こんにちは！！
思い出をグラスに残す
キッズアートグラス
puriShine(ピュリシャイン) 新川 鮎美です。
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一期は残４名様です。
※昨日アップした記事を訂正・再編集して投稿します
昨日、ご紹介したあぶさんのお写真。
その後、エイミーさんとの
facebookでのやり取りで分かったのですが、
あぶさん、この写真を撮るために
わざわざ撮影セットを組み立て、
グラスに何度も氷を落として
撮影されてたんだとか…！
私、てっきりphotoshop(画像加工用ソフト)
での加工だと思いこんでて、
「フォトショ(略称)すごいなー、
こんな水の撥ねる様子まで表現できるのかー。
私も誰かに習いたい…」
と思ってました(笑)
まさかまさか、プロの写真家さんが、
セットを組み立て、氷を何度も落とし、
撮影されてるとは思いもせず…！
いやぁ、やってて良かった。
こんなこともあるものなんですね。
さてさて、あぶさんが
とても興味を持ってくださった
キッズアートグラスの技法。
キッズアートグラスでは
「グラスリッツェン」という
ヨーロッパ発祥の技法を採用しています。
グラスリッツェンは、
ガラス彫刻の工芸の中で一番細かい表現が
できるものとされています。
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グラスリッツェン 美しい手彫りガラスの世界
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グラスリッツェンについて書かれた本
グラスリッツェンは元々、
クリスタルガラスに
ダイヤモンドの粒子をつけたペン先で
細かい傷をつけて描く技法です。
グラスリッツェンで使用するポイントペン
ダイヤモンドの粒子がついたペン先
(ペン先にダイヤの粒子がついているのですが、
工業用のダイヤなので
別にキラッキラに輝いているわけではありません(笑))
「キッズアートグラス」はあくまで「グラスリッツェン」がベースで、そこから子供の絵を再現しやすいように我流でアレンジしています。
私の作業でも手彫りを行う場合もありますが、
基本はルーター(リューター)という工具で彫っています。
ルーター
先端をドリルに変えたり、研磨機としても使えます。
グラスを彫る場合は
グラスリッツェンと同じペン先を使用します。
色々調べていると
「グラスリッツェンは全てを手彫りで行う」
という大原則があるようで、
ルーターを使って彫るのは
ガラスアートとでも言うのでしょうか、
また別のものということになるらしいです。
確かに手彫りでは
点描や線描、線の描き方で
タッチを変えることで、
グラデーションや細かい陰影などの
繊細な表現をするのに対し、
ルーターで同じ表現はとても難しいです。
ルーターにはルーターの得意分野があり、
手彫りには手彫りの得意分野があり、
キッズアートグラスや私の性格には
ルーターの方が相性がよかったため、
ルーターを採用しています。
例えば、ルーターは機械で
一気に彫り上げるので、
手彫りでは膨大な時間がかかる
ベタ塗り部分を彫るのが得意です。
(シマウマの鼻先や、シマの部分)
お子さんの絵も、
一般的にお子さんの描く線は
とても早く勢いがあったり、
使う画材もサインペンやクレヨンなど
線の太いものが多いので、
ルーターの方が向いていることが多いのです。
私のキッズアートグラスはあくまで
グラスリッツェンがベースの
また違った技法、とでも捉えてください。
図案を写す工程などはグラスリッツェンと
基本的には同じ作業ですが、
彫り作業が手彫り・機械彫りという違いです。
次回は、サンドブラスト・エッチングなど、
グラスリッツェン以外の
グラス彫刻について書いてみます。
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