レッスン日記(60)記憶と復習〜エビングハウスの忘却曲線から | 広島・安芸高田 なないろピアノスタジオ

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広島県安芸高田市の幼児からシニアの方まで対象のピアノ教室です
プレジュニア・ジュニア・ジュニアあおぞら(発達障害・障害を持つ子どもさんの個人レッスン)・成人ミドル・成人シニアの5クラス

上の息子の中学では、全学年の日々の宿題として“毎日学習”という課題があります。
なぜその課題を出しているのか?…校長先生がされた《エビングハウスの忘却曲線》話に、なるほど…!!
今日はそのことを書いてみます。


《ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスが
「相互に関連の無い無意味な音節を覚えてどの程度記憶に残るか」という実験をした。


結果…
20分後には、42%を忘却、58%を覚えていた
1時間後には、56%を忘却、44%を覚えていた
1日後には、74%を忘却、26%を覚えていた
1週間後には、77%を忘却、23%を覚えていた
1ヶ月後には、79%を忘却、21%を覚えていた
この記憶していた量と経過時間を軸にして描いた曲線を、 忘却曲線という》忘却曲線wiki


この実験は記憶と学習についての超!有名な実験なのだそう…私は今回初めて聞きました(^^;
つまり、覚えた直後から人間はどんどん忘れてしまう、ということ…あせる
もちろん、これは実験なので何の関連性もない文字列なために、
より忘れやすいということもあり、内容や学習方法によってはここまで忘れないはずですが、
それでも想像以上にとにかく人間というのは覚えた事をすぐに忘れてしまうあせる


「だからこそ、その日に学習したことを“毎日学習”で復習することで、子ども達が覚え身につけられるようにとの意図です」とのこと!
とても、納得しました。

この忘却曲線についてはこちらのサイトが子ども達にもわかりやすいかも…フリー学習サイトさんのようなのでリンクさせていただきます→こちら



私達ピアノ講師も毎回のレッスンの中でいろいろなことを生徒さんにお伝えします。


特に大人の生徒さんだと、一度お話しすると覚えてもらえたひらめき電球という気になってしまいやすいですが、
この実験のことから考えてみると、
例えば、普段耳にしないイタリア語の音楽用語なんて、一度お話ししたくらいでは覚えてはもらえてないと思っておく必要があるな…と思いましたあせる


ではどうすれば覚えてもらえる??
それは、復習をすること

先ほどリンクご紹介させていただいたサイトから引用させていただくと…

記憶は、覚えた直後に、どっと(半分近く)忘れてしまう
残った記憶は、ゆっくり忘れていき長く保持されていく


できるだけ早めに復習をすることで、
1日後の74%忘却と1ヵ月後の79%忘却では、記憶の鮮明さで違いが出ているのです。
できるだけ早く復習すると、記憶が鮮明のため、忘れていても短時間でよみがえります。
それに比べ、1週間以上経過したあとで復習しても、ところどころ完全に忘れてしまって、初めて記憶した時と同じ時間が必要となるのです。
この違いを、再認可能忘却(さいにんかのうぼうきゃく)と完全忘却(かんぜんぼうきゃく)といいます。

 
効果的復習法
1.覚えた直後に、復習する(数分間でもOK)
2.1日後に、再度復習する
3.1週間後に復習する
4.2週間後に復習する
5.1ヵ月後に復習する      
  
~斜体部分引用~


私もレッスンの時には時間の制限もあり、ついついだだだ~~っと話してしまいがちです汗
でもこれから、
レッスンの最後に、今日学習した新しいことをもう一度一緒に思い出しおさらいすることを心掛けてみようと思いました。


生徒の皆さんも、レッスン終わって帰宅後
少しずつおさらいしてみてくださいね^^



…しかし、人間ってこんな忘れるんだな…汗
自分の手でどんどん弾いて、書き込んで
復習と練習あるのみ!ですね^^
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