■Audio-Technica AT8415タイプ
ペンシル型マイク向けのショックマウントで、井桁に掛けた2本のゴムベルト2か所でマイクを挟んで支持するタイプです。Audio-Technicaの同等製品にAT8415があります。いたってシンプルな構造ですが、ペンシルマイクの外径寸法はΦ19~23mmであることが多く、これを長時間保持できるか、が通販サイトの写真からはなかなか判断できず実際に買ってみるしかありません。


今回購入したものも通販サイトに記載のマイクの対応寸法は25mm~38mmになっていました。複数の同等製品の中から製品レビューにRODE M5やNTG-5で使えた、と書いてあったものを選びました。実際に届いたものは19mmのマイクでも普通に支持できます。斜めや下向きにしても簡単に落ちることは無さそうです。ただし、ゴムが伸びてくると細いマイクの支持が難しくなる可能性があります。購入した商品は安価でしたが替えゴム(直径27mm)が付属。




井桁部分は無負荷状態で14mm角です。


わかりにくいけど少し外枠が小さい反対側から。


TOA K4(Φ21mm)を装着したところ。




SAMSON R21s(Φ22~34mm)を装着したところ。



RODE NTG-1(Φ22mm)とDeadCatを装着したところ。


上部にある謎のネジ穴は、オプションのポップガードを取り付けるためのもののようです。


似た製品でポップガードとセットで売っている例は見たことがありますが、ここに取り付ける用のポップガードだけを単品で売っている例を見たことがありません。配信用途等でどうしてもホルダーにポップガードを付けたい方はセットで売っている店で買いましょう。

【購入先】
ZJMZYM BanDou Store
https://ja.aliexpress.com/item/1005001425244816.html

寸法 前後長55mm、地上高105mm、直径60mm(内径45mm)と55mm(内径40mm)の2つのリング
重量 65g
価格 205円(送料別)
※記載の価格は購入時のもので現在の価格やショップページの画像とは異なります。
備考 スタンド側のネジ溝は金属製で変換ネジは付属せず。予備ゴム4本付属。

【使い勝手など】
前後に強く揺するとマイクが飛び出す可能性があるため、ガンマイクのようにブームの先に取り付けて振り回すような用途には向きません。400gを越えるような重いマイクにも適さないでしょう。スモールダイアフラムの軽いマイクをスタンドやステレオバーに設置しての定点録音用にはかなり重宝すると思います。板ゴムを使ったAT8415よりもホールド性が高く、これは買って良かったです。ECM-8000やRTA-Mのような測定用の細身のマイクにも良いのではないでしょうか。
(がんくま)

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