東に移る震源地と伊方原発 | 天下泰平

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〜 滝沢泰平 公式ブログ 〜

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4月16日の真夜中に熊本で発生したM7.3の地震が本震であり、4月14日から始まった熊本の地震はすべて前震であったという見解が気象庁から発表されました。

4月14日に最初に大きな地震が発生してから現在までの約36時間で震度3以上の地震は約160回

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当初は内陸部の大地震としては、そこまで余震の回数も多い方ではなかったのが、16日に本震が来てから一気に余震の数も加速し、過去最高の新潟県中越地震の余震回数を上回るペースで推移しています。

確かに「熊本の地震」としては、先日のM7.3が“本震”であった可能性はありますが、今回はエリアが熊本、そして災害も地震に限ったことではなく、これまでも始まったいた、そしてこれから本番が始まる日本列島の大変革の流れの一環であり、今後も阿蘇山の大噴火をはじめ、九州地方の他の火山の噴火、他のエリアの断層地震、はたまた遠く離れた関西や関東地方の大災害にも十分に警戒する必要があります。

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その証拠に、昨日から熊本の余震とは別に大分県での大きな地震が急に目立って起こり始めてきました。

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この大分の地震は「北緯33.3度 東経131.4度」となっているので、震源地そのものは中央構造線からは少し外れていますが、中央構造線と東の端が繋がっている「別府-万年山(はねやま)断層帯」が動いた地震であると思います。

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震源地が徐々に東へと連動し始めており、これが四国を横切っている中央構造線の導火線に火をつけることになると、九州を超えて最初に目につくのは、愛媛県西宇和郡伊方町にある四国電力の原子力発電所「伊方(いかた)原発」

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全国の原発に見られがちな、まさかの断層付近に建てられており、このまま四国方面に大きな地震が連動していくと、この伊方原発がどうなるかが気になります。

もしも、福島原発のように地震や津波で原発から放射能が漏れた場合は、四国や中国地方、九州全域が放射能汚染に見舞われてしまう可能性があります。

いずれにしても、引き続き地震や火山などの動きには十分にご注意ください。

今回の震災で犠牲になった方々のご冥福をお祈りするとともに熊本、九州の早期復興を願いながら八ヶ岳からもできる範囲の支援をしていきたいと思います。