重度自閉症児さんです。
Mくんはこの1年間かけて、ゆっくりと教室に慣れてくれました。
(最初は知らない場所になかなか馴染めず教室に入れないことも度々ありました)
学校が終わったあとに隣の市から来られていますが、今ではお母さんがレッスンバッグを見せると《ボク、行きます》とすぐ車に乗ってくれるそうです。嬉しいです^^
教室にも今はためらうことなく飛び込んできてくれます。
この間の交流会 でも、みんなと楽しい時間を過ごすことができました。
仲良くなれたこれからは、
発語がまだ見られないので何かの方法でコミュニケーションをとっていくこと、
レッスンに見通しを立て、Mくんにとってより楽しいレッスンにしていくことをこれからの目標にしていこうと思っています。
そこで、レッスン時のコミュニケーション用にカードを試作…していたところに、ちょうど発達障がい児レッスン指導者facebookグループが立ち上がり。
早速先生のブログを見せていただくと、これまでに息子さんの視覚支援、自立支援のために制作されてきたグッズや手法、情報など…たくさん載せておられて。
また、参考にされた本もご紹介くださいました。
最初、経験の浅い私は、その中に書かれていた、コミュニケーションボードのように、好きなものが写真やイラストにしてあり、たくさんの選択肢から好きなものを選ぶ、
という方がいいのかな?と思ってしまったのですが…
その時にM先生からいただいたメッセージ。
《今日はどれしたい?
…という関わりは本人の気持ちを尊重している面で本当に素晴らしいことなのですが、
自閉症の人にとると、先生がレッスンの指導案を立てて、今日はコレとコレとコレします…と予告して見通しを立ててくれて「おわり」がわかる方が有難いということなんです。
「終わったら」「次」…私たちにとっては当たり前なことだけど「終わり」と「次」があること、
「今、何をするのか」を理解出来る環境を用意(こちらが調える)の方が生徒さんが安心して落ち着かれるだろうと、私は経験上そう思っています。》
…これを読んだとき、そうなのか…と、具体的にイメージをすることができました。
知らずに導入していたらもっとMくんを混乱させていたかもしれません…
やはりちゃんとした知識と経験のある方に相談することの大切さ改めて感じました。
お母さんにもご相談して、学校でも導入されている方法をお聞きして、
早速スケジュールのカードを作ることにしました。
楽器や小物は実際にMくんが使っているお気に入りのものを写真に撮り使用、
右はひらがなで内容を。
これを、教室のホワイトボードに貼り、今日のレッスンの流れを見てもらってからレッスンに入り、一つ終わるごとにカードを箱に入れて“おわり”とすることで見通しを立てていこうかな…と思っています。
見通しが立つことでMくんも安心し、一つ一つのことに取り組みやすくなれば…!
これでもし理解しづらそうだったら、カードの字の大きさを変えたり、カードの出し方、見せ方など調整すれば良いですよ…とも具体的にアドバイスもいただいきました。
M先生、本当にありがとうございます。
ちなみに…今回もこのグッズはiPhoneとiPadでデフォルトアプリPagesで作成しました。
A4を横に4等分の大きさで、ラミネートで仕上げ、裏にはマグネットシートが貼ってあります。
簡単に作成、追加できるので良かったです。
次回レッスンでMくんと一緒に使ってみようと思います。
M先生ブログはこちら、よろしかったらぜひ覗いてみられてください→BIGFLAG
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