映画「人間失格〜太宰治と3人の女たち〜」をNetflixで観ました。

 

太宰治の「人間失格」が映画になった時に、何がきっかけだったか覚えてないけれど、ちょっとすったもんだがあって「それでも公開する」っていう展開だったというのだけ記憶していた。

 

 

しかし、このポスター?のデザイン、ちょっともったいないかもしれないなと思った。この映画の面白さを表すなら、これじゃないかもな…と思ったのだ。あくまでも個人的に。

 

映画の中の「白い花に囲まれた太宰」が、個人的にはかっこよかったなぁと思った。雪の情景が懐かしくもあり、対照的な色の対比がとても印象的だった。

 

監督が蜷川実花だというのは、この映画を観始めてから、調べて知った。だから色が綺麗なんだなぁと。

 

色の配置や質感がとても綺麗で、人物の描写がとにかくエロい。溢れ出すエロス。これは小栗旬がすごいのか?この太宰の写真からは想像できない、リアルな太宰がそこにはいた。

 

 

私は青森県出身で、太宰治もそうだ。彼の生家である斜陽館を訪れた事もある。そうして存在は近いと感じていても、最初から最後まで通して読んだ作品は多くはない。

 

しかし、この映画を見て思ったのは、こんな感じの人だったんだ…という親近感。明らかに「きちんとした人では無かった」と知って覚える安心感(笑)。

 

まぁ、津軽出身だったと思えば「そうであろう」という(謎の)納得もできるのだが、それにしても、破天荒な人だったのだね。

 

この映画を見て、もっと太宰を知りたくなったし、いくつかの作品も新たに読みたくなった。これは良い機会だ。彼について、もう少し知ってみようと思う。

 

すじことひきわり納豆をミックスした太宰丼は有名で、私もすじことひきわり納豆の両方とも好きなんだけど、私はできれば一緒に食べたくないんだよねぇ。食べる時は、別々が良いなぁひらめき飛び出すハート