DeNAが提供している遺伝子解析サービス、MYCODEで遺伝子検査をしてみました。
 調べたのは280種のゲノムの型(1塩基多型、Single Nucleotide Polymorph(SNP))と先祖がどこから来たのかがわかるミトコンドリアDNAのハプロタイプ。
 ゲノムの多型はアルツハイマー型認知症、がんなど病気のなりやすさのリスク、体型、性格までなるほどの遺伝子のプログラムがわかりました。

 人類は、アフリカで誕生した後、5-10万年前に世界に向けて旅を開始し、ヨーロッパ、中東、アジア、アメリカなどに定住するようになりました、
ミトコンドリアDNAは母性遺伝で保存されやすく起源を追跡しやすいため、このパターンを解析するとアフリカから日本までの旅の軌跡がわかります。

   

 私のハプロタイプはB。
 アフリカを出発した祖先は、中東にたどり着き、インド北部を経由して、インドネシア、海を渡って約5000年前に日本にやってきたようです。
 さらにミクロネシアの島々、北回りで北米大陸、さらに南米大陸までの人類最長の旅をした祖先たち。

 父方の祖先の解析はできませんが、Y染色体の解析から全世界で約5000から4000年前には遺伝子を残すことのできたオスは生存競争に勝ち残ったものだけであったこと(Genome Research, 459-466, 2015)、現代のモンゴロイド(アジア人)はチンギス・ハンを含む皇帝の11系統であることがわかっています(European Journal of Human Genetics,2015; DOI/10.1038/ejhg.2014.285)。

ということは、冒険家で現状に満足しない母方と権力闘争に勝ち残ったモンゴルの支配者の子孫ということになります。

なるほど