あたまの中で、また電球が割れる音がした。


覚醒。


私の赤に限りなく忠誠を誓ったブルーのサイレンが回り出した。

始まりは、センチメンタル・ジャーニーだった。
松本伊代ちゃんだ。

伊代ちゃんのガイドで、ここまで来た。


面白いことなどひとつも書かないことをここに宣言し、
そういったものをご期待の方々にはお早めのご退場を促し、
IT'S SHOW TIME と両手をこすり合わせるハエ。

死ぬまでに自分のうんこを食べることがあるだろうか。
それとも、自分のうんこの味も知らぬまま、死んでゆくのだろうか。
人は何て無知なんだ。

すべての人、足音、カラス、お金、全部同列。
同じバリューに思えた瞬間がやって来て、また去って行った。
小便臭さ、花びら、心臓、うつ伏せで頭を押さえつけられるぬいぐるみ。
やって来て、また去って行った。

依存してはいけないという気持ちで
常に精神的奥歯に力が入りっ放し。

私はあなたと試合する気はありません。
こちらを見ないで下さい。

ものすごくうるさい女の足音が、いちばん憎い。
その音の敵をとるため私は裸足で、さらに
1cm浮いて地球を転がしたい。

壊れたものを一つ一つ丁寧に、星のように直したい。

私はできるだけ細かくひび割れたい。

セックスの声を場外アナウンスで地球に響かせたい。
私は歌い上げる。

三角木馬ではだめだ。
メリーゴーラウンドなのだ欲しいのは。
高速回転で遠心分離。
中身をフッ飛ばす上へ。

あの人の角と翼を見たい。

新しく買った下着の柄の名前が
ケミカル・ラダーとは、素敵だなと思う。


神様がいるのなら、温かな手を私の瞼にかざして
眠らせて欲しいと思いながら自分の手を置き、
もう一方を股間にあてる。落ち着く。



伊代ちゃんおつかれさま、ありがとう。