僕らの意識の違い…
ヒョンと同等でいる事なんて…
無理なんだ
部屋を出て行こうとした僕に
「俺の話がまだ終わってない。ソファに座れ。」
ヒョンの… 今ヒョンの言葉でソファに座るのは、本意じゃない…けど…
「俺がリーダーとして、チャンミン…お前に言ってた事は理解てんだな(笑)」
振り返ると、背中越しにほんの少し斜めから見えた冷ややかに笑うヒョンの口元…少し片方の口角が上がっていた。
「 毎回同じ事を言われてるんだから当たり前だろ。」
ソファに腰掛けながら思った。僕の顔はきっと今、ふて腐れた子供みたいな顔してんだろうな…。
そんな僕の隣りにユノヒョンが座る。
「この先の…俺たちの未来もお前は見つめられないんだよな。」
「・・・・・・。」
前屈みになりながら、両手を顎の下に敷き静かにゆっくりとユノヒョンの声が続いた。
「俺にはちゃんと見えてたんだけどなぁ、この先の俺たちの未来が。必ずお前は俺と一緒に肩を並べてると…そう信じてるから。」
「・・・・・・。」
「 今から言う事は…まぁ…一度しか言わないし。聞き流すのはお前の好きにすればいいから。」
黙ったままでいる僕の隣りで
低いけど温かい声が響くほんの数秒…
静かに時間が流れていた。