は「成功者はみんなセカンド名刺を持っていますよ」といった説明をしてしまいがちです。「セカンド名刺を持っている」ということと「成功する」ということは話としてつながらないので、聴き手が理解できないんです。
論理的に話せるようになるには
話がつながっていれば論理的といえますが、具体的にはどうすれば良いのでしょうか。そのポイントは
その主張に至るストーリーを聴き手が理解できるレベルで説明する
ということです。話につながりを持たせるということは、物語を作ることに似ています。その主張に至るまでに、どんな前提があり、どんな事実があるのか。それを上手く表現できれば相手に伝わる、つまり論理的な話ができるようになるのです。
では、1つ例題を出してみましょう。この主張に至るまでの物語を作ってみてください。このプレゼンの聴き手は、ヘビースモーカーの方達です。
歩きタバコは迷惑だ
この主張に至るために、どんな物語が描けますか?
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