五指の響命は、左手のピアニスト瀬川泰代さん主宰、
左手ピアノの芸術性の高さと可能性や秘めた思いをゲストと共に形にしたコンサートシリーズ。
障害の有無や性別や世代の垣根なく瀬川さんと素敵な仲間の皆さんがアートを中心に繰り広げられる、音楽祭のようなコンサート。
会場に入るとほぼ満席…!皆さん開演を楽しみにされてるのがわかります。そして開演。
演奏中は撮影できないため写真はありませんが…
最初は広島市中途失聴者協会化部和太鼓・天手鼓舞(てんてこまい)の皆さん。
聴覚を失われながらも息ぴったりで会場いっぱいに響く太鼓の音に、ここ数ヶ月不調だった私は喝をいれられ、そこにピアノが合わさりぐいぐいと揺さぶられた感じ…涙を堪えながら聴いていました。
次はピアノソロ。しっとりと3曲。月足さおりさんの曲やっぱり素敵…
目を閉じて聴きいっていました。
最後は京都からのゲスト馬場精子さんの朗読とピアノのアンサンブルで宮沢賢治。
朗読って聴くのは初めてかも。言葉だけで情景が浮かびそこにピアノが合わさって、映像はないのに物語の世界に引き込まれ劇を見てるような…不思議な時間でした。
同時開催で6階ロビーではインクルーシブなアート展が🖼
まず目を引いたのは、広島市内の放課後等デイサービスHAPの子どもさん達の作品が壁一面に!
また漆喰鏝絵と折り鶴の精巧な作品。作者さんも在廊され説明されてました。
5階はminiマルシェ。
今回のオリジナルグッズや、生活介護就労継続支援B型事業所さんの作品の販売。
そして私が瀬川さんを知るきっかけのひとつをくださった、いつもお世話になってるKONKONさん
(障害福祉サービス事業所の商品の販売・作品展企画・アートレンタル事業などされてます)も出店されてました。
今回はとにかく時間がなかった💦けどおみやげ買えてよかった。
休憩にこれまた楽しみにしてたホームラン食堂さん。
おやつは完売だったけど早稲みかんの熟成シロップのお湯割り美味しかったー!
最後に、今回のために太鼓とピアノの曲も作曲され来場されてた月足さんに直接お礼が言えたのも嬉しかったです。
瀬川さんとお仲間の皆さんの雰囲気がほんとに良くて。
こんなあったかいコンサートなかなかないな…そこにいられて良かったと、きっと誰もが思えたコンサート。
コンサートに詰めこまれた瀬川さんの思い、しっかり受け取りました。
私も次に向かう力をいただきました。ありがとうございました。
皆さんお疲れさまでした!