前回の続き。

前回と前々回の記事はこちら⇒

「噛むことと噛まれること」
「続・噛むことと噛まれること」





「噛むこと」と「噛まれること」最終章。

結局、私がなぜ噛まれた子に対する謝罪や経緯をブログに

記載しないのか。

もう少し、お付き合いください。









おとーちゃんからの下記コメントを読んで、

噛んでるキューちゃんやその親の自分を「責める」ことは

何の解決にもなってないんだと気付いた。

キューちゃんの噛みつきを無くす=噛まれる子を無くす

ために出来ることは他にあったのだと気付いた。

※ 下記のコメントは、私の質問に対してのおとーちゃんさんの回答を一部私が抜粋して転載させていただいたものです。
一般的な『噛みつき』に対してのコメントではありませんので、ご了承ください。


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保育園にくる子供は、ごくごく小さいうち、
別に家庭で親に甘えていても不思議でない年齢からくるわけです。 
どの子も噛みつきがでたとしてもなんらおかしくないのです。 
それを前提として預かっているのですから、
園で起こった噛みつきというのは園のミステイクなのです。 
ですので、噛みつきがあったからといってそれでご自分を責めたり、
お子さんを責めたりする必要はありません。 
むしろそうすればするほど噛みつきは長引きます。 
どうぞおおらかに成長を見守ってあげてください。 

噛みつきに対してダメだしする必要も、
しないようにしつける必要も、理屈を教え込む必要もありません。 
できるときに受容と肯定を積み重ねてあげてください。
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噛みつきを長引かせないため、環境不安を取り除くためにも

「噛みつき」についてネガティブな感情を持ち続けないことにした。

それよりも、キューちゃんが良い環境で気持ち良く過ごし、

環境不安が取り除かれて、噛みつきが自然になくなる良い結果を

イメージすることにした。

「おおらかに成長を見守る」私にはハードルが高いけれど、

自分も「おおらかな母親」になりたいから。







キューちゃんも(1回だけだけど)噛みつかれたことがあり、

「○○くん カプっした」と未だに言う。

キューちゃんが今まで散々噛んでいた経緯もあるが、

それ以上に、おとーちゃんさんのブログで「噛むこと」について

理解が深まっていたので、むしろ噛まれたキューちゃんよりも

噛んだ○○くんに対して

「不安だったんだね。保育園大変だよね」という気持ちが湧き、

(キューちゃんがまた噛まれるかも)という不安や

(キューちゃんが噛まれて可哀想)という気持ちは

ほとんど湧かなかった。

むしろ、

「これで痛いことがわかった噛みつきが無くなれば・・・」

などと腹黒いことを考えてしまい、反省。

そういうことでは無いんだよね。






もちろん、キューちゃんに噛まれた親子にも

上記のように思って欲しい、などという話ではないので。念のため。








そして、謝罪を掲載しない他の理由としては、

キューちゃんや園の名前を明記していない限り、

ここでの掲載が謝罪になり得ないということ。

キューちゃんが噛んだことに関して、被害を受けているのは、

(噛むことが悪いかどうかに関係なく)噛まれた本人とその親であり、

その人たちに直接謝罪できなければ、私がいくら心やブログで

「悪かった」と思っていたところで意味がないと思っている。

仮に、キューちゃんに実際噛まれた子の親がこのブログを

読んでいたとしても、この場を借りて

申し訳ない気持ちを表明するのは筋が違うと思う。

このブログは、あくまでキューちゃんの成長記録であり、

それ以上でもそれ以下でもない。







このブログを通して、コメントをいただいたり、

個人的にメッセージやメールをいただいたりして、

コミュニケーションのきっかけになることは

とても嬉しいし、ブログを続けていて良かったと思うことの

ひとつだけれど

「噛むこと」と「噛まれること」のようなセンシティブな問題の

解決策としてはブログを捉えていない。

冷たいように聞こえるかもしれないけれど、

これが私のブログに対するスタンス。







こんなこと自分でも明確に考えていなかったので、

考える良い機会になった。

完全に長い独白になってしまった。

ここまで読んでいただいた方、ありがとうございました。

こんなブログですが、

宜しければこれからもお付き合いください。