オリジナルのものや、同業の先生方のアイディアをいただいてのことも度々。
なぜ作るのかというと、
・生徒さんにぴったりのものが市販されていない
という場合が多くて、手作りが元々好きなので、頭で考えて閃いた形を材料を考えて揃えて形にしていきます。
また、
・自分の生徒さんに ちょうど良い教材を作られている先生のアイディアを拝見して
その先生にお願いしてマネさせていただく
という場合も多いです。
自分で手作りするメリットは、
・その生徒さん、自分の教室にぴったりのものができること
・材料費だけなので購入するより安くできる、たくさん作れる
など。
反面、デメリットも。
・身近で安価な素材(100円ショップなど)で材料調達することも多いため、毎日使っていると意外に早くダメになることもある
…これは材料や作り方の工夫、手持ちの機材次第で改善はある程度可能ですが
意外に次が大きな問題…
・考える、形にする、時間とエネルギーがかなり取られる
講師の私達の主たる仕事はレッスン。そのために一番エネルギーと時間を使いたい。
その他、家事や育児、家族の世話などもこなす身としては、
その他のことに使えるエネルギー、時間は限られています。
教材以外にもお便りなどの作成や、保護者さんとの連絡・コミュニケーション、発表会など教室のイベント準備、スケジュール管理、生徒さん全員分のカリキュラム、教本などの発注、管理、事務作業、そして自分自身の勉強、練習も。
ピアノ講師は無数の仕事をほぼ1人でこなしています。
その上、教材も作りたい…となると、睡眠時間か家族との時間を削るしかなくなります。
熱心な先生ほど、やはり教材には手をかけたい、という思いでなんとかやりくりし
思いを込めた教材を使用してレッスンに向かっておられます。
が、私達のような子育て世代でなくても、上の世代の先生方も、介護や、お孫さんの世話、地域の役割があったり。
暇な先生なんておられないと思います。
そこで今の私が教材手作りをする最低のルールを設けることにしました。
・どうしても手作りしてでも必要と思われるもの
・ぴったりのものが市販されていない、購入できない場合。
思い切って、その場合だけ。
作れば安い、の場合は今は手作りを考えません。
もし、自分の思うぴったりのものがあるなら迷わず購入。
それを作るエネルギーと時間をお金で買う、という考えで、今は購入する方を選びます。
手作りが大好きなので、作りたい気持ちをぐっと我慢が必要なこともあります…
でも、たくさんの手作り教材や、便利グッズが紹介されていますが、全てを形にするのは無理がある、と気づき 線を引いてからは
私の場合、気持ちも体も楽になりました。
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もう一つ、手作りについて最近思うことがあるんですが(本当はこっちを書きたかった…)
長くなってしまったので続きは次の記事に書きますね。