語録24 | パーサによるトマスの福音書

パーサによるトマスの福音書

Closing the Circle: Pursah's Gospel of Thomas and a Course in Miracles

「神の使者」、「不死というあなたの現実」で再生された、トマスの福音書について書かれた「Closing the Circle」の和訳です。

野口博和さんから以前頂いてた、和訳をアップしています。

 語録24

弟子たちが言った。「あなたのおられる場所を示してください、わたしたちはそれを探さなければならないからです」
彼は彼らに言った。「ここにいて、聞く耳を持つ者は誰でも聞きなさい!光の人のなかには光があり、それは全世界に向かって輝く。それが輝かないなら、それは闇である」

The disciples said, “Show us the place where you are, for we must seek it.” He said to them, “Anyone here with two ears had better listen! There is light within a person of light, and it shines on the whole world. If it does not shine, it is dark.”


この言葉は、非常に率直であり、赦しを選ぶことで、愛と光が私たちを通じて広がっていく、と表現する、コースの数多くの一節と結びついている。
奇跡の原理16(T-1.Ⅰ.16)で述べられている、関連した考え、「与えることは、受け取ることと同じように祝福される。“it is as blessed to give as to receive.”」は、私たちが経路となるために、自らを通じた流れを自覚することの必要性 (W-rV.in.9:2-3や、語録26のコメント参照)、を同様に説明している。
このイメージは容易に、「愛の存在を自覚するための障害」*を取り除くことが私たちの仕事である、というコースの考えにつながる。
* “blocks to the awareness of love’s presence” (Introduction)

 明らかに永続的なテーマの一つは、再び、外側に求めるのが、運の尽きた自我の企てであり、霊のやり方は内側に求めること、という考えである。
この言葉の 「光の人のなかには光があり」 という概念はまた、これらイエスの語録も、コースがその唯一の目的として述べる、「人々が、彼ら自身の内なる教師を見出すことのできる道を用意すること」*をその目的に持っていることを、私たちに思い出させてくれる。
もし、私たちが、第一に自分の内なる光にゆだねないならば、どんな外部の教師も私たちを助けることはできないだろう。

* “… to provide a way in which some people will be able to find their own Internal Teacher.”(Preface, “How It Came”)

(野口博和訳)