嫌いな言葉は"泣き寝入り"

だけど…

ハンドマイクで流したところで
"呼び水撒いてるのはあの女"
と酒のアテにされるのが関の山

何度洗っても汚れは落ちない

所望の浄化法が叶えられない

誰一人として顔を忘れていない
フラッシュバックで頭がバースト


"月が呼んでいます"

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下膨れの月はまるで私のいやらしい尻のよう

案内人は上々


橋の上。

思い出した顔を全部池に捨てる。

"月に代わって末代までお仕置き"
とかする暇はない。


"生き物だ"
の判別はとてもいい加減で
動けば生き物だと思ってしまうことに気付く。

カメバーガー。
にゅうと顔を出す
月見カメバーガー。
頭をかじる。

「アンパンマンには生命があります。アンパンマンも動かなければただのあんぱんです。」

ポケットから取り出したバナナ。
とても甘い。
スウィートスポットは信じても大丈夫みたい。


風が神様の匂い。

橋を渡るとよみの国。
もと居た岸は京都。

帰れる穴がたくさん。
木の節、ペーパーホルダー

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"Times"って書いてあるポートを発見。
飛び越える。
帰れない。


ねむる。
おきる。
何度目を凝らしても枯れ葉の山。

うたってみる。
"前は~う~ううみ うしろ~はハートおやあああのお大温泉♪"
うそばっかし。

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使える情報、使えるハコ、使える友情、使える純粋、使える手帳、使える肉穴…

"毎度ご利用ありがとうございますっ"
藍染めの前掛けをした酒屋のように
おもいっきりコウベを垂れる。
静止。