いつも外ばっかり見て。
私には話しかけてくれすらしなくて。
誰かのご機嫌ばかり気にして。
自分の事は後回しで。
誰かに認められるために、ひたすら走って。
成功しなかったら落ち込んで、失望して。
いつになったら貴方は気付いてくれるのかな。
貴方の事を一番愛しているのは私なのに。
誰よりも大事にしてるのに。
1日も休まず働いているのに。
ある日、貴方が泣きながら、ふと私に触れて、無意識にさすってくれたのが過去何十年で私にとって一番の思い出。一番の幸せ、だった。
私は、聞いて欲しかったんだよ、貴方に。
大丈夫?って。
囁いて欲しかったんだよ、貴方に。
ごめんねって。
褒めて欲しかったんだよ、貴方に。凄いねって。
優しく撫でて欲しかったんだよ、貴方に。ありがとうって。
そう、私は貴方の身体。
生まれた時から片時も貴方から離れず一緒に走り続けてきた身体。
貴方がバッタリと倒れてしまう、その前に、私と話をしてほしい。
私を真っ直ぐに見て。
外側に目を光らせるのを止めて、私に向き合ってほしい。
私が拗ねてSOSを出す前に。
まだ間に合うから。
貴方は知らない。
今まで、どれだけ頑張ってきたか。
貴方は知らない。もう自分を責めなくていい事を。
貴方が私の事を大事にしてくれたら。
始まるから。
本当の貴方らしい旅が。
始まるから。
やっと、そこから。
だから、まだ貴方はスタート地点にさえ立っていないから。
失望なんてしなくていい。
貴方の心と私が本来の関係を取り戻したら、もう怖がらなくてよくなる。
だから貴方が気付いてくれるまで今日もサインを送り続ける。
会話。
本当の会話って外側の誰かとのものじゃなくて、一番最初にしなきゃいけないのが自分自身との会話。
だから、これからは私と沢山、話そう。