スペイン、カタルーニャ地方で産業革命後に起こった、フランスのアールヌーボに匹敵する、モダン建築様式、モデルニスモ様式。カタルーニャの歴史背景から独立心が溢れる建築群。
カタルーニャ音楽堂(Palau de la Musica Catalana)は、リュイス・ドメネク・イ・モンタネールによって設計されたコンサートホールです。
ウルフェオ・カタラン合唱協会のために20世紀初頭に建設され、モデルニスモ建築の代表の一つです。
赤レンガ造りの建物に、破砕タイルで彩られたカラフルな柱や彫刻類の白色が映えて、美しい色彩美を放っています。
ガイドツアーで内部を見ること、写真撮影ができます。
内部はステンドグラス、タイルにより美しく装飾されています。
ゴシックへのリスペクトを感じさせつつ、新しい独特の様式の美を見せています。
舞台の背景にはミューズのレリーフが美しく施され、緞帳はなく客席との一体感を演出しています。
カタルーニャの人々が信仰に娯楽にと音楽を、日常から離れて楽しめるよう配慮が行き届いています。
芸術性を実用性、非日常性全てを調和させた見事な音楽堂。
素晴らしい!